CPU更新。ドスパラのお絵かきタブレット「raytrektab DG-D10IWP2」はPentium搭載で三菱鉛筆風ペン付き

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2019年6月28日、ドスパラ(サードウェーブ)は10.1インチのお絵かき用タブレット「raytrektab DG-D10IWP2」を発売いたしました。

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スペック

※前世代の「DG-D10IWP」のスペックを併記しています。

メーカードスパラ
名称DG-D10IWP2DG-D10IWP
発売日2019/062018/12
定価82,800円(税込)79,800円(税込)
実売価格
価格条件
245mm
奥行き176mm
高さ9mm
重量657g
CPUPentium Silver N5000Celeron N4100
メモリ8GB
メモリ規格LPDDR4
グラフィックUHD 605UHD 600
ストレージ128GB SSD
画面10.1インチ
解像度1920×1200
ベゼル幅
表面Wacom feel IT technologies
筆圧階調4096
USB2.0
USB3.0
USB type-c1(3.0)
USB PD
wi-fi802.11 ac
Bluetooth5.0
office
カードリーダーmicroSD(〜128GB)
Webカメラ200万画素(フロント)
500万画素(リア)
赤外線カメラ
NFC
指紋センサー
Windows Hello
オーディオジャック
マイク
スピーカーステレオ(側面)
サウンド
バッテリー
稼働時間7.0Hr
ACアダプタ30W@19V
充電時間
急速充電
カラー
その他特徴
付属品CLIP STUDIO PAINT DEBUT
筆圧感知機能付きペン
三菱鉛筆9800 デジタイザペン
手書き風液晶保護フィルム
CLIP STUDIO PAINT DEBUT
筆圧感知機能付きペン
手書き風液晶保護フィルム

特徴

「DG-D10IWP2」は大雑把に言ってしまうと前世代の「DG-D10IWP」からCPUをアップグレードし、三菱鉛筆風デジタイザペンを付属したものになります。

CPUはGemini Lake世代の「Celeron N4100」(4コア、1.1-2.4GHz)から同じGemini Lake世代の「Pentium Silver N5000」(4コア、1.1-2.7GHz)へと変更されました。
ベンチマークのpassmarkでいうと、1011/2280(シングル/マルチ)から1127/2433へと向上しています。バースト周波数の向上分と同じくらいの割合ですね。
旧世代CPUと比較すると、Core i3-4005UとCore i3-5005Uの中間くらいになるようです。

GPUはUHD 600からUHD 605に変わり、パイプライン数が12から18へと1.5倍になっています。
性能を比較したかったのですが、電源駆動/バッテリー駆動の違いや機種ごとの冷却能力で大きくスコアが変わってくるようで、似たような条件での比較ができませんでした。
いくつも見比べてみた結果、全体的にやや向上していることは確かですが、GeForce GTXシリーズなどグラフィックボードなどと比べると、どんぐりの背比べレベルに収まるようです。

メモリは前世代から変わらず8GBです。
まぁタブレットで8GB積んでいるモデル自体が多くないので、これでも十分といえば十分です。欲を言えば16GBモデルも用意されていると良かったかも。

インターフェースはオーディオジャックとUSB3.0 Type-Cがひとつだけです。
電源兼用なので、給電しながらUSBデバイスを使うときはUSBハブが必要になります。
また、映像出力機能はないので、外部ディスプレイを接続するにはUSBディスプレイアダプタが必要になります。

ここは不評なことが多かったので、USBを2つにするとか、mini-DPポートがつくとか、何かしらの改善が欲しかった点ではあります。

外付けストレージはmicroSD(128GBまで)で、カバー付きです。

背面はリアカメラのみですっきりしています。
上のmicroSDの画像にも写っていますが、レンズは出っ張っていないため、テーブルに置いてもガタついたりはしません。
スピーカーが左側の上下に付いていて、縦持ち時にステレオになるよう配置されています。

横置き時の下部にあたる部分には指紋リーダー(楕円の部分)があります。
側面にはキーボードコネクタがあり、物理的に接続が可能となっています。
物理接続のいいところはUSBを塞がなくて済むとか、ペアリングが不要だとか、入力ラグがないとか、いくつもあります。

ただし、イラスト作成時はタブレットを回して使うことが多く、物理接続はかえって使いづらいとの声もありました。
まぁ、その場合はBluetooth接続のものを別途購入したりすればいいだけなのですが。

しかし、正位置が横置きなのに、スピーカーは縦持ち想定というのは謎です。

電源は「DG-D10IWP」と同じであれば、30W@19Vになります。
デジタイザペンはちょっと長めで、公称5g、実測8gです(この点はあちこちのレビューで突っ込まれていました)。

「DG-D10IWP2」には通常のデジタイザペンとは別に、「三菱鉛筆9800 デジタイザーペン」が付属します。
もともとの付属ペンはボールペンのようなノック式でペン先が収納できますが、こちらは鉛筆型だからか収納はできません。
ペン先が交換できるようにも見えないので、使い捨てになるのでしょうか?

デジタイザペンって丸いものが多くてどこまでも転がっていくところが不評なことが多いので、六角形デザインというだけでも高評価になりそうですね。

まとめ

「DG-D10IWP」はあちこちのレビューを見る限りでは、“お絵かきタブレット”を称するだけに「もともとのコンセプトであるイラスト作成には、ペンの書き味も含めてすごくいい。一方で絶対性能は高くないのでそれ以外の作業(動画編集など)は微妙。あとUSB一つは少ない」という評価が多いです。

「DG-D10IWP2」はこの内の絶対性能を底上げしています。
多レイヤー派だと回転や移動で引っかかる感じがあったということなので、そのあたりの使い勝手が改善されているといいですね。

最近は中華タブレットもトレンドがUMPCに移っていてあまりタブレットの新機種が出なくなっている中、ドスパラが継続してWindowsタブレットを出し続けていることは素晴らしいと思います。

「DG-D10IWP2」の価格は76,667円(税込82,800円)です。前世代の「DG-D10IWP」が73,889円(税込79,800円)であることを考えても、CPUのグレードアップと三菱鉛筆風ペンが付いて差額が3,000円というのはお得じゃないかなと思います。

関連リンク


raytrektab DG-D10IWP2

raytrektab DG-D10IWP2 – ドスパラ
raytrektab 10インチモデル – ドスパラ

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