【レビュー】SoundPEATSのbluetoothイヤホン「Q30」を購入し、しばらく使ってみました

ウェアラブル

音にはそこまでこだわっていません、がじぇっとりっぷ(@gadgetrip)です。

タイトルにもあるとおり、2017年12月11日(ようはサイバーマンデーセールの時です)にSoundPEATSのbluetoothイヤホン「Q30」を購入いたしました。

購入に際しては以下の基準を基に機種を選定しています。

1.bluetooth4.1以上の対応であること
2.apt-X対応であること
3.稼働時間が6時間以上であること
4.IPX5以上であること
5.不良品にあたっても諦めがつく値段であること

それぞれの項目について簡単に理由を説明します。

1.bluetooth4.1以上の対応であること

bluetoothは4.1から自動再接続機能が付いています。がじぇっとりっぷは節電のために普段はスマホ側のbluetoothをオフにしています。そのため、4.0以下だと毎回ペアリング作業を行う必要があり、この煩わしさのない4.1以上が必要でした。
現在販売されている殆どのイヤホンはbluetooth4.1対応のため、この項目では絞り込みは全く出来ていません。

2.apt-X対応であること

bluetoothで音楽を聞くときにはデータが圧縮されて転送されます。その圧縮規格の体表的なものとしてはSBC、AAC、aptXといったものが挙げられますが、そのなかでもaptXは高音質・低遅延となっています。
近年のスマホ・イヤホンでは対応している製品が多いため、ここも絞り込みにはあまり影響していません。

3.稼働時間が6時間以上であること

外出時の使用を想定して、6時間としています。まぁ、モバイルバッテリーを持ち歩けばいい話ではありますが…

4.IPX5以上であること

がじぇっとりっぷは普段はそこまで音楽を聞かない(というか、まとまって聞く時間を取れていない)ため、ゆっくり聞く場面というのはもっぱらお風呂が多いです。
今まではスマホを直接風呂場に持ち込んで聞いたりしていましたが、危険なことは自覚していたのでbluetoothイヤホンを探していた次第です。
で、お風呂での使用を想定すると最低でもIPX5以上でないと厳しい(IPX4は生活防水相当で、対応できるのは汗や少雨くらいまでです)と考え、このような基準となっています。
ところが安めのイヤホンというのは大半がIPX4となっており、ここでかなりの機種が脱落しました。

5.不良品にあたっても諦めがつく値段であること

これ大事。
具体的に言えば3000円以下で探していました。2000円前半や2000円を切るような製品はほぼIPX4でしたし、IPX5以上のものは評価が悪いか評価そのものがされていないものばかりでしたので、食指は伸びませんでした。
かといって、5000円以上出すと壊れた時に結構痛手となるので、最初のお試しとしては3000円までかなぁと、値段を設定して探していました。

以上のような基準をベースにして時折Amazonを眺めていましたが、2017年12月11日のAmazonサイバーマンデーセールの際にセールリストに件の「Q30」が並んでおり、上記生潤を総べて満たすということでポチった次第となります。
ちなみに購入金額は2,485円でした。定価3,580円でしたので、30%オフですね。

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スペック

メーカーSoundPEATS
型番Q30
Bluetooth規格4.1
対応プロファイルHSP、HFP、A2DP、AVRCP
対応コーデックaptX
ノイズキャンセリングCVS6.0
チップセットCSR8645
電池リチウムポリマー電池
3.7V/110mA(55mAHが2つ搭載
再生時間約7時間(音量60%にて8時間)
充電時間約1-2時間
待機時間約100時間
通信距離10m
防水防塵IP66
重さ15.0g
保証1年、30日返品可能

実際に使ってみた

なお、前提として、がじぇっとりっぷは接続先にスマホ(6インチ版ZenPhone2 Lazer、ZE601KL)を用いています。

開封の儀

箱です。最近のスマホの箱を小さくしたような感じです。

箱を開けたところです。スライド式でここも最近のスマホと同じですね。上に簡易説明書が載っています。

内容物です。本体に説明書、サイズ違いのイヤーピースなどなど。収納ポーチはバネ式の口になっていて、左右から押すと開きます。

イヤーピースとイヤーフック、ケーブル留めバックルとコードクリップです。コードクリップは3つもいるんでしょうか…?
イヤーピースはXS,S,M,L,XLの5サイズ、イヤーフックはS,M,Lの3サイズです。
後述しますがガジェットリップはSサイズのイヤーピースとMサイズのイヤーフックを使用しています。

イヤホン全体です。

コントローラーのアップです。左から+、△、−の3つのボタンがあります。USB部はゴムでしっかり封ができます。

USB端子のゴムを開けたところです。工作精度が甘いようにも見えますが、実用上は問題ありません。というか、値段なりかと。

充電中は赤いLEDが点灯します。LED部は穴もなく、素材を通して光っています。下の穴はマイクです。

充電が完了し、LEDが青になりました。なお、起動した時も青く光ります。

装着感

あまり比較対象がありませんが、装着感については普通です。今のところ耳が痛くなったということもありません。
当初、イヤーピースはMサイズを使用していました。これが外の音がほとんど聞こえなくなるくらい耳にピッタリフィットしていたのですが、フィットしすぎて歩いた時のかかとから骨に響く音や関節音まで聞こえてくる上、掃除をすると掃除機のモーター音が腕を伝って響いてきて音楽が聞こえないくらいだったので、現在はワンサイズ下げてSサイズを使っています。

イヤーフックも耳の溝にちょこっと引っかかるくらいなのですが、それだけでイヤホンの安定性がぐっと高まります。いやーピースをワンサイズ下げているにもかかわらず、今のところ勝手に抜け落ちたことはありません。

コントローラーは右耳の下にぶら下がっている状態で、装着してから電源を入れたり、ポーズや音量調整も楽に行なえます。
最近はやりの完全分離型イヤホンだとこの辺りってどうなんでしょうね?
あと、コントローラーがある方が右と、何気に左右を見分けるのに重宝しています。

イヤホンは左右にマグネットが入っていて、左右がくっつくようになっています。ネックレスのようにぶら下げておく他、そのへんに置いておくときもケーブルが絡まることがないので非常に便利です(そもそも有線に比べてケーブルが圧倒的に短いのですが)。

音質・遅延について

まず前提として、1万円クラスのイヤホンとか使ったことがないので、高音質というものがいまいちわかっていません。
その上で言いますと、想像していたよりもずっといいものでした。
低音部もはっきりと聞こえるし、音の解像度も高いように感じました。エイジングをすればまた印象は変わるのかもしれませんが、2500円弱で買ったイヤホンにそこまで求めるものちょっと違う気がします。

遅延についてはaptXの本領発揮というか、ほぼ感じません。
YouTubeに遅延確認用の動画「BBC HD audio sync test」で確認してみましたが、AUDIO RATEの1と2くらいでした。

あと、アルバム1枚位を連続して聞いていると、音飛びが2、3回発生します。これはコンポでも同じでしたのでイヤホンの問題ではないように思います。

防水について

「Q30」を選んだ大きな理由の1つである防水についてですが、実際にお風呂で使ってみました。
普通に装着した状態でシャワーを浴びても問題なし、耳から外した状態でドライバ部にシャワーを当ててみるもこれも問題なし。
ちょっとビビりながら、お湯を張った洗面器に投入!
10秒ほどで引き上げて、耳に近づけてみる(もしも浸水していたら感電の可能性もあったのでこの時点では装着はしていません)と音は鳴っている!
手にも感電する様子はなかったので問題なしと判断して軽く振って水を飛ばして装着。
何の問題もありませんでした。

稼働時間について

連続して使用していないのではっきりとは言えませんが、一日30分とか長くても1時間位の使用(使っていない日もあり)で一ヶ月以上持ちました。
音量もそんなに上げていないので、トータルでは公称通りの8時間は使えていたと思います。
なお、電池残量が少なくなると、2分おきくらいに「Battery low」とアナウンスが流れます。10回位流れると「Power OFF. Your headset is disconnected.」といって電源が切れます。
当然といえば当然なのですが、えらく流暢な発音で最初は聞き取れませんでした。
音量的には適音よりやや大きいくらいですが、カスタマーレビューに書かれているほど大きくは感じませんでした。

マイクについて

こういうイヤホンのレビューって、マイクまで見ているものって少ない気がします。
確認方法はZenPhone2にデフォルトで入っていた録音アプリを用いています。
結果としては結構クリアに拾えていて、耳に装着した状態だけでなく、3mくらい離れた場所に置いた状態でも普通にしゃべる程度の音量で問題なく音を拾えました(とはいえ、そんな状態で使うことはまず無いでしょうが)。
まぁ、録音して聞く自分の声って変な声ですよね…

まとめ

セール価格につられて買った「Q30」ですが、二ヶ月弱使用してみた結果としては大満足しています。

実のところ、機種選定時には左右分離型のイヤホンも考えてはいました。しかし、がじぇっとりっぷの想定する使い方だと、脱衣所に置くことが多くなり、ごちゃごちゃとした中に落としたり、置き忘れた時に探すのが大変な気がしてやめました。
実際、ケーブルがあるおかげである程度の大きさとなり、どこに置いてもすぐ見つかるので、ケーブル付きを選んで間違いなかったです。

思っていた以上に音質はいいし、お風呂でも使えるし、一年持てば十分に元は取れるんじゃないかと思います。

関連リンク


SoundPEATS Q30(amazon)

製品情報 − SoundPEATS

追記

今Amazonを見たらポータブルオーディオ部門でベストセラー1位になってますね。

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