32mm以下の超薄型。 ZOTACがCOMPUTEX 2019で公開するモデルを一部発表。「ZBOX Edge」は見た目がTV Box

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2019年5月24日、ZOTACはCOMPUTEX TAIPEI 2019(期間:2019年5月28日〜6月1日)で公開するモデルの一部を発表いたしました。

発表されたのは以下の6つです。

・ZBOX edge Mini PCs
・ZBOX Mini Creator PCs
・リュック型PCの「VR GO 3.0」
・既発表の「MEK MINI」のアップグレードモデル
・ロープロファイル版グラフィックボードの「ZOTAC GAMING GeForce GTX 1650 Low Profile」
・1スロット水冷仕様の「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Ti ArcticStorm」

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ZBOX edge Mini PCs

がじぇっとりっぷが一番気になるのがこれです。
見た目は中国系のTV BOXにありそうな雰囲気なのですが、れっきとしたフルスペックのPCです。

本公開前ということもあり、公開された情報はあまり多くありません。
様々なブログで紹介されている情報を統合すると、以下のようになります。

・Mシリーズに属する
・Intel Core CPU搭載(第9世代と書いてあるサイトもある)
・高さ32mm以下
・デュアルM.2スロット
・HDMI、DP、eDPのトリプルディスプレイ
・LANポートは1GbE
・Wi-fiは802.11ac

インターフェースです。
みっちり詰まっていますが、3つの映像端子をなんとか納めています。
というか、内部接続用のeDP(ノートPCなどで使われます)が外だしされている時点で「なんじゃこりゃ」なわけですが。

ちなみにDPコネクタのサイズ(内側の幅が16.1mm)を基準に測ると、幅144mm、高さ26mmとなります。

斜めの画像もありますが、よく見るとmiroSDスロットがあるのが分かります。

公式サイトでは天板の模様とインターフェースが異なる2モデルの画像が公開されていますが、左のモデルについては情報がありません。

ZBOX Mini Creator PCs

NVIDIA QuadroもしくはGeForce RTXを搭載する、クリエイター向けミニPCで、「ZBOX EN72070V」ではないかという話です。

2019年1月には姉妹機といえる「ZBOX MAGNUS EN52070V」が公開されており、「ZBOX EN72070V」はCPUをCore i7に置き換えたものと思われます。

既発表の「ZBOX MAGNUS EN52070V」はまだ公式の製品ページがないのですが、判明しているスペックを箇条書きにすると以下のようになっており、「ZBOX EN72070V」もこれに準じたスペックとなるものと思われます。

・Intel Core i5-8300H
・GeForce RTX 2070(8GB GDDR6)
・SO-DIMM DDR4-2666 x2(最大32GB)
・2.5インチSATAスロット
・M.2(NVMe/SATA)スロット(2242/2280)
・デュアルLAN(GbE/2.5GbE)
・Killer AC1550(802.11ac)、Bluetooth5.0
・SDXC 3-in-1カードリーダー
・DisplayPort 1.4
・HDMI 2.0b x2

スペック的にはかなり先進的で、「Killer E3000」による2.5GbEなどは先日取り上げた「ZBOX QX」シリーズに受け継がれていますね。

日本向けモデルもあるみたい。ZOTAC「ZBOX QX」シリーズはXeon+Quadroな最強ミニPC

インターフェースは整理されており、パット見でもわかりやすくなっています。
HDMIだけでなくDisplayPortも用意されている辺りがいいですね。

筐体自体は「MAGNUS EN1070K」など既存製品と同じものと思われ、その場合のサイズは210mm×203mm×62.2mmです。
このサイズは「ZBOX Edge」同様にDisplayPortの大きさから計算したサイズと一致します。

斜め画像です。
この画像から判断するに、天板から吸気し、CPUは背面に、GPU部はサイドに排気しているものと思われます。

その他

残る4つの「VR GO 3.0」、「MEK MINI」、「ZOTAC GAMING GeForce GTX 1650 Low Profile」、「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Ti ArcticStorm」についてはサラッとしか扱われていません。
COMPUTEX TAIPEI 2019でeSportsトーナメントの「ZOTAC CUP Fight For Charity League of Legends (LOL)」を開催するよ、ということで、ゲーミング関係として触れられている感じです。

「VR GO 3.0」は現行の「VR GO 2.0」のアップグレード版で、第9世代Intel CPUとGeForce RTXを搭載します。

「MEK MINI」は135×261×259mm(9.18L)の筐体の中にCore i7-8700とGeForce RTX 2070(8GB GDDR6)(MXMカードではなく、フルサイズのボードの方です)を搭載する、コンパクトゲーミングデスクトップです。

Just a moment...

COMPUTEX TAIPEI 2019では第9世代CPUにアップグレードしたモデルが登場するとのこと(とはいえすでに英語サイトの公式ラインナップにCore i5-9400F搭載モデルが追加されているのですが)。

最後にグラフィックボードはロープロファイル版の「GeForce GTX 1650」および水冷仕様の1スロット「GeForce RTX 2080 Ti」などが初登場するそうです。
特にロープロファイル版のグラフィックボードは、最近見かけるのは「GeForce GTX 1050 Ti」ばかりだったので、より上位のボードが出るのを待っていた人は結構多いんじゃないかと思います。

関連リンク


ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Ti ArcticStorm

EXPLORE BEYOND THE LIMIT WITH ZOTAC AT COMPUTEX 2019 – ZOTAC
VR GO 2.0 – ZOTAC
MEK MINI – ZOTAC

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