ついに(海外で)販売開始!LenovoのRyzen Mobile搭載ノート「ideapad 720S」はAMD派の心を掴めるか

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CES発表機種はスペック情報が少なすぎてまとめるのを諦めました、がじぇっとりっぷ(@gadgetrip)です。

米国での話になりますが、ついにLenovoからRyzen Mobile搭載ノート「ideapad 720S(AMD)」が発売されました。
Ryzen Mobile発表時に予告された3機種のうち、すでに発売されているHP「ENVY x360 Ryzen」acer「Swift 3」と合わせて、予告機種が全て出揃ったことになります。

この3機種の中で唯一13.3インチなのが「ideapad 720S(AMD)」で、13.3インチノートを愛用しているがじぇっとりっぷも一番の注目機種でした。

追記:2018年2月23日、国内発売しました。製品ページはこちら

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スペック

比較としてIntel CPU版の「ideapad 720S(アメリカモデル)」を併記しています。

メーカーlenovolenovo
名称ideapad 720S(AMD)ideapad 720S(Intel)
発売日2018/01
定価1049.99ドル〜799.99ドル〜
CPURyzen 2500UCore i5 8250U
Core i7 8550U
メモリ8GB8GB
メモリ規格DDR4-2133DDR4-2400
メモリ増設××
2.5inch××
M.2512GB(PCIe)256〜1TB(PCIe)
画面13.3インチ13.3インチ
解像度1920*10801920*1080
3840*2160
ベゼル幅
表面
タッチ対応
グラフィックRadeon Vega 8UHD 620
USB2.0
USB3.02(3.0)2(3.0)
USB3 Type-C2(3.0)2(TB3 x1、3.0 x1)
USB PD
HDMI××
LANポート××
wi-fi802.11ac(1×1)802.11ac(2×2)
Bluetooth4.14.1
office
カードリーダー××
Webカメラ○(720p)○(100万画素)
赤外線カメラ××
NFC××
指紋センサー○(キーボード右下)○(キーボード右下)
Windows Hello
オーディオジャック
マイククアッド
スピーカー
スピーカー位置底面手前
サウンドDolby Atmos
JBL PremiumAudio Speaker
Dolby Atmos
JBL PremiumAudio Speaker
キーピッチ
キーストローク
キーボードバックライト
バッテリー48WHr48WHr
稼働時間8Hr10Hr
ACアダプタ45W45W
充電時間
急速充電
305.9mm305.9mm
奥行き213.8mm213.82mm
高さ13.6mm13.6mm
重量1.14kg1.1kg
開口角度180°180°
カラープラチナアイアングレー
その他特徴

Intel版と比べて

スペック表を見れば分かりますが、Intel版と比較すると大きく違うのが以下の3点です。

・ディスプレイ解像度について、Intel版のみ4Kモデルがある(アメリカのみ)
・USB Type-C端子が、AMD版は2つともUSB 3.0に対し、Intel版はThunderbolt 3+USB3.0
・Wi-fiがAMD版は1×1(最大433Mbps)に対し、Intel版は2×2(最大866Mbps)。(ただし、モデルごとのスペック表だと1×1となっている)

どれもIntel版の方がいいスペックとなっています。特にがじぇっとりっぷ的にはAMD版にThunderbolt 3がないのが残念でなりません。
ちなみに値段について、Intel版は799.99ドル(国内発売価格だと95,758円)となっていますが、これはSSD 256GBな上、値引き後価格です。値引き前は999.99ドルなので、AMD版とは50ドルの差となり、SSDの差額を考えるとAMD版のほうがやや安くなります。

画像

正面画像です。よく見るとエッジのところに2つ穴がありまして、それがマイクです。Intel版にはディスプレイ上部にも2つマイクがあるので、同じ筐体を使っている(と思われる)当機種にもマイクがあると思われます。また、見てのとおりベゼルが細く、Webカメラはディスプレイ下部となります。

キーボードです(英字ですが)。エンターキー付近がちょっと変則的です。すでに国内発売されているIntel版を見る限り、日本語キーボードは一般的配置になる(ただし”]”キーとエンターキーがくっついている)ようです。

あと、キーボード右下に指紋リーダーがあり、左下にはJBLのロゴが入っています。

右側面です。オーディオジャックとUSB3.0だけのシンプルなものになります。

ちょっと小さいですが左側面です。USB Type-C(電源兼用)、USB3.0、USB Type-C となります。HDMIなどはなく、USB Type-Cから変換する割りきった仕様ですね。

フルオープンすると180°まで開きます。

底面のスピーカー部のアップです。手前側にあるので人に向かって音が広がるものと思われます。

背面はシンプルにLenoboのロゴだけです。

まとめ

ようやく登場した13.3インチサイズのRyzen Mobile搭載ノートですが、スペックとしては中の上といったところで、欠点といえば上記でも書いたThunderbolt 3非対応とwi-fiが1×1という点くらいです。
特に外部ディスプレイで4Kモニタを接続する場合は、USB3.0だと帯域不足に陥る可能性があり(4K/30Hz、8bitでも5.97Gbps必要)、せっかくのグラフィック性能を生かし切れないかもしれないのが残念です。

CPUの性能比較はHP「ENVY x360 Ryzen」の記事で書いているので割愛しますが、シングルコア性能はCore i5-8250Uよりやや低く、マルチコア性能はCore i7-8550Uよりも高く、グラフィック性能はCore i5-8250U単体とCore i5-8250U+MX150のちょうど中間くらいとなっています。
稼働時間との兼ね合いも考えると個人的にはRyzen Mobile優勢と言いたくなりますが、ここは人によって評価が分かれるところでしょう。

価格については、HP「ENVY x360 Ryzen」が630ドルだったことを考えると少々高いようにも感じますが、ここからクーポンやらで割り引かれていくことを考えれば悪くはない価格だと思います。
特にLenovoは平気で40%引きとかしてくるので、日本にくるのが待ち遠しいですね。

関連リンク


ideapad 720S (13.3型, AMD搭載)

Lenovo Ideapad 720S (13”, AMD)※英語サイト
Lenovo Ideapad 720S (13”, Intel)※日本語サイト

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