【CES2018】ASUSのSBCが新たにストレージを搭載して「Tinker Board S」として登場!国内販売も予約中

風邪の引き始めか体に力が入りにくいです、がじぇっとりっぷ(@gadgetrip)です。

すでにCES2018の閉幕から一週間以上経っていますが、がじぇっとりっぷでは未だに”CES2018特集”です。執筆ペースを上げないとまずいです。

本日紹介するのはSBC(シングルボードコンピューター)のひとつである、ASUS「Tinker Board」の改良版、「Tinker Board S」です。
この”S”はStorageのSじゃないかなぁと思います。というのも、一番の改良点がストレージ内蔵になったことだからです。

「Tinker Board」は現在の主流となっているRaspberry PiスタイルのSBCで、”Raspberry Pi 3 Model B”と比較するとCPU・GPUが高速でメモリが倍、LANポートが1GbEになって値段は6割増し、となります。

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スペック

model tinker board S tinker board Pi3 Model B
メーカー ASUS ASUS Raspberry
発売日 2018/01 2017/08 2016/03
価格 $80 $59.99 $35
価格(日本円) 9800円 8000円 4815円
CPU Rockchip RK3288(1.8GHz 4コア) Rockchip RK3288(1.8GHz 4コア) BCM2837(1.2GHz 4コア)
GPU Mali-T764(600MHz) Mali-T764(600MHz) VideoCore IV 400MHz
メモリー 2GB LPDDR3 2GB LPDDR3 1GB LPDDR2-900
サポートOS Tinker OS
Android 6
Debian 9
Tinker OS
Android 6
Debian 9
Linux(Debian、Fedora、Arch)
RISC OS
Windows 10 IoT Core
有線LAN 1GbE x 1 1GbE x 1 100MbE x 1
Wi-fi 802.11b/g/n 802.11b/g/n 802.11b/g/n(2.4GHz)
Bluetooth 4.0 4.0 4.1
チップ RTL ACL4040 RTL ACL4040 SMSC LAN9514
BCM43438
ストレージ 16GB eMMC
microSD
microSD microSD
USB 2.0 x 4 2.0 x 4 2.0 x 4
HDMI HDMI(4K/30Hz)
with CEC
HDMI(4K/30Hz) HDMI(1.4 1080p/60Hz)
オーディオジャック ○(24bit/192kHz)
S/PDIF
○(24bit/192kHz)
S/PDIF
GPIO 40pin x 1 40pin x 1 40pin x 1
その他インターフェース MIPI CSI
MIPI DSI
MIPI CSI
MIPI DSI
コンポジットビデオ/音声出力
消費電力 7W
電源 microUSB 5V/2A microUSB 5V/2A microUSB 5V/2.5A
85.6mm 85.6mm 85.6mm
奥行き 54mm 54mm 56.5mm
高さ 21mm 21mm 17mm

OSビルドインのメディアプレイヤーを使うことで、ARM® Quad-Core Mali GPUによる最大解像度4K、フレームレート30hzのH.264/H.265 ハードウエアデコーダ支援が得られます

改良点

ここはニュースリリースの説明が非常に分かりやすいので、そのまま引用させてもらいます。

1) 16GB EMMCが標準搭載

ストレージがMicro SDのみから、16GBのeMMCが標準搭載に変更され、eMMC起動が可能になった。
Micro SDスロットも維持されているため併用も可能。

2) シャットダウンスイッチ用ピンヘッダーの追加

シャットダウン用のピンヘッダーが追加され、スイッチなどを接続すればワンタッチでシャットダウンプロセスをスタートさせることができるようになります。

3)電圧低下のアラーム機能の追加

Tinker Board Sを稼働中に、入力電圧の低下が発生した場合のアラーム機能が追加されました。

4)HDMIポートのCEC対応化

HDMIポートがCEC対応となり、HDMIで接続されたテレビ等のリモコン入力をHDMI経由でTinker Board Sに入力し制御することが可能となりました。メディアプレーヤーなどをリモコンから操作が可能となります。

5)オーディオジャックのプラグイン検出機能のサポート

オーディオジャックにヘッドフォンやスピーカーが接続されると自動的に認識されますので、接続状態に合わせた利用が可能となりました。出力先の切り替えや設定などができるアプリケーションの可能性が広がります。

Tinker Board Sに対応した最新のTinker OS 2.0.4では、様々な周辺機器がTinker Boardで利用できるようにOSレベルで対応しており、タッチスクリーンLCD、カメラモジュールなどの周辺機器が多数利用できるようになっています。

画像

まとめ

いくつかの改良が行われた「Tinker Board S」ですが、もともとがメディア(4K映像、HD音源、カメラ画像など)を扱う用途を想定しているようで、その方面が強化されています。
メディア機能周りの強化に加え、16GBのストレージを搭載して1800円アップというのは妥当なところだと思います。

なお、現在は予約注文で、2月上旬頃の発送となります。
また、1月26日(金)18:30~20:00で、Tinker Board Sの先行販売の予約者限定で「ASUS Tinker Board S Pre-Release Meeting」を開催する予定とのこと。

おまけ

この記事を書いている最中に、Raspberry Pi用に開発された拡張ボード製品の「CANDY Pi Lite LTE」が「Tinker Board」に対応したというニュースがありました。
「Raspberry Pi」や「Tinker Board」に取り付けて使用できる3G/LTE通信ボードで、「Tinker OS 2.0.4」以上で使用できるようになります。


CANDY Pi Lite LTE

関連リンク

ASUS Tinker Board S
ニュースリリース


>ASUS Tinker Board ボード&ケースセット(amazon)
※”S”ではありません