ヘッドマウントディスプレイ(HMD)と聞くとバーチャルボーイがまっ先に思い浮かびます、がじぇっとりっぷです。年がバレますね(笑)
バーチャルボーイは置いといて、HMDで印象に残っているのはSONYのグラストロンシリーズでしょうか。初期の頃(1996年)は18万画素(800×225、片目あたり400×225)だったのが、1998年には155万画素(片目あたり832×624画素)とDVDがそのまま見れるレベルになりました。当時欲しかったんですけれど、流石に高価過ぎて(税別298,000円)全く手が出ませんでした。量販店で試着はしましたけどね。
それから約20年。時代はいつの間にか4Kになっていました。それが今回紹介する「Pimax 8K」です。昨日に引き続きクラウドファンディングのkickstarterからの紹介となります。
考えてみれば、最近の実験的あるいは革新的なガジェットってクラウドファンディングで資金調達するのがトレンドなので、どうしてもこういう形にならざるを得ないんですよね。
スペック
8K Ever | 8K X | |
解像度 | 2×3960*2160 合計1660万画素 | |
視野角 | 200° | |
スクリーン | CPCLディスプレイ | |
遅延 | 15ms未満 | |
リフレッシュレート | 75Hz(擬似150Hz対応) | 75/90Hz(擬似150/180Hz対応) |
対応GPU | GTX 980/1070 または AMD R9 Nano 以上 | GTX 1080Ti 以上 |
インターフェース | DisplayPort1.4、USB3.0 | |
オーディオ | 2×3.5mmオーディオジャック(ステレオ) | |
対応コンテンツ | PiHome、Steam VR、Oculus Home |
※kickstarter上では「8K Ever」と「8K X」を区別したスペック表がなかったため、間違っている可能性もあります
Pimax 8K のポイント
解像度が片目ごとに4Kというのもすさまじいですが、視野角が200°あります。人の目が見える範囲が220°くらいなので、左右に関してはほぼ視野のいっぱいいっぱいまで広がって見えるんじゃないかと思われます。
さらにppi不足で画面に格子が見えてしまう「スクリーンドア効果」というものがあるそうなのですが、4Kになったことでこの問題を解決できているとのこと。
また、リフレッシュレートは片目ごとにずらせるので、左右交互に表示させることで擬似的に150/180Hzに見せかけることができ、Pimaxではその技術を「Brainwarp」と呼んでいます。
まとめ
「Pimax 8K」はこれまでと一線を画した解像度を持ったHMDです。その広い視野角を活かしたコンテンツに巡りあえば、素晴らしい臨場感を味わえると思います。
気になる価格ですが、「8K X」については全プランが完売しています。「8K Ever」は初期の安めのプランは売り切れており、現在は499ドルです。コントローラー2個とベースステーション2個がセットになったプランは799ドルとなっています。
100ドル追加でハンドモーションモジュールが
また、20万ドルの目標に対し220万ドル以上が集まっており、ボーナス特典として追加のフェースクッションが付き、ヘッドストラップがイヤホン付きに、クーリングファンがおまけについてきます。(私の読解力が正しければ、ですが)
また、廉価版として「Pimax 5K」があり、こちらは399ドルからとなっています。
クラウドファンディングでの公開とはいえ、Pimaxは前世代となる「Pimax 4K」をリリースし、3万台以上出荷した実績があります。今回も目標金額の10倍以上という資金が集まっているため、失敗となる可能性は低いと思われます。
なお、ファンディング期間は11月4日までとなっているため、気になった方はお早めの投資を。
しかし、HMDってどうしてこう、いつになっても近未来!ってイメージなんでしょうね?
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