“欲しい”と”実用性がある”は別物です、がじぇっとりっぷ(@gadgetrip)です。
がじぇっとりっぷは昔からプロジェクターには憧れがあって、いつかは一台欲しいなぁと思っています。残念ながら投影できる程の広い壁はありませんが。
がじぇっとりっぷがプロジェクターを気になりだした頃は640×480くらいの解像度が主流(液晶ディスプレイは1280×1024が全盛期の頃ですね)でした。
その後も液晶ディスプレイの解像度が上がるのに比例してプロジェクターの解像度もあ上がっていき、2011年には世界初の4KプロジェクターがSONYから登場しています(当時の希望小売価格は168万円でとても手が出ませんでしたが)。
なお、4K液晶ディスプレイについては、調べた限りでは2007年に東芝ライテックが発売した「P56QHD」が初のようなので、4年遅れですね。
そんなプロジェクターですが、価格は一昔前に比べて格段に安くなっています。それでも4Kプロジェクターとなると安くて20万30万の世界だと思っていただけに、クラウドファンディングのindiegogoで登場した「N-Tech」の破格の安さには驚きました。
スペック
投写方式 | DLP |
光源 | LED |
光源寿命 | 30000時間 |
輝度 | 1500ルーメン |
画素数 | 3840*2160(4K)/60FPS |
対応解像度 | VGA(640*480)〜UHD 4K(3840*2160) |
アスペクト比 | 16:9 |
投写距離 | 0.8〜9m |
画面サイズ | 32インチ:81cm 160インチ:4m 360インチ:9.14m |
コントラスト | 50000:1 |
色再現性 | 9億2000万色 |
HDR | HDR10対応 |
3D方式 | アクティブシャッター |
ズームレンズ | 1.4倍 |
台形歪み補正 | 縦±30° |
色ムラ補正 | 75% |
スローレシオ | 1.3〜2 |
入力端子 | HDMI 2.0 ×1 USB 2.0 ×1 |
Wi-fi | 802.11 b/g/n/ac dual band |
Bluetooth | 4.2 |
対応無線入力 | Bluetooth、Airplay、DLNA、Miracast |
スピーカー | 3W×4、90Hz-上限不明 |
外形寸法(幅、奥行き、高さ) | 171.5mm×171.5mm×114.3mm |
本体重量 | 2.5kg |
電源電圧 | AC100V-240V 50/60Hz DC13.5V 6.5A |
バッテリー容量 | 7〜8時間 |
騒音レベル | 25dB |
OS | Android 7.1 |
チップセット | Amlogic S912 |
メモリー | 3GB DDR3 |
ROM | 32GB |
ハードウェアデコード | H.265、H.264、MPEG-4、WMV/VC-1 MPEG-2、MPEG-1、RealVideo、etc |
付属品 | HDMIケーブル、コントローラー、電源アダプター 説明書、保証書 |
スローレシオ:投影距離と投影横幅の比。短焦点プロジェクターではこの値が0.5程度になる
特徴について
「N-tech」は4Kプロジェクターですが、ネイティブ4Kではなく、ピクセルシフト技術を用いて4K解像度を実現しています。
ピクセルシフトというのは1画素を斜めに0.5画素シフトさせることで、解像度を2倍にして4K相当の解像度を実現する技術で、大手メーカーのプロジェクターでも使われている技術です。
レンズは安価なプラスチックレンズではなく、光学性能に優れるガラスレンズを用いています。
輝度は1500ルーメンとなっています。よく学校の教室などで使われているのが大体3000ルーメンなのでそれよりは低いですが、市販されているモバイルプロジェクターの大半が150〜600ルーメン程度と考えると、(投影距離にもよりますが)十分な光量でしょう。
やや暗めの部屋で800インチ程度であれば問題なく、映画館のようにきっちり暗くすれば150インチくらいまでは耐えられるのではないかと思います。
Bluetooth/Wi-fiを使え、7〜8時間稼働可能なバッテリーまで搭載しているので、一切のケーブルを接続することなく使うこともできます。
なので例えば天井に投影するとかも簡単に行なえます。
バッテリー、スピーカーはコンポーネント方式となっています。取り外してプロジェクター単体での稼働も可能みたいです(下記ストレッチゴールの画像参照)。
スピーカーは4つ備えており、360度に音が広がります。
制御はコントローラーかスマホアプリで行います。アプリがiPhone/Android両対応家までは記載がありませんでした。
ストレッチゴールは50万ドルで、天井取り付けマウントが付属するようになります。
まとめ
コンパクトな割に本格的な4Kプロジェクターな「N-tech」ですがその値段は格安です。
クラウドファンディングなので早期予約もあり、以下のような価格が設定されています。
475ドル:VIP Special(56% off)
679ドル:Indiegogo Special(38% off)
949ドル:Two Pack(56% off)
1599ドル:Four Pack(63% off)
記事公開時点で募集期間は残り42日(2018年3月26日?)、25000ドルの目標に対し、9倍以上の23万ドルが集まっています。
なお、発送は2018年7月か8月、保証は2年になるそうです。
※2019年1月10日追記:最終的に91万ドルを集めましたが追記時点で発送は行われておらず、更新情報も9月で途絶えている状態となっており、コメント欄が詐欺通報及び返金要求の嵐となっています。
関連リンク
N-Tech: World’s First All-In-One Portable Smart 4K – indiegogo
コメント
現時点でコメントを確認すると、詐欺扱いの訴訟騒ぎのようになっているみたいだけど、、、ウォッチしてますか?
https://www.indiegogo.com/projects/n-tech-world-s-first-all-in-one-portable-smart-4k–3#/comments
コメントありがとうございます。
「N-Tech」のその後についてはウォッチしていませんでしたが、払い戻し要求の嵐になっていますね。
記事の最後に追記いたしました。
情報ありがとうございました。