都合よく毎日革新的なアイテムが見つかるなんてのは幻想です、がじぇっとりっぷです。
比較表を編集する傍らちょいちょいネタ探しをしているのですが、これは!と思うものがホイホイ見つかるなんてこともなく、記事になりそうなものを探すだけでも一苦労です。
今日は昨日に絡めて4Kつながりで、イスラエルの画像企業HumanEyesが発売している、3D 360°4Kカメラ「Vuze VR Camera」です。キーワードがモリモリな感じですが、そういうカメラなので。。。
「Vuze VR Camera」とは
「Vuze VR Camera」は、イスラエルの画像企業HumanEyesが開発した、8台のフルHDカメラを備えた、VRカメラです。正方形の各辺に2つづつ、4ペアのカメラを使うことで、4Kの3D 360°を撮影することができます。
この製品が他と違うのはまさにここで、一般的な全天球カメラは各面に一つづつしかカメラがなく、3Dカメラは正面に2つレンズが並んでいるだけです。これを掛け合わせることで、360°全方向に渡り、3Dでの表現が可能となっています。
このカメラの登場は意外と古く、2016年の1月にCES 2016で発表されています。2016年はVR元年とも呼ばれ、VRヘッドセットのみならず、VRカメラも様々に登場した年です。CES 2016でも様々なメーカーからVRカメラが発表されていましたが、高画質かつコンパクト、そして(比較的)安価ということで「Vuze VR Camera」は注目を集めていたようです。
日本にはつい最近の2017年8月に、クラウドファンディングのReadyForで取り上げられ、2017年10月よりAmazonでの取り扱いが開始されました。
操作は至ってシンプルで、天板のボタンを押すだけ。これで撮影開始と終了ができます。カラーは4色です。
手に持った状態はこんな感じ。結構コンパクトです。
スマホアプリを使ってカメラを遠隔コントロールすることもでき、カメラを離れた場所に置いて撮影を行い、撮影した映像のプレビューをリアルタイムで行うことが可能です。
また、360° 動画の編集を行うための専用ソフトウェアVuze VR Studioが5ライセンスまで無料で使用可能です。
スペック
本体重量 | 470g |
本体サイズ | 12x12x3 cm (縦×横×厚さ) |
ビデオフォーマット | H.264 |
動画解像度 | 最大4K (3840×2160)、30フレーム/秒 |
静止画解像度 | 4K (3840×2160)全天球画像 |
動画ビットレート | ~120 Mbps VBR(可変ビットレート) |
音声フォーマット | AAC |
カメラレンズ | FHDレンズ×8、画角(FOV) 180°×120° |
球面画角 | 360°×180° |
Wi-Fi (スマホアプリ連携用) | IEEE 802.11b/g/n 2.4GHz |
マイク | 48Hzマイク×4、16bit PCMオーディオ |
データ転送 | USB 2.0 |
編集ソフトVR Studio対応OS | Windows8.1以降、Mac OS(β版) |
スマートフォンアプリ対応OS | Android 4.2以降、iOS 8.0以降 |
まとめ
「Vuze VR Camera」はバッテリーを搭載しており、2時間の撮影が可能です。(バッテリー容量の記載は見つかりませんでした)
価格は、Amazonで125,000円です。オモチャとして買うには決して安いとは言えませんが、プロユースとしてもそれなりに通用するようなので、業務用としてみたら悪くないと思います。
VRはコンテンツの拡充が喫緊の課題となっており、VRコンテンツは一種のフロンティアとなっています。これからチャレンジしてみようという方はいかがでしょうか。
コメント