【レビュー】PM2.5モニター:ないよりはマシ程度でも見える化すると気持ちは楽になる

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毎年3~5月は黄砂の季節で、PM2.5も、ついでに花粉も飛んできます。
がじぇっとりっぷは鼻炎持ちなので春はよくやられていて、黄砂情報とPM2.5情報と花粉情報のチェックは欠かせません。

黄砂情報:気象庁
PM2.5分布予測:tenki.jp
PM2.5予測・黄砂予測:SPRINTARS
環境省大気汚染物質広域監視システム:そらまめ君
PM2.5まとめ

ただ、あくまでも測定機器の置いてある地点でのデータなので、自宅周辺や室内となるとまた数値は変わってきます。

というわけで、PM2.5モニターを一台買ってみました。
これだけPM2.5が騒がれているのに、PM2.5測定器を買ってみたって記事は何気に見当たらないんですよね。

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Q2 Air Detector

モデル名Q2 Air Detector
PM2.5計測範囲0-9999 μg/m3
PM2.5計測解像度1 μg/m3
温度計測範囲0-50℃
検温精度±1℃
湿度計測範囲0-99%RH
検湿精度±2%RH
電源5V500mA microUSB
バッテリー1200mAh
サイズ(実測)70×91×40mm
重量(実測)150g

AliExpressで見る

GoodPoint
見える化の安心
バッテリー搭載
シンプルな操作

BadPoint
数値が合っているのか分からない
温度が信用できるのは起動直後のみ

がじぇっとりっぷはAliExpressで購入しましたが、似たようなものはAmazonでも多数販売されています。

空気汚染測定器 空気品質モニター PM2.5 PM1.0 PM10検出器 ホルムアルデヒド 測定 AQI空気質モニター 大気質モニター 高精度 多機能 ポータブル USB充電 (ホワイト)
KINDDOG

同じ外観でCO2モニターも売っていたりするので、購入時はしっかり確認する必要があります。

見た目を気にしなければこういうのもあります。
AliExpressだと3分の2くらいの価格です。

外観

▲ 本体は白箱に入っていました。

▲ 正面と背面

内部にファンが入っていて、空気が左のスリットから入って右に流れます。
上のスリットの下には温度・湿度センサーが入っています。

▲ サイドに電源ボタンとmicroUSBの充電端子

▲ マニュアルは中国語と英語で記載

でも何となく読めるのでそれほど気にはなりません。

▲ microUSBケーブルはよくおまけで付いてくるのと変わりありません。

使ってみて

電源ボタン長押しで起動すると、特に何の問題もなく測定を開始します。
内部では外気取り込み用のファンが回るのでわずかに回転音がしますが、耳を付けないとわからない程度です。

表示はPM2.5の数値を中心に、温度・湿度・バッテリーとシンプル。
左上の赤丸は計測中を示しているのでしょうが、ずっと点滅していてちょっと邪魔です。

計測中の10秒前後は数値が表示されません。

起動後に電源ボタンを押すと、過去のデータを見ることができます(電源長押しすると電源が切れます)。
計測結果は32時間分保存され、PM2.5の数値変化は直近24時間分はグラフでも表示されます。

個人的に地味に便利だったのが湿度計。今まで乾燥で目が痛くなってきたら湿度を上げていたのですが、ここの数字を見ながら事前に部屋の湿度を調整するようになったら、乾燥からくる目の痛みも収まり、寝起きの喉の乾燥もなくなりました。

湿度計、今までなくてもいいと思っててごめん…

困った点

そもそも合っているか不明

モニターは現在がじぇっとりっぷの自室に置いていますが、だいたい6~8の数値を示しています。

布団を敷いたときなどは一瞬数値が上昇するので計測はできているようですが、比較機材もないため、どこまで正確かは不明です。後述する温度計のせいで、微妙に信用しづらいんですよね…

一応相対的に多い少ないは分かるようなので、目安にはなります。

温度計の信頼性

温度計・湿度計は家にあったものと比較したところ、起動直後は信用できそうです。
今まで自室に温度・湿度計はなかったので、これだけでもちょっと便利だったり。

温度計も起動直後はだいたい同じだったのですが、しばらくすると温度が上昇。
…これ、多分ファンとバッテリーの熱を拾ってますね…室温が低いときは温度計はあまりあてにならなさそうです。

これが室温が20度くらいになるとファン・バッテリー熱の影響が相対的に低くなり、だいたい一致してきます。
なお、湿度に差が出ていますが、これは相対湿度表示なので正常です(水分量が変わらなければ、温度が上がると相対湿度は下がります)。

バッテリーが持たない

このモニターには1200mAhのバッテリーが搭載されています。
自室を計ってみたり、リビングを計ってみたりと一時的な持ち運びに電源がいらないというのは便利です。

しかし、見ての通りカラーディスプレイを搭載している上、常時表示&リアルタイム計測なので割と消費電力が高く、バッテリーが12時間しか持ちませんでした。

デメリットとまでは言いませんが、一般的なデジタル温度計のように数か月~年単位で持つものと思っていたのでこれはちょっと予想外でした。

まとめ

ずっと自宅用に欲しかったPM2.5モニターですが、思っていたのと違うというか、中国クオリティだなぁと。

それでも見える化すると気分的にはかなり楽です。室内のPM2.5濃度ってずっと気になっていたので、そのもやもやが(ある程度)解消されました。
気休め程度と言われればそれまでですが、それでも気休めにはなりますし、室内の数値が分かれば窓の開け閉めの目安にもなります。

実際の黄砂・PM2.5の季節にどうなるか、長期で見ていこうと思います。

ちなみに黄砂は4μm(PM4相当)、花粉は20~40μm(PM20~PM40相当)となるそうです。
がじぇっとりっぷが購入したのはPM2.5のみ対応でしたが、PM10にも対応した機器であれば測定できるかもしれません。

関連リンク

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