最近は”合体”が流行りなんでしょうか、がじぇっとりっぷ(@gadgetrip)です。
あのセグウェイ(のロボット部門)からミニセグウェイにコミュニケーションロボットを足したような製品「Loomo」がクラウドファンディングサイトのIndiegogo
に登場しました。
スペック
サイズ | 高さ:65cm 幅:57cm 奥行き:31cm |
重さ | 19kg |
LCDスクリーン | 4.3インチ 800*480ピクセル |
HDカメラ | 1080p 30Hz 視野角:104° |
3Dカメラ | Intel RealSense ZR300 深度センサー&モーショントラッキング |
センサー | 超音波センサー 赤外線距離センサー タッチセンサー 慣性計測センサー、他 |
プロセッサー | Intel Atom Z8750 |
オペレーションシステム | Android5.1ベースの カスタムシステム |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 64GB |
速度 | 8km/h(ロボットモード) 18km/h(ヴィークルモード) |
走行距離 | 35km |
走行可能範囲 | 傾斜:15°(舗装路面) 障害物:1cm以下 段差:3cm以下 |
マイク | 5個のアレイマイク |
バッテリー | 329Wh |
防水 | IPX4 |
特徴
「Loomo」はセグウェイ社のロボット部門「Segway Robotics」が2016年に発表したものです。
見た目としてはハンドルのない、いわゆるミニセグウェイの真ん中にコンパニオンロボットが取り付けられた姿となります。
下記のyoutube画像がその特徴を網羅しています。
「Loomo」にはヴィークルモードとロボットモード、2つのモードが有ります。
ヴィークルモードは乗り物としてのセグウェイです。
従来のセグウェイと同じように、重心移動で自在に走行可能で、最高時速は18km、満充電で最大35kmの移動が可能です。
ロボット部分の画面は横を向いてまたの間にすっぽりと収まるので、邪魔になりません。
ロボットモードでは自律行動が可能です。
「Loomo」の映像システムには物体検知・追跡システム(DTS、object Detection and Tracking System)と人体識別システム(HUS、Human Understanding System)が内包されています。
そのため、超音波カメラ、赤外線カメラなど、距離測定が可能なカメラを駆使して障害物を自動で避けたり、ハンズフリーで人の後ろを追跡することができます。
マイクによる音声認識が可能で、ボイスコマンドによる操作や、ジェスチャーコマンドも可能とのこと。
各部詳細やカメラについては以下となります。
3軸ジンバルにより映像の揺れが抑えられる構造となっています。
また、Loomo用のAndroidベースのSDK(アプリケーション開発環境)がされています。
ユーザーの多いAndroid Studioでの開発が可能なので、敷居もそれほど高くありません。
まとめ
「Loomo」の価格は定価1799ドルで、超早期割引で1299ドル(約14万円)、indiegogo価格で1499ドル(約16万円)となっています。
超早期割引については限定200台ですが、記事執筆時点で残り50台都なっています。
10万ドルの目標に対しすでに31万ドルを集めています。募集期限は約1ヶ月後(Indiegogoははっきりとした期限を出してくれません)。
発送は2018年5月からとなっています。
すでにモノは完成しているので、資金調達というよりもキャンペーンの一環としてのクラウドファンディングですね。
なお、「Loomo」には後部トランクのついた「Loomo GO」というモデルもありますが、こちらは今回のキャンペーンには登場していません。
いろいろな表情を見せる「Loomo」ですが、今後のアプリ開発次第では更に表情豊かになりそうです。
差し当たっては”ひとつ目”から”ふたつ目”になってもらうことでしょうか。
関連リンク
チック(Chic) セルフ バランススクーター(amazon)
Loomo: Mini Transporter Meets Robot Sidekick – Indiegogo
Loomo公式サイト ※英語サイト
Segway Robotics developer site ※英語サイト
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