いつの間に… DELL「Inspiron 14 5430」にRaptor Lake-Uモデルが追加され、8万円台スタートに

PC

DELL「Inspiron 14 5430」について、がじぇっとりっぷでは発売時に記事にしています。

これは評価に困る。 DELL「Inspiron 14 5430」は第13世代Core i7でTB4搭載もメモリがオンボードに

この時はCore i7-1360P搭載モデルだけの発売で、メインストリームなのに10万円超えちゃったかぁと残念に思っていたのですが、いつの間にかCore i5モデルなどが追加されて、いつものコスパ機になっていました
というわけで当ブログとしては珍しく、2回目の記事です。

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スペック

■ Inspiron 14 5430
CPUCore i7-1360P
Core i7-1355U
Core i5-1335U
メモリ8~16GB LPDDR5-4800
ストレージ256GB~1TB NVMe SSD
画面14.0インチ IPS WUXGA
インターフェースUSB Type-C(TB4)×1
USB 3.0×2
HDMI
SDXC
オーディオジャック
wi-fiWi-fi 6E+BT5.2
バッテリー54WHr
サイズ314×226×17.67mm
重さ1.53kg

特徴

2回目の記事ですが、違いはCPUとメモリ、ストレージ容量、価格だけです。「Inspiron 14 5410」の時のように、Thunderbolt4はCore i7モデルだけということもなく、Core i5モデルでもTB4を搭載しています。

CPU

「Inspiron 14 5430」のCPUはIntel第13世代Raptor Lake-P世代のCore i7-1360Pに、Raptor Lake-P世代のCore i7-1355U、Core i7-1355Uが追加されました。

CPUPassMark(Multi)
Core i9-13900H(14C/20T)32844
Core i7-13700H(14C/20T)30966
Core i9-12900H(14C/20T)29049
Ryzen 7 7840HS(8C/16T)28429
Core i7-12700H(14C/20T)26834
Ryzen 9 6900HX(8C/16T)25004
Ryzen 7 7735HS(8C/16T)24497
Ryzen 7 6800H(8C/16T)23503
Core i9-11980HK(8C/16T)23463
Ryzen 9 5900HX(8C/16T)23014
M1 Pro(10C/10T)22060
Core i5-12500H(12C/16T)21617
Ryzen 7 5800H(8C/16T)21349
Ryzen 7 6800U(8C/16T)20903
Core i7-1360P(12C/16T)20813
Ryzen 7 7730U(8C/16T)19673
Core i5-1340P(12C/16T)19618
Ryzen 7 4800H(8C/16T)18947
Ryzen 7 5825U(8C/16T)18499
Core i5-12450H(8C/12T)18375
Ryzen 5 6600U(6C/12T)17804
Core i5-1240P(12C/16T)17407
Core i5-1335U(10C/12T)17228
Core i7-1260P(12C/16T)17066
Ryzen 5 7530U(6C/12T)16444
Core i7-1355U(10C/12T)15700
Ryzen 5 5625U(6C/12T)14969
Core i5-1235U(10C/12T)13516
Core i7-1255U(10C/12T)13443
Core i7-11370H(4C/8T)11937
Ryzen 3 7330U(4C/8T)11856
Core i3-1215U(6C/8T)11618
Core i7-1165G7(4C/8T)10487
Core i5-1135G7(4C/8T)10058
GPUFireStrike(Graphics)
RTX 3070 Mobile26845
RTX 4060 Mobile26304
Radeon RX 6600M23121
RTX 3060 Mobile20103
Radeon RX 6500M13865
GTX 1660Ti Max-Q13346
RTX 3050 Mobile12001
GTX 1060 Max-Q10765
VR Readyの壁
AMD 780M(7940HS)7900
GTX 1650 Max-Q7785
GTX 1050 Max-Q7285
AMD 680M(6800U)6890
GeForce MX5506199
Core i7-1360P5723
Core i7-12700H5641
GeForce MX450(30.5W)5369
Core i7-1355U5200
Core i7-1165G75102
Ryzen 5 6600H5075
Core i7-1260P4960
Ryzen 5 6600U4832
Core i5-12500H4580
GeForce MX450(25W)4435
Core i5-1335U4400
Core i7-1255U4383
Core i5-1240P4195
Ryzen 7 5800U3933
Core i5-1135G73800
Core i5-1235U3745
Ryzen 5 5625U3453
Core i3-1215U3378
Core i3-1115G42340

CPU性能は第12世代Alder Lake-Uから1~3割程度向上。4P8EなCore i7-1360Pはさらに高く、ハイパフォーマンスモデルの位置づけとなります。
第12世代に引き続き第13世代でもCore i7とCore i5のスコアが逆転しているのは不思議ですね。

グラフィック能力もベンチマークが出回り始めました。
Core i7-1360Pは同じIris Xeアーキテクチャですが、TDPが28Wと高く、その分ぶん回せるのでCore i7-1355Uより1割ほど高いスコアになっています。

Core i7-1355U・Core i5-1335Uについては第11世代・第12世代とは大きく変わらず、多少の改善がみられる程度の結果に落ち着きそうです。

メモリとストレージ

メモリは8GBまたは16GBのLPDDR5-4800
「Inspiron」シリーズはメモリ2スロットが大きな強みだったのですが、Lenovoなどと同じようにオンボードとなってしまいました。

16GBあれば大体の用途には足りるとはいえ、ユーザー側で増設できなくなったというのは残念なところです。
8GBでオンボードは…ちょっときついかなぁ…

ストレージは256GBから1TBのM.2 SSD
なんか普通に1TBを搭載してきていますね。

その他

無線LANはWi-fi 6E(802.11ax)対応。Bluetoothはv5.2です。

バッテリーは54WHrと、14インチクラスとしては標準程度。
1時間で最大80%の急速充電(ExpressCharge)に対応しています。

外観

正面です。
ハイエンドではなくメインストリームなので、狭ベゼル化はほどほど。

ディスプレイはアスペクト比16:10の14インチWUXGA(1920×1200)。これは前世代の「5420」から変更されたものです。
Webカメラも前世代から引き続き1080p・30fpsとなっています。

1. SDカード リーダー
2. USB 3.2 Gen 1 Type-A
3. ユニバーサル オーディオ ジャック
4. 電源ジャック
5. HDMI 1.4 *
6. USB 3.2 Gen 1 Type-A
7. Thunderbolt 4.0

インターフェースにはThunderbolt4/USB4を搭載
2世代前の「5410」ではCore i7モデルのみがThunderbolt4/USB4搭載で、前世代の「5420」では非搭載(おそらくTB4チップの枯渇が理由)だったので、2世代ぶりの復活です。

キーボードは「5420」と同じタイプで、左右にスピーカーが追加され(アップファイアリング スピーカー)、音響が強化されています。

ヒンジ部(左:5430、右:5420)はまた改良されて、突起が追加。特定の角度で安定するようになりました。

内部構造です。
スピーカーはバッテリー左右にあり、下向きスピーカーの下に上向きスピーカーが隠れていて、実はクアッドスピーカーだったという。

ファンケースの形状は「5420」と同じですね。

システムボードを見ると左上に何か大きなチップが。
仕様表を見ると、グローバルモデルではGeForce RTX 2050を搭載できるようです。国内モデルには来ないんですけどね。

参考 Inspiron 14 5430サポート情報:DELL

カラーはプラチナシルバーとダークリバーブルーの2色から選べます。

まとめ

「Inspiron 14 5430」の価格は以下の通り。

Core i5-1335U/8GB/256GB:89,980円
Core i5-1335U/16GB/512GB:99,980円
Core i7-1355U/16GB/512GB:114,980円
Core i7-1360P/16GB/1TB:134,980円

割とシンプルな構成です。即納モデルも同価格で、あとはOffice同梱版が用意されています。

Core i7-1360Pモデルしかなかったときはリーズナブルさが消えたなぁと思っていましたが、Core i7-1355U・Core i5-1335Uモデルが追加されたことでこれまで通りのコスパを維持、さらにハイパフォーマンスが用意された形になり、前世代を超える内容になっている辺りはさすがです。
最安モデルはメモリが8GBなので現在基準だと選びにくいですが、メモリ16GBでも10万円切りスタートなのはいいですね。

グラフィック性能はともかくCPU性能ではCore i5-1335UとCore i7-1355Uは逆転しているので、Core i5-1335U/16GB/512GBは結構おすすめできる構成と言えます。

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