Zen2アーキテクチャな第3世代Ryzen発表!リーク情報はどこまで合っていた?ところでRyzen APUは…?

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これまで憶測や怪しいリーク情報が散々に飛び交ってきたRyzen 3000シリーズですが、COMPUTEX TAIPEI 2019(期間:2019年5月28日〜6月1日)の基調講演で、正式発表されました。
発表モデルについてやZen2アーキテクチャの特徴については大手各社がこぞって詳細に解説しているので省くとして、がじぇっとりっぷではこれまでのリーク情報の答え合わせをしてみたいと思います。

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リーク時の情報

モデルナンバーコア/スレッド数動作周波数ブースト周波数TDP価格発表
Ryzen 9 3850X16/32TBATBA135W$499TBA
Ryzen 9 3800X16/32TBATBA125W$449CES
Ryzen 7 3700X12/244.2GHz5.0GHz105W$329CES
Ryzen 7 370012/243.8GHz4.6GHz95W$299CES
Ryzen 5 3600G8/163.2GHz4.0GHz95W$199Q3 2019
Ryzen 5 3600X8/164.0GHz4.8GHz95W$229CES
Ryzen 5 36008/163.6GHz4.4GHz65W$178CES
Ryzen 3 3300G6/123.0GHz3.8GHz65W$129Q3 2019
Ryzen 3 3300X6/123.5GHz4.3GHz65W$129CES
Ryzen 3 33006/123.2GHz4.0GHz50W$99CES

発表されたモデル

モデルナンバーコア/スレッド数動作周波数ブースト周波数TDPキャッシュサイズ価格発売
Ryzen 9 3900X12/243.8GHz4.6GHz
105W
70MB499ドル
7月7日
Ryzen 7 3800X8/163.9GHz4.5GHz36MB399ドル
Ryzen 7 3700X8/163.6GHz4.4GHz65W36MB329ドル
Ryzen 5 3600X6/123.8GHz4.4GHz95W
35MB
249ドル
Ryzen 5 36006/123.6GHz4.2GHz65W199ドル

合っているようで結構外しまくっていますね。
当たっていたのは最上位モデルの価格です(モデルナンバーは外しましたが)。
動作周波数は全体的にリーク情報より低く抑えられています。

“Zen2″ではCPUダイ(最大2個)+I/Oダイという構成で、CPUダイが1つあたり最大8コアということで、16コア製品がラインナップされていましたが、蓋を開けてみたら12コアでした。
リーク情報における「Ryzen 7 3700」相当ですね。

出だしは歩溜まりの都合上6コア+6コア(CPUダイの一部に不具合があっても6コア分が正常に動けば製品にできる)が初期ラインナップとなった可能性もありますが、今後16コア製品は出てくるのか気になるところです。

また、Ryzen 3についても情報がありませんでしたが、このラインナップからすると4コア/8スレッドになる予感がします。

GPU搭載のRyzen APUはCPUダイ+Naviダイ+I/Oダイなので、8コアまでとなります。
ただ、後述する「Picasso」もあるので、「Ryzen 5 3600G」「Ryzen 3 3300G」は本当に出るのかも微妙な気がします。

語られないRyzen APU

第3世代Ryzenと並行してちょこちょこ話題になっていたのが、「Picasso」というコードネームで呼ばれていた、VEGA搭載APUです。
現行の「Raven Ridge」の後継とされていますが、最新のNAVIでもないですし、基調講演ではまったく触れられることもありませんでした。
もうすぐ発売と言われていますが、本当に出るのでしょうか…

モデルナンバーコア/スレッド数動作周波数ブースト周波数TDPキャッシュサイズ発表
Ryzen 5 3400G4/83.7GHz4.2GHz35W8MBTBD
Ryzen 3 3200G4/83.6GHz4.0GHz35W6MBTBD

関連リンク


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コメント

  1. 匿名 より:

    不溜まりじゃなくて
    歩留(ぶどまり)ですよ?

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