2022年2月25日、DELLはIntel第12世代Core CPU(コードネーム:Alder Lake)を搭載したゲーミングノート「Dell G15 5520」を発売しました。
スペック
■ Dell G15 5520 | |
CPU | Core i7-12700H Core i5-12500H |
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GPU | GeForce RTX 3070 Ti GeForce RTX 3060 GeForce RTX 3050 Ti GeForce RTX 3050 |
メモリ | 16GB DDR5-4800 |
ストレージ | 512GB~1TB NVMe SSD |
画面 | 15.6インチ IPS FHD(120~165Hz) 15.6インチ IPS QHD(240Hz) |
インターフェース | USB Type-C(TB4/Gen2)×1 USB 3.0×3 HDMI 1GbE 有線LAN オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ax+BT5.2 |
サイズ | 357.3×272.11×26.9mm |
電源 | 180~240W |
重さ | 2.674kg |
特徴
「G15 5520」はDELLのエントリークラス「DELL G」シリーズに属するゲーミングノートです。
エントリークラスとはいってもLenovoの「IdeaPad ゲーミング」のように見た目はスタンダードノートというわけではなく、がっつりゲーミングノートな筐体をしています。
内部的にもAlienwareシリーズで培った熱設計をもとに冷却機構が組まれていますし、GPUもGeForce RTX 3070 Tiまで選択できるので、実際のところはミドルクラスまでをカバーする機種ですね。
スペックはざっくりRTX 3050/3050 Tiモデル、RTX 3060/3070 Tiモデル、スペシャルエディション(SE)の3つに分けられます。
CPUとGPU
「G15 5520」は「DELL G」シリーズ初のAlder Lake-H機で、14コア20スレッドのCore i7-12700Hまたは12コア16スレッドのCore i5-12500Hを搭載しています。
6コア12スレッドのPコアと8コア8スレッドなEコアからなるCore i7-12700HのCPU性能はRyzen 5000シリーズを上回る28000オーバーをたたき出しています。
4コア8スレッドのPコアと8コア8スレッドなEコアからなるCore i5-12500Hのスコアは見当たりませんが、近い構成でTDPが低めのCore i5-1250Pが21646なので、22000~23000程度ではないかと思われます。
なんかこう、Core i5なのにさらっとRyzen 9 5900HXに肉薄するわけで、Alder Lakeの強力さがよくわかります。
一方でグラフィックに関してはTiger Lakeと同じアーキテクチャが継続して使われており、大きな変化はありません。
dGPUは最低でもGeForce RTX 3050となり、GeForce GTXシリーズはラインナップから姿を消しました。
これで最エントリーモデルでもレイトレーシングが使えるようになったわけです。
メモリとストレージ
メモリは全モデル16GB(8GB×2)のDDR5-4800を搭載します。
ストレージは基本は512GBで、SEのみ1TBのM.2 SSDです。
サービスマニュアルで内部を見ると、メモリは2スロット、ストレージは左右に1スロットずつのデュアルストレージができるようです。
その他
無線LANは802.11ax(Wi-fi 6)対応のIntel AX201が標準で、SEではゲーミング向けのKiller 1650iとなります。
バッテリーはRTX 3050/3050 Tiモデルが56WHrで電源アダプタが180W、RTX 3060/3070 Tiモデルが86WHrで240Wアダプタと異なっています。
下位モデルでも大容量バッテリーにカスタマイズできたらいいのですが、固定のようです。
というか、即納モデルはカスタマイズ不可、非即納モデルもOSとカラー、キーボードが日本語か英語かしか変更できません。
外観
正面です。
ベゼルは細く、ディスプレイ上にはHDカメラ(非FHD)が搭載されています。
ディスプレイはモデルによって以下のように異なっています。
RTX 3050/3050 Tiモデル:FHD/120Hz/250nits
RTX 3060/3070 Tiモデル:FHD/165Hz/300nits
スペシャルエディション(SE):QHD/240Hz/400nits
2. SuperSpeed USB 3.2 Gen 1
3. USB Type-Cポート(RTX 3050/3050Ti)
3. Thunderbolt 4ポート(RTX 3060/3070 Ti)
5. HDMI 2.1
6. 電源入力
7. LANポート(RJ45)
8. ヘッドホン/マイク
インターフェースはUSBが計4ポート、SE含むRTX 3060/3070 TiモデルはThunderbolt 4搭載となります。
キーボードはいたって普通。
バックライトはホワイトですが、SEのみカスタマイズで4ゾーンRGBバックライト(英語配列)が選択できます。
ヒンジ部、というより排気口が大きくとられ、大型のフィンが入っています。
この構造を見るとゲーミング!って感じですね。
内部はデュアルファン構造。
カラーは標準がファントム グレー(斑模様)で、ダーク グレー、スペクトル グリーン(迷彩柄)、そしてSEはオブシディアンブラックの一色のみとなっています。
またSEは12ゾーンのRGB LEDシャーシ照明が組み込まれています。
キーボード手前下以外に天面のロゴなども光るようです。
まとめ
「Dell G15 5520」の価格はCore i5-12500H/RTX 3050構成で135,183円(税込み・送料込み・20%オフクーポン適用後)からとなっています。
Core i5とはいえ、Ryzen 9 5900HXに匹敵する(と思われる)性能を持っているので、この価格は結構安いんじゃないかと。メモリも高価なDDR5ですし。
その代わり、非即納モデルは納品まで1か月(記事執筆時点)となっています。
1週間以内に届く即納モデルは記事執筆時点では23%オフセールが開催されていて、最安は一つ上のCore i7-12700H/RTX 3050 Ti構成で147,055円からとなっています。
RTX 3060モデルは176,316円(23%オフ)から、QHDディスプレイなSEは198,384円からと、上位モデルはそれなりの価格ですが極端に高いわけでもなく、第11世代以前の中堅構成程度と考えればCPU性能向上分くらいはお得かなと。
今回ばかりは値下げされるであろう旧世代機を狙うより、こっちを狙った方が良さそうです。
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