年末年始の特番の消化が未だに追いついていません、がじぇっとりっぷ(@gadgetrip)です。
CES2018に関する記事はちまちままとめていますが、普通に書いていては大手メディアと変わらないので、カテゴリごとのまとめ記事にしようかと思案中です。
そんな中、今回紹介する製品に関しては同じカテゴリに入るものがなさそう(無理やり分類するならスマートディスプレイでしょうか)なので、単独で記事にすることにしました。
スペック
CPU | 8-core Cortex A53 CPU |
メモリ | 2GB LPDDR3 |
OS | Android 6.0ベース |
ストレージ | 32GB eMMC microSD |
ディスプレイ | 8インチ |
解像度 | 1280*800 |
タッチスクリーン | 10ポイントマルチタッチ |
カメラ | 5M、F2.2、FOV103° |
稼働範囲 | 本体:左右360°(モーター) カメラ:上下100°(モーター) ディスプレイ:上下33°(手動) |
インターフェース | USB2.0 type-C x1 USB2.0 type-A x1 1GbE LAN x1 |
オーディオ | デジタルマイク x2 5W 4Ω ステレオスピーカー |
Wi-fi | 802.11 a/b/g/n Miracast可能 |
Bluetooth | 4.0 |
リモート コントロール | ○(AfoTalk) |
幅 | 213mm(ディスプレイ部) |
奥行き | 136mm |
高さ | 271mm |
回転半径 | 121.3mm |
重さ | 1.7kg |
電源 | 12V/2.5A(30W) |
AfoBotについて
“AfoBot”はQNAPと産業向けPCメーカーのIEIが合同で開発した固定式のコンパニオンロボットとなります。
標準搭載される機能はビデオ通話アプリ”AfoTalk”とQNAP NASへアクセスする”QVideo”、”Qmusic”などのアプリとなります。
音量調整や本体・カメラの回転、撮影は音声でコントロールできます。
ターゲットは家庭、企業、店舗の3つに分かれており、家庭向けではビデオ通話、音声認識でのコンテンツ再生、クラウドアルバムのシェア、スマートスピーカーのようなホームアシスタントを用途としています。
お年寄りや子供、ペットの様子を外部から確認したり、写真を共有したりすることができます。
ホームアシスタント機能により、アラームクロック、天気予報、自動写真キャプチャ、ビデオ・音楽・ラジオの再生などがサポートされています。
企業向けはビデオ会議システムを用途としています。最大4人同時通話ができるようです。
店舗向けでは店頭に設置して会員の顔認証や会計などを用途としています。
また、OSにAndroid 6.0を採用しているので、Androidアプリが利用できるものと思われます(Google playストアがプレインストールされているは不明)。
外観
まとめ
“AfoBot”について気になる点がふたつ。ひとつはずばり名前です。日本語読みだと”アホボット”。これはひどすぎます…
もうひとつは、固定した使い方を想定しているとはいえ、1.7kgと比較的軽く持ち運びもできそうなのにバッテリー非搭載というのはちょっともったいないなぁと思います。
これでバッテリーを搭載していれば、たとえば屋外店舗での会計とか、会議室間での持ち運びとか、使い勝手が向上するんじゃないかと。
そもそもの話ですが、AI搭載ロボットやアシスタントというのは製品ライフサイクルでいえばまだ黎明期です。そのため、Home Robotに分類されるPepperは全国のSoftbankショップに大量配備することで、スマートスピーカーのGoogle Homeは低価格と大量のTVCMをもって知名度アップを図っています。iPhoneのSiriも初期はTVCMでしたね。
そんな状況なので、ただ製品を発売して店頭に並べるだけでは苦戦することが容易に想像できます。QNAPがどのように”AfoBot”をアピールしていくのかは気になるところです。
関連リンク
AfoBot • 阿福寶※中国語サイト
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