オーバースペック? ANBERNIC「RG505」はUNISOC T618搭載ゲーミングコンソール

ガジェット

2022年11月16日、ポータブルゲーム機メーカーのANBERNICは、UNISOC T618を搭載した4.95インチゲーミングコンソール「RG505」を発売しました。

NEW ANBERNIC RG505 Unisoc Tiger T618ポータブルゲーム機:ANBERNIC

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スペック

■ RG505
CPUUNISOC T618
メモリ4GB LPDDR4x
ストレージ128GB eMMC
画面4.95インチ 有機EL 960×544
インターフェースUSB Type-C×1
microSDXC
オーディオジャック
wi-fi802.11ac+BT5.0
バッテリー5,000mAh
サイズ189×87×18mm
重さ286g

特徴

ANBERNICは2017年に誕生したポータブルゲーム機専門の企業で、最近ではAMD Athlon Silver 3020e/3050eを搭載した「WIN600」が話題となっていました(その後Ryzen 7 6800U搭載UMPCが立て続けに発表されて流されましたが)。

ゲーミングコンソールと言えば少し前まではRK3326とかエントリークラスのSoCを使ってレトロゲーム(ファミコン/スーファミからせいぜいPS1の一部タイトルくらいまで)を対象とした数千円のものが多かったのですが、ここ数年で高性能化(&高額化)していて、PS2タイトルも動くようになっています。

そのうえで「RG505」はエミュレーター向けOSではなくAndroid搭載、つまりエミュレーターゲームだけでなくAndroidゲームも動作します

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SoC

「RG505」のSoCはUNISOC T618

がじぇっとりっぷがよくタイムセール記事で紹介している、2万円前後のタブレットと同じSoCです。
AnTuTu(v9)スコアは総合25万点、GPU4.8万点。中量級くらいのゲームまでは対応できますし、原神などの重量級タイトルでも設定次第でプレイ可能です。

ぶっちゃけ、レトロゲームのプレイにはオーバースペックですね。
その代わり比較的最近(といっても2000年発売ですが)となるPS2までが動作範囲に含まれています。

メモリとストレージ

メモリは4GB LPDDR4X
タブレットだと8GB搭載製品もありますが、ゲーミング用途としては4GBあれば大体事足ります。なにせPS2でもメモリは32MB、GPU(VRAM)が4MBでしたし。

エミュレーターサポートに入っていないPS3はメモリ256MB、VRAM256MBですが、エミュレーターの要求がAndroid版RPCS3の場合で2.0GHz×8コア、メモリ6GB(推奨8GB)なので、「RG505」ではちょっと厳しいかもしれません。
まぁ、自力で入れたら動くのかもしれませんが。

※2022年11月18日追記:PS2とPS3の仕様を間違えていたので修正しました。

ストレージは128GB eMMC
現時点では最新のeMMC 5.1規格で、最大400MB/sのHS400モードに対応。
といっても実際に限界付近まで出るわけではなく、おそらくは150MB/s程度と思われます。

その他

無線LANは802.11ac(Wi-fi 5)に対応、Bluetoothは5.0です。

バッテリーは5,000mAh。8時間駆動で、満充電まで2.5時間とされています。

前述の通り、OSはAndroid 12です。
ゲームフロントエンドも備えています。

無線LAN経由での画面キャストにも対応しているので、ディスプレイなどに表示させて大画面でプレイする、ということも可能です。

外観

見た目はよくあるポータブルゲーム機です。
画面は4.95インチ有機ELで、解像度はハーフFHDとでも呼べる960×544です。ちょうどPSPを2倍表示できます。
もちろんタッチ対応なので、画面を触って操作もできます。

参考:主要ハード別解像度

FC:256×240
SFC:56×224,512×224,256×239,512×239(ノンインターレース)
GB:160×144
GBA:240×160
N64:256×224~640×480
SS:320×224(ノンインターレース)~704×480(インターレース)
PS1:256×224~640×480
PS2:720×480(インターレース)
PSP:480×272
FCマリオ(小):12×16

小型ながら上部にはL1/L2およびR1/R2ボタンを備えています。
Type-Cポートとオーディオジャックは上、microSDスロットと電源ボタン、ステレオスピーカーは下です。

センサーとして6軸ジャイロを内蔵。
傾けて操作する系のゲームにも対応しています。

合成感がありますが、サイズはこのくらい。
6.3~6.5インチのスマホの幅を1cmくらい広げた程度の大きさです。

カラーはイエロー・グレー・グリーンの3色。

パッケージにはスクリーンプロテクターが含まれます。

まとめ

「RG505」の価格は21,999円。送料は1,699円です。
予約期間のプレセールとして、11月29日まで1,500円オフとなっています。

正直中身としては2万円前後のT618タブレットと変わりありません。
画面サイズや解像度は半分ですが、その代わりに有機EL採用、ストレージが64GBでなく128GBなので、トータルで見ても2万円ちょっとという価格は適切かなと。

スマホと違って画面に指がかからないという点ではこういったゲーム専用機のメリットがありますし、ゲームはこっち、ゲーム以外はスマホと使い分けするのもありだと思います。

関連リンク

NEW ANBERNIC RG505 Unisoc Tiger T618ポータブルゲーム機:ANBERNIC

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