2020年7月28日、NASメーカーのASUSTORはCeleron+デュアル2.5GbE+デュアルM.2なビジネス向けの2ベイ/4ベイNAS「LOCKERSTOR 2」「LOCKERSTOR 4」(モデル名「AS6602T」「AS6604T」)を発売いたしました。
スペック
| 型番 | AS6602T | AS6604T |
|---|---|---|
| メーカー | ASUSTER | |
| 価格 | 55,000円 | 71,500円 |
| 発売日 | 2020/07 | |
| 幅 | 108 | 170mm |
| 高さ | 163.5mm | 185.5mm |
| 奥行き | 230mm | 230mm |
| CPU | Intel Celeron J4125 2.0GHz Quad-Core |
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| 内部フラッシュメモリ | 8GB eMMC | |
| メモリ | 4GB SO-DIMM DDR4-2400 | |
| 最大メモリ | 8GB(2slot) | |
| ホットスワップ | ○ | |
| SSD対応 | ○ | |
| NIC (1GbE) |
– | |
| NIC (10GbE) |
2(2.5GbE) | |
| LA/PT | ○ | |
| USB2.0 | – | |
| USB3.0 | 3(Gen1) | |
| USB type-c | – | |
| eSATA | – | |
| PCIe | M.2 NVMe x 2 | |
| SDカード | – | |
| HDMI | 2.0a x1 | |
| 4K対応 | ○ | |
| DisplayPort | – | |
| S/PDIF | – | |
| オーディオジャック | – | |
| スピーカー | – | |
| 赤外線 レシーバー |
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| ハードウェア 暗号化 |
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| ハードウェア アクセラレーション |
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| IPカメラ (無償) |
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| IPカメラ (最大) |
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| 仮想化 (VMWare) |
○ | |
| 仮想化 (Windows) |
○ | |
| 仮想化 (Citrix) |
○ | |
| 仮想化 (OpenStack) |
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| 仮想マシン (VirtualBox) |
○ | |
| 仮想マシン (Docker) |
○ | |
| 対応RAID | 0/1 | 0/1/5/6/10 |
| ファイルシステム | EXT4,btrfs | |
| システム ファン |
70mm x 1 | 120mm x 1 |
| ノイズレベル | 17.7dB | 17.6dB |
| Wi-fi | ||
| 消費電力 | 15.9W | 27.6W |
| 重さ | 2kg | 2.96kg |
| DTCP+ | ||
| DTCP-IP | ||
| DLNA | ||
| iSCSIターゲット | 256 | |
| iSCSI LUN | 256 | |
| ユーザー数 | 4096 | |
| グループ数 | 512 | |
| 並列接続数 | 512 | |
| 共有フォルダ | 512 | |
| スナップショット | 256 | |
| read性能 | 588 | 591 |
| write性能 | 583 | 590 |
| read性能 (暗号化) |
||
| write性能 (暗号化) |
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| 備考 | ||
特徴
「AS6602T/AS6604T」は、メーカーページの製品リストから推測するに、「AS6302T/AS6404T」の後継に当たるようです。
同じ2.5GbEを搭載する「AS5202%/AS5304T」がライブストリーミングを中心とした”eスポーツ向け”(メーカーサイト内での分類は”SOHO /小規模オフィス”)であるのに対し、「AS6602T/AS6604T」は、1ランク上の”中規模の事業”向けに分類されます。

「AS6602T/AS6604T」のCPUはGemini Lake-Refresh世代のCeleron J4125です。
これはQNAP「TS-x53D」と同じCPUですね。
Celeron J4125はそこそこ強力なCPUで、エントリー向けノートでよく使われたCeleron N4100の上位互換、マルチスレッド性能はCore m3-8100Yを超え、Core i5-6200Uとほぼ同等です。。
メモリは標準で4GB DDR4-2400、2スロットで最大8GBです。
とはいえ、同じCeleron J4125を搭載する「TS-253D」のレビューでは32GB(16GB×2)を認識したので、「AS6602T/AS6604T」でも同じように認識する可能性は高いです。


「AS6602T/AS6604T」の特徴はCPUだけではありません。

前述のように、「AS6602T/AS6604T」はデュアル2.5GbEとデュアルM.2 SSDスロットを備えています。
2.5GbEはQNAPも推進しており、NAS界隈のトレンドとなっています。
「AS6602T/AS6604T」の場合、リンクアグリケーションに対応しており、最大5Gbpsの通信が可能で、メーカーのベンチマークでは600MB/s弱の速度を記録しています。
M.2 SSDは、追加のストレージ容量としてではなく、SSDキャッシュとして利用します。

…これ、内部にPCIe x4スロットがあるっぽいですね。
非公式ながら遊べそうな予感が…!
それはともかく、M.2 NVMe SSDを表裏に1枚づつ搭載できるようです。
メインストレージがSSDだといまいち効果がありませんが、HDD+M.2 SSDの組み合わせにすれば速度と容量の両立ができるようになります。

筐体については前世代を踏襲しています。

▲前面です。
2ベイの「AS6602T」は鍵なしから鍵付きになりました。
4ベイの「AS6604T」は全く変わっていません。「AS6604T」だけ、上位機種によくあるステータスLCDが付いています。
ステータスLCDはあったら便利(特にIP確認)なのですが、運用中はめったに見ることがないんですよね…

▲背面です。
HDMIが付いていて、QNAPの「HD Station」みたいなことができます。
ASUSTORはデータの堅牢性を重視しているようで、あの手この手でデータ保護ができるようになっています。

NASメーカーはどこも豊富なバックアップ手段を用意していますが、コールドバックアップを前面に謳っているのはASUSTORくらいです。

OSは独自のADM(ASUSTOR Data Master)というものですが、QNAP同様、Linuxがベースになっているっぽいです。
Synologyと同様、ライブデモが用意されているので、購入前に使用感を試すことができます。
アプリは結構多くて、記事執筆時点で273ありました。

「AS6602T/AS6604T」はIntel CPUなのでお約束のDockerだけでなく、仮想マシン(VirtualBox)を動かすこともできます。
CPU性能からして、メモリを増設すれば仮想マシンを二つくらい動かしても問題ないと思います。

パッケージは比較的シンプルです。
2.5GbEなので、LANケーブルはCat 5eです。Cat 6じゃないんですね…
まとめ
「AS6602T/AS6604T」の価格は、「AS6602T」が55,000円、「AS6604T」が71,500円です。
QNAP「TS-253D」(54,330円)、「TS-453D」(66,880円)とだいたい同じ価格帯ですね。
性能面では同等なので、PCIeスロットが欲しいか、SSDキャッシュを使いたいかで買い分けになりそうです。
(「TS-x53D」でもSSDキャッシュはできますが、追加コストになります)
関連リンク
LOCKERSTOR 2 (AS6602T):ASUSTOR
LOCKERSTOR 4 (AS6604T):ASUSTOR





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