2020年3月24日、マウスコンピューターは第10世代Core i7-10510Uを搭載し、20時間以上動作する軽量15.6インチノート「mouse X5」を発売いたしました。
「mouse X5」シリーズは2019年12月に同じ筐体でRyzenを搭載した「mouse X5-B」を発売しています。
また、mouseでは現在、2020年4月1日11時まで決算セールが開催されています。
スペック
※Ryzenモデルな「mouse X5-B」についても併記しています。
CPU | Core i7-10510U1 |
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メモリ | 8GB DDR4-2666 |
ストレージ | 256GB M.2 SATA SSD |
wi-fi | 802.11ax+BT5.0 |
サイズ | 356×233×17.9mm |
重さ | 1.39kg |
価格: 109,800円(税別)
CPU | Ryzen 5 3500U |
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メモリ | 8GB DDR4-2400 |
ストレージ | 256GB M.2 SATA SSD |
wi-fi | 802.11ac+BT5.0 |
サイズ | 356×233×17.9mm |
重さ | 1.40kg |
価格: 89,800円 → 84,800円(税別)
特徴
「mouse X5」は15.6インチノートとしては軽量な1.39kgとなっています。
最軽量というわけではありませんが、15.6インチノートは2kg台も普通ですし、比較的軽量でも1.6kgとかなので、かなり軽い部類となります。
この軽さはボディに「マグネシウム合金」を用いることで実現しています。
マグネシウムは実用金属の中で最も軽く、マグネシウム合金は強度/比重で示される比強度が最大の金属です。
さらに、比熱が小さいために加熱されやすく冷めやすい性質=放熱性が高い、減衰能(振動を熱として吸収または消散させる能力)が高い、へこみにくい(加工硬化率が高い)、地金は1kgあたり350円程度と安価、それでいて切削抵抗が小さく機械加工しやすいと、なかなかに理想的な素材がマグネシウム合金です。
ハイエンド向けにはさらに軽量なマグネシウムリチウム合金や、カーボン素材がありますが、これらは高価なので…
で、15.6インチノートとしては軽量な部類に入る「X5」ですが、バッテリーは大容量のものを採用し(14インチの「mouse X4」比で約1.9倍)、20.5時間という長時間動作が可能となっています。
「X5」のバッテリー容量に関する情報はありませんが、Ryzenモデルな「X5-B」では91WHrなため、同じか、近い容量と思われます。
一般的に実使用では半分程度の動作時間となるわけですが、それでも10時間程度となるため、電源アダプタなしでも一日使うことができます。
15.6インチと大柄ではありますが、軽量・電源アダプタ不要ということで、モバイルを意識したつくりになっているみたいですね。
スペックについては、CPUは前述のとおりCore i7-10510U、メモリは8GB、ストレージは256GB M.2 SATA SSDとなっています。
がじぇっとりっぷの勝手ビジネススペック基準(Core i5/8GB RAM/256GB SSD)はクリアしていますね。
なお、最近ではCore i3でも性能が上がっているので問題ないのですが、世間的に人気なのは相変わらずCore i5/i7らしいです。
メモリは2スロットで最大32GBまで増設が可能です。
ストレージはSATA接続ですが、M.2 PCIeにも対応しているようです(カスタマイズ項目に用意されています)。
フロントから見るとベゼルはかなり細いです。
左右だけではなく上も細いですし、下もかなり細くなっています。
上部カメラはWindows Hello対応です。
インターフェースはビジネスチックで、USB×4(3.0×2、2.0×1、Type-C×1)に1GbE有線LAN、HDMIなどとなっています。
電源端子がありますが、60W以上のアダプタによるUSB PD給電にも対応しています。
ちょっと残念なのはカードリーダーがフルサイズSDではなく、microSDな点でしょうか。
キーボードはタイルタイプです。
左右にインターフェースの端子スペースを取られるため、キーボード幅は意外と狭く、キーピッチは約18mmとなっています。
15.6インチですがテンキーはなく、代わりに”右一列”となっています。
これもなくして、キーピッチ19mmの方が喜ばれると思うのですが、どうなんでしょうね?
キーボードバックライトも搭載しています。
ディスプレイの開口角度は約150度です。
最近は180度開くのが当たり前みたいな風潮ですが、実際に180度開く場面なんてほぼないですし(少なくともがじぇっとりっぷは180度開いて使ったことはないです)、実用上はこれで十分なんですよね。
排気口は背面に向いています。
排気口の位置は大別して背面か、ディスプレイに沿って排気が昇るかの2パターンに分けられますが、ファンの騒音も背面に流せるという点で、がじぇっとりっぷは背面側の方が好きですね。
付属の電源アダプタは電源端子を使用するタイプです。
ここまでIntelモデルについて説明しましたが、がじぇっとりっぷでは未紹介だったRyzenモデル「X5-B」にも軽く触れておきます。
Intelモデルは筐体色はシルバーなのですが、Ryzenモデルはレッド&ブラックでかっこいいんです。
スペック面ではCPU以外の差はWi-fiが802.11ac(Wi-fi 5)となっていることくらいでしょうか(IntelモデルはWi-fi 6対応)。
あ、もうひとつ、HDMIが4K/60Hz対応なのでおそらく2.0です(Intelモデルはおそらく1.4)。
重量はほぼ同じな、1.4kgです。
まとめ
実質的にモバイル向け15.6インチノートという、あまりないジャンルになりそうな「mouse X5」の価格は、Core i7を採用している割に良心的な、税別109,800円となっています。
Office Personal 2019付きだと税別128,800円です。
もっと安いのがRyzenモデルな「X5-B」で、税別89,800円のところ、決算セール対象の税別84,800円で販売されています。
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