2019年8月2日、山口のPCメーカーFRONTIERは14インチノート「NSMシリーズ」をアップデート発売しました。
販売サイト:FRONTIER
スペック
メーカー | Frontier |
名称 | NSMシリーズ |
発売日 | 2019/08 |
定価 | 94,800円〜 |
実売価格 | |
価格条件 | |
CPU | Core i5 8265U Core i7 8565U |
メモリ | 8 / 16GB |
メモリ規格 | DDR4-2400 |
メモリ増設 | 最大16GB |
2.5inch | – |
M.2 | 256 / 512GB(NVMe) |
画面 | 14.0インチ |
解像度 | 1920×1080 |
ベゼル幅 | 細(5.7mm) |
表面 | |
タッチ対応 | × |
グラフィック | Intel UHD620 |
光学ドライブ | – |
USB2.0 | – |
USB3.0 | 2(Gen1) |
USB3 type-c | 2(Gen1) |
USB PD | × |
HDMI | ○ |
LANポート | – |
wi-fi | 802.11ac wave2 Intel AC9560 |
Bluetooth | 5.0 |
office | △ |
カードリーダー | SDXC |
Webカメラ | 92万画素 |
赤外線カメラ | × |
NFC | × |
指紋センサー | × |
Windows Hello | × |
オーディオジャック | ○ |
マイク | ステレオ |
スピーカー | 2W+2W |
スピーカー位置 | キーボード上部 |
サウンド | |
キーピッチ | 19.2mm |
キーストローク | 1.15mm |
キーボードバックライト | ○ |
バッテリー | 50WHr |
稼働時間 | 10Hr |
ACアダプタ | 65W / 19V |
充電時間 | 3.0Hr |
急速充電 | |
幅 | 322mm |
奥行き | 222mm |
高さ | 15.95mm |
重量 | 1.2kg |
開口角度 | 180° |
カラー | |
その他特徴 |
特徴
FRONTIERは以前にも同じ「NSM」の名でノートPCを販売しています。
正直デザインはまったく同じです。まぁそれ自体は他のメーカーも同じなのでいいのですが、肝心の中身はCPUが新しくなっています。価格もちょっと下がりました。
そしてタイトルにもあるように、「NSMシリーズ」はMSI「PS42」のOEM品となり、各社から同様のクローンノートが発売されています。
「PS42」クローンはグラフィックがCPU内蔵のUHD 620かGeForce MX250なのですが、MSIが発売するオリジナルには、GeForce GTX1050を搭載するモデルがある点が大きな違いです。
「NSMシリーズ」はCPU内蔵グラフィックなので、グラフィックボード用の排気口はなく、塞がれています。
CPUはCore i5-8265UかCore i7-8565Uです。CPUスペックの違いは以下のようになっています。
メモリは8GBまたは16GBです。オンボードではなくSO-DIMM(1スロット)なので換装が可能です。
ストレージは256GBまたは512GBです。ラインナップではNVMe、スペック表ではSATAとなっているのが不安ではありますが、注文画面でもNVMeとなっているので多分NVMeで大丈夫です。
ディスプレイは14インチ、ベゼルは細く(記載がありませんが5.7mm)、旧世代の13.3インチ並のフットプリントとなっています。
また、最近のトレンドと言えなくもないですが、ディスプレイは180度まで開きます。
フロント周りのインターフェースはこんな感じです。
画面が黒くてベゼルがわからないので、別画像にしました。
インターフェースは当たり前ですが他の「PS42」クローンと同じです。
全てUSB3.2 Gen1(≒USB3.0)となっているのが相変わらず残念な部分です。
※ USBは2018年10月に名称が変更され(大々的に説明発表があったのは2019年2月のMWC内)、USB3.0(最大5Gbps)をUSB3.2 Gen1、USB3.1(最大10Gbps)をUSB3.2 Gen2、今後登場するUSB3.2は最大10Gbpsと最大20Gbpsがあり、それぞれUSB3.2 Gen1x2とUSB3.2 Gen2x2と呼称することになりました。
HDMIはバージョンが書いていませんが、4K/30HzとなっているのでHDMI1.4でしょう。
キーボードも変わらず右一列ありデザインです。
全体的なデザインが格好いいだけに、右一列のないバージョンが出てくれたら嬉しいのですが…
まとめ
「NSMシリーズ」の価格は94,800円からと、「PS42」クローンの中では最安クラスとなっています。
BTOとなっていますがオプション選択が中心でスペック的なものは4種類となっています。
価格 | CPU | メモリ | ストレージ |
94,800円 | Core i5 8265U | 8GB | 256GB |
109,800円 | Core i7 8565U | 512GB | |
114,800円 | 16GB | 256GB | |
122,800円 | 512GB |
ただ、こうして紹介してはいますが、先日いろいろと新要素の多い第10世代Intel CPUが発表されたので、今買うことはおすすめしません。
第10世代Intel CPUはThunderbolt3コントローラーが内蔵されたり、Wi-fi6(802.11ax)に対応したりと、インターフェース周りが大幅に強化されており、「NSMシリーズ」のような割安なノートでもTB3やWi-fi6が搭載されることになります。
おそらく今年中か、遅くとも来年前半には第10世代Intel CPUを搭載した後継機が出ると思います。
メモリやストレージと違ってインターフェース周りは換装できないので、今すぐ必要ということでなければ、待ったほうがいいでしょう。
また、販売元のFRONTIERでは2019年8月9日まで「半期に一度の決算セール」を開催しています。
結構安いモデルがあったり、Core i7-9750H+GeForce RTX 2060なノートが税抜き13万円台など、お買い得なモデルもありました。
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