画面が大型化。 「ODROID-GO Super」はODROIDのゲームエミュレータ第3弾

シングルボード

2020年12月22日、ODROIDはゲームコンソール第3弾となる「ODROID-GO Super」を発表しました。

気付くのが遅れて本当申し訳ないのですが、すでに本家では初期ロットが売り切れとなっており、次回入荷は2月末ごろの予定となっています。

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スペック

モデル名ODROID-GO Super
CPURockChip RK3326 (4コア)
(Cortex-A35 1.3GHz×4)
GPUMali-G31 MP2
OSUbuntu 18.04 / 19.10 / 20.04
Aarch64
メモリー1GB DDR3L
ストレージ16MB SPI Flash
microSD (UHS-1)
画面5インチ (MIPI-DSI接続)
画面解像度854×480
オーディオ0.5W モノラルスピーカー
オーディオジャック
USBUSB2.0×1
GPIO10ピン
ボタンジョイスティック×2
十字キー×1
ボタン×10
L/Rボタン×4
Wi-fiなし
(オプションでUSBアダプタ)
電源1.5A@5V(Type-C)
バッテリーリチウムポリマー 3.7V/4000mAh
消費電力ゲーム中:350 ~ 600mA
電源オフ時: <1mA
駆動時間約10時間
充電時間ゲーム中:4.5~5.5Hr
電源オフ時:3.4~4.0Hr
サイズ204×86×25 mm
重量280g

特徴

「Odroid-Go Super」は初代「ODROID-Go」(2018年)、「ODROID-Go Advance(OGA)」(2019年)に続く、2020年モデルです。

サイズは大きくなって204×86×25 mmと、Switch Lite(208×91.1×13.9 mm)を分厚くしたくらいの大きさです。
ボタン配置からするとPS Vita(183.6×85.1×15.0mm)を意識しているようです。

SoCには「ODROID-Go Advance」と同じRockchip RK3326が使われています。CPUはARMv8世代でエントリークラスのCortex-A35(Cortex-A5/A7の後継)を4コア、GPUはエントリークラスのMali-G31です。

メモリもOGAから変わらず1GB DDR3Lで、基本的にOGAの大型版で、性能的にはPS1くらいまでのエミュレートがこなせます

フォーラムではもうちょっと高性能のSoCを、という声もありますが、バッテリー駆動時間との兼ね合いから据え置きとなったみたいです。

ゲームエミュレーターそのものに違法性はありませんが、ROMの入手方法によっては著作権を侵害する恐れがあります。
当ブログは違法行為を推奨するものではありません。ROMは著作権を侵害しない方法で入手してください。

画面は5インチ 854×480のFWVGA(フルワイドVGA)です。OGAの3.5インチ480×320からだいぶ大型化しました。
ゲームエミュレータということで5インチ前後でアスペクト比4:3のLCDを探したものの見つからず、アスペクト比16:9のLCDを使うことになったようです。

参考:主要ハード別解像度

FC:256×240
SFC:56×224,512×224,256×239,512×239(ノンインターレース)
GB:160×144
GBA:240×160
N64:256×224~640×480
SS:320×224(ノンインターレース)~704×480(インターレース)
PS1:256×224~640×480
PS2:720×480(インターレース)
PSP:480×272
FCマリオ(小):12×16

Wi-fi/BTは内蔵せず、USBアダプタでの対応となります。内蔵すると802.11ac(Wi-fi 5)以上に対応できないためのようです。

大型化した分バッテリーも3000mAhから4000mAhへと大容量化しました。

▲本体画像です。

▲OGAと比較すると、ボタンは分散配置され、右ジョイスティックが追加されています。

▲上部はL2/R2ボタンが大型し、音量ボタンが追加されています。

USB2.0と給電用のType-C、オーディオジャックが上に並んでいるので、ケーブルを挿したままだとちょっとプレイしづらそうな気はします。

▲GPIOは10ピン

▲スピーカーは背面に来ました。

下部にはmicroSDスロットがあります。ここもちょっと改良されて、スプリングイジェクトのpush-pushタイプに変更されました。

▲ケースはDim GrayまたはClear Whiteの2色です。

ただしClear Whiteは完売と宣言されているので、セカンドロット以降で用意されるかは不明です。

▲フォーラムに投稿された画像からの切り出しですが、クリアだと背面にバッテリーが見えます。

「Odroid-Go Super」はこれまでのDIYキットとは違って組み立て済みモデルとなるので原則として中は開けませんが、画像では隠し端子のUART部分に穴をあけていますね。

ついでに言うと、模倣を防ぐために回路図の公開はしないそうです。

まとめ

「Odroid-Go Super」の価格は80ドルです。性能面では変わらないOGAの55ドル、OGA-BE(Black Edhition)の59ドルからは値上げとなりますが、LCDの大型化を考えると妥当ですね。

日本までの送料がだいたい15~16ドルくらいのようなので、送料と合わせて約1万円となります。
1万円を超えるとおもちゃとしてはちょっと高いかなと思いますが、こういうのもありかなぁとは思います。

まぁ最近では○○ミニや○○クラシックの類が増えたので、レトロゲームを遊ぶだけなら公式製品で済む場面も多いんですけどね。

ちなみに、中華系の怪しげな携帯ゲーム機のように、スイッチを入れればすぐ遊べるというものではなく、OSのインストールからゲームROMの用意まで自力で行う必要があります。念のため。

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ODROID-GO Super Dim Gray:ODROID shop
ODROID-GO Super:ODROID Wiki
リリースノート:ODROID forum

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