2018年12月13日、ドスパラの名で知られる株式会社サードウェーブは、Wacomデジタイザを搭載するお絵かきタブレット “raytrektab” の10インチモデル「DG-D10IWP」を発表しました。
スペック
メーカー | DG-D10IWP | DG-D08IWP |
名称 | ドスパラ | |
発売日 | 2018/10 | 2017/04 |
定価 | 79,800円(税込) | 39,800円(税込) |
実売価格 | ||
価格条件 | ||
CPU | Celeron N4100 | Atom x5-Z8350 |
メモリ | 8GB | 4GB |
メモリ規格 | LPDDR4 | DDR3L |
メモリ増設 | × | |
2.5inch | × | 64GB eMMC |
M.2 | 128GB | × |
画面 | 10インチ | 8インチ |
解像度 | 1920*1200 | 1280*800 |
ベゼル幅 | 太 | 太 |
表面 | Wacomデジタイザ | |
タッチ対応 | ○ | |
グラフィック | UHD 600 | HD 400 |
光学ドライブ | – | |
USB2.0 | – | 1(micro) |
USB3.0 | – | |
USB3 type-c | 1(3.1) | – |
USB PD | ○ | – |
HDMI | – | micro |
LANポート | – | |
wi-fi | 802.11 ac | |
Bluetooth | 5.0 | 4.0 |
office | × | |
カードリーダー | microSDXC(〜128GB) | microSDXC(〜64GB) |
Webカメラ | 2M(フロント) 5M(リア) | 2M(フロント) 2M(リア) |
赤外線カメラ | × | |
NFC | × | |
指紋センサー | ○ | × |
Windows Hello | ○ | × |
オーディオジャック | ○ | |
マイク | × | |
スピーカー | ステレオ | モノラル |
スピーカー位置 | 上下側面 | 左側面 |
サウンド | ||
キーピッチ | – | |
キーストローク | – | |
キーボードバックライト | – | |
バッテリー | 4400mAh | |
稼働時間 | 4.0Hr | |
ACアダプタ | DC 5V/2A | |
充電時間 | ||
急速充電 | ||
幅 | 245mm | 214mm |
奥行き | 176mm | 128mm |
高さ | 9mm | 10.1mm |
重量 | 0.657kg | 0.400kg |
開口角度 | タブレット | |
カラー | ブラック? | ブラック ホワイト |
その他特徴 | 「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」付属 カバータイプキーボード別売 | 加速度センサー GPS HDMI変換ケーブル付属 |
特徴
「DG-D10IWP」は2017年4月に発売された8インチのお絵かきタブレット「raytrektab DG-D08IWP」の10インチ版なのですが、単なる上位版とは言えないくらい大幅なスペックアップを果たしています。
「DG-D08IWP」と同じく『Wacom feel IT technologies』と4096階調の筆圧感知ペンを採用しています。
CPUはAtom x5-Z8350からCeleron N4100に変更されています。
以下がスペックや性能を比較した表となります。
Atom x5-Z8350 | Celeron N4100 | |
世代 | CherryTrail | GeminiLake |
コア数/スレッド数 | 4コア/4スレッド | 4コア/4スレッド |
ベースクロック | 1.44GHz | 1.1GHz |
ターボクロック | 1.92GHz | 2.4GHz |
内蔵GPU | HD Graphics | UHD 600 |
TDP | 2W | 6W |
passmark(シングル) | 416 | 990 |
Passmark(マルチ) | 1265 | 2314 |
Geekbench(シングル) | 850 | 1730 |
Geekbench(マルチ) | 2194 | 4857 |
性能はほぼ2倍ですね。
メモリも2倍の8GBとなっています。
10インチタブレットでメモリが8GBというのは「Surface GO」と「Surface Pro2」くらいしかありません。
Wacomデジタイザなんかよりこっちのほうがインパクトが大きいと思うのですが…
ストレージは64GB eMMCから128GB SSDに変更されています。
「DG-D08IWP」のeMMCはシーケンシャルで140MB/s程度ですが、SSD化することでこちらも2倍以上の速度になるでしょう。
ディスプレイ解像度は1280×800から1920×1200になっています。
画素数で言うと102.4万画素と230.4万画素なのでこちらも2倍です。
Wi-fi/Bluetoothも強化されており、Bluetooth 5.0に対応しています。
Bluetooth 5.0に対応したチップだと、Wi-fiは最低でも867Mbpsに対応しているはずです。
「DG-D08IWP」の接続速度は調べても出てこなかったので、2倍になったかどうかは分かりませんでした。
インターフェースはmicroUSB+microHDMIからUSB3.1 Type-Cに変更となっています。オーディオ端子はそのままです。
microHDMIがなくなりましたが、変換ハブを利用する形になります。
しかし、なぜタブレットはUSBがひとつだけなんですかね?複数ポートの需要は結構あると思うのですが…
microSDスロットは「DG-D08IWP」から引き続きカバーが付いています。
最大容量(メーカー検証の範囲)は64GBから128GBに倍増しています。
見づらいですが、左側の上下にスピーカーがついています。
「DG-D08IWP」のモノラルスピーカーからステレオスピーカーになりました。
カメラはフロントは200万でそのままですが、リアは200万画素から500万画素になりました。ここだけ2.5倍です。
ペンもデザインが変わりました。上が8インチ版、下が10インチ版です。
ペン先が細くなり、ボールペンとシャープペンくらい違います。
なお、ペンは「Wacom feel IT technologies」のものであれば何でも使えます。
「DG-D08IWP」にはないものとして、指紋認証センサーがあります。
パッケージはイラスト付きのようです。
液晶保護フィルムも付属します。手書き風の書き心地になるとのこと。
ACアダプタは正方形タイプです。電圧などは不明です。
オプションのカバータイプキーボードは後日発売となります。
まとめ
「DG-D10IWP」はいろいろな意味で「DG-D08IWP」の2倍のスペックを持つタブレットです。
その価格は税込79,800円で、「DG-D08IWP」の税込39,800円のこれも2倍です。ここは2倍以下にして欲しかった…
とはいえ、10インチクラスでは数少ない8GBメモリを搭載するタブレットということで、これだけでも価値があると思います。
発売は2018年12月25日になります。残念ながらサンタさんに頼んでも持ってきてくれないですね。
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