安価だけど好性能。 Radxa「Rock Pi S」は38mm角で9.9ドルからの超小型SBC

2019年6月19日、SBCメーカーのRadxaは、”Rock Pi夏のアップデート”記事内で1.5インチ(38mm)角の超小型SBC「Rock Pi S」を発表、発売開始いたしました。

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スペック

model ROCK Pi S
メーカー radxa
発売日 2019/06
価格 9.99ドル(256MB,no Wi-fi)
11.99ドル(512MB,no Wi-fi)
13.99ドル(512MB,Wi-fi)
15.99ドル(512MB,Wi-fi/PoE)
価格(日本円)
CPU Rockchip RK3308(4コア)
(1.3GHz A35 x4)
GPU RGB888
メモリー 256 / 512MB DDDR3L
サポートOS
有線LAN 100MbE x 1
Wi-fi 802.11 b/g/n
Bluetooth 4.0
チップ RTL8723BS
ストレージ microSD
NAND(1〜8GB)
USB 2.0 x 1
2.0 x 1(Type-C)
GPIO 26pin x 1
映像 26pin x 1
(オーディオと共用)
カメラ
オーディオジャック 26pin x 1
(映像と共用)
その他インターフェース
消費電力
電源 DC5V(Type-C)
38.1mm
奥行き 38.1mm
高さ
その他

特徴

Radxaは以前に39ドルの「Raspberry Pi」互換インターフェースなRK3399搭載機「Rock Pi 4」を発売したメーカーです。

2018年11月7日、深センのSBC(シングルボードコンピューター)メーカーのRadxaが、Rockchip社のRK3399を搭載した「Ro...

安価なモデルは「Raspberry Pi Zero」スタイルかと思いきや、「NanoPi NEO」や「Orange Pi ZERO」系統のスタイルになりました。
まぁ、

SoCはRockchip社の「RK3308」です。
「RK3308」は2018年7月に発表された比較的新しいSoCで、4コアの「Cortex-A35」と256KBのL2キャッシュを搭載しています。

「Cortex-A35」は2015年11月に発表されたローエンド向けの64-bit CPUコアで、ウェアラブルデバイスにも対応するアーキテクチャです。
位置づけとしては「Cortex-A7」の後継となります。
性能的には「Cortex-A7」比で6〜40%アップ、消費電力は10%減となっています。

同じ64bitでミドルクラスの「Cortex-A53」比では80~100%、消費電力は32%低く、電力効率は25%高いとされています。

ブロックダイアログです。
USBは2.0が2ポートとなっており、USB3.0には対応していません。LANも100MbEまでです。

ローエンド製品ながら性能もそこまで悪いわけではなく、ウェアラブルデバイスにも搭載可能(オプションを全部削って100MHz駆動にすれば消費電力は6mWになる)なスケーラビリティも併せ持っており、うまく追い込めば1W切りの常時稼働デバイスを目指せそうです。

「Rock Pi S」のメモリは256MBか512MBです。
画像のメモリチップの型番(SK Hynix H5TC2G63GFR)から判断するに、メモりの規格はDDR3Lのようです。

上部から見た画像です。

インターフェースはLANポート(100MbE)がひとつ、USB2.0 Type-A/Type-C、26pin x2となっています。
26pinがふたつあり、片方はGPIO、もう片方が映像/オーディオとなっています。

Wi-fiは802.11 b/g/nで、802.11 acには非対応です。
アンテナ端子はType-C端子の隣にあります。

裏側にはmicroSDスロットがあります。

まとめ

「RK3308」搭載機はまだ数が少ないのか、ベンチマーク結果を掲載するサイトを見つけることができませんでした。
しかし、前述の通りの性能であれば、「Rock Pi S」は超小型で好性能(高性能に非ず)と呼ぶのがちょうどいいくらいのSBCになりそうです。

「Rock Pi S」は現在4モデルが発売されています。

9.99ドル :256MB,no Wi-fi
11.99ドル:512MB,no Wi-fi
13.99ドル:512MB,Wi-fi/BT
15.99ドル:512MB,Wi-fi/BT/PoE

安いモデルは10ドル(約1,070円)を切っていますが、使い勝手の良い物は13.99ドルのものでしょう。
この価格はSBCというよりESP32などのマイコンの価格に近く、「Rock Pi 4」同様、価格破壊と言えそうです。

記事執筆現在はallnetchinaでの販売のみとなっています。

おもちゃみたいな価格でおもちゃよりは遊べそうな「Rock Pi S」、おひとついかがですか?

関連リンク


Orange Pi Zero

リリースノート – Radxa
Rock Pi S – allnetchina