手乗りインコならぬ手乗りPCってのもおつなものです、がじぇっとりっぷです。
超小型PCの販売で定評のあるECS(台湾)から、超小型デスクトップPC「LIVA Q」が発表されました。国内発表はまだですが、日本語サイトでも製品ページができているので、国内販売が行われる可能性は十分にあると思われます。
そしてこの「LIVA Q」ですが、以前サラッと紹介した「MousePro C100」にそっくりなんです…多分どちらかがOEM販売ですね。
スペック
スペック表では比較のためにMousePro C100のスペックも併記します。
所々差異があったり、おかしくないか?と思う部分もありますが、公式サイトのとおりです。
メーカー | ECS | Mouse |
型番 | LIVA Q | MousePro-C100PV |
価格 | 37,800円(+税) | |
発売日 | 2017/09 | |
幅 | 70mm | 70mm |
奥行き | 70mm | 70mm |
高さ | 31.4mm | 34.1mm |
容量 | 0.154L | 0.168L |
OS | Windows 10 Ubuntu 16.04 | Windows 10 Pro |
CPU | Celeron N3350 Pentium N4200 | Celeron N3350 |
CPU世代 | Apollo Lake | Apollo Lake |
Passmark値 | 1119 2024 | 1119 |
ベース周波数 | 1.1GHz 1.1GHz | 1.1GHz |
バースト周波数 | 2.4GHz 2.5GHz | 2.4GHz |
グラフィックチップ | Intel HD 500 Intel HD 505 | Intel HD 500 |
コア/スレッド数 | 2C/2T 4C/4T | 2C/2T |
TDP | 6W 6W | 6W |
チップセット | ||
メモリ | 2/4GB LPDDR4 | 4GB LPDDR4-2400 |
メモリスロット | なし(オンボード) | なし(オンボード) |
メモリ最大 | 4GB | 4GB |
ストレージ | 32/64GB eMMC | 64GB eMMC |
SATAポート数 | – | – |
M.2 | – | – |
mSATA | – | – |
USB2.0(内部) | – | – |
USB2.0(外部) | Front x 1 | Front x 1 |
USB3.0(内部) | – | – |
USB3.0(外部) | Front x 1 | Front x 1 |
USB type-C | – | – |
SDカード | Side(microSD(max128GB)) | Side(microSDXC) |
LAN | Rear 1Gb x 1 | Rear 1Gb x 1 |
Wi-fi | 802.11ac | 802.11ac (Intel 3165) |
Bluetooth | 4.1 | 4.0 |
D-Sub | – | – |
DVI | – | – |
HDMI | Rear x 1(2.0) | Rear x 1 |
4K対応(HDMI) | 4K/60Hz | 4K/30Hz |
DisplayPort | – | – |
4K対応(DP) | – | – |
シリアルポート | – | – |
S/PDIF | – | – |
ライン出力 | – | – |
サウンドチップ | – | – |
光学ドライブ | – | – |
PCI-Eスロット | – | – |
eSATA | – | – |
赤外線 | – | – |
Optaneメモリ対応 | – | – |
電源 | 3.42A/1V | 24W/12V |
VESA | 75mm,100mm | 75mm,100mm |
付属品 | VESAマウントキット | VESAマウントキット |
その他 | HDMI-CEC対応 | HDMI-CEC対応 1年保証、3年まで延長可、24×365電話サポート |
2つの違いを上から順に見ていくと、まず最初に目につく違いは高さなんですが…これ、本体は同じで”足”の長さの差じゃないかと思います。後述の外観比較を見てもらえばわかりますが、見た目は同じですし。
次の違いは「LIVA Q」にはCPUの選択肢があることです。Celeron N3350は以前にも書いたことがありますが、正直なところ軽作業が精一杯だと思います。それに対し、Pentium N4200はベンチマークの数字はほぼ倍です。
これがどのくらいの数字かというと、がじぇっとりっぷが愛用しているNEC HZ100のCPUがPentium 4405Yで、そのpassmark値が2058です。CPUの系譜が異なるので断言はできませんが、ほぼほぼストレスなく使えると思います。
メモリやストレージあたりは選択肢が増えたのが嬉しいですね。特にストレージで64GBが選べると、Window 10の大型アップデートが非常に楽になります。
Bluetoothの対応バージョンが異なっていましたが、調べてみたところIntel 3165という無線モジュールはBluetooth4.2まで対応しているようです。BIOSだかドライバー高で制限をかけている感じでしょうか。
そして一番おかしなのが「LIVA Q」の電源ですね。入力電圧が1Vっておかしいです。これ、5Vか12Vの間違いだと思います。
外見
ECSのサイトで公開されている画像は少ないです。背面のインターフェースが分かる画像はありませんでした。
TOP画像と同じものです。サイドにmicroSDスロットがあるのが見えます。
正面から見たものです。USB3.1 TypeA とUSB2.0が並んでいます。左上は電源ボタンです。
おまけで画像が荒いですがMousePro C100の正面画像も。全く同じですね。
まとめ
ECSから発表された「LIVA Q」ですが、MousePro C100と違いPentium N4200を選択できるところがやはり大きな魅力です。
国内未発表であり、価格もまだ出ていませんが、Pentium N4200搭載で4万円第前半くらいであれば、それなりに人気が出るのではないかと思います。
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