昨日の記事に引き続き、ルーター系のお話となります。本日紹介する「banana pi BPI-R2」は2017年3月に登場した、5ポートのGbE LANポートを備えたシングルボードコンピューター(SBC)です。
すでに紹介した気になっていたら紹介していませんでした。。。
スペック
| model | Banana Pi R2 |
| メーカー | Sinovoip |
| 発売日 | 2017/03 |
| 価格 | 89.50ドル |
| 価格(日本円) | 18,144円 |
| CPU |
MediaTek MT7623N(4コア) (1.3GHz A7 x4) |
| GPU | Mali 450 MP4 |
| メモリー | 2GB DDR3 |
| サポートOS | Android Ubuntu Debian Bananian OpenWRT |
| 有線LAN | 1GbE x5 |
| Wi-fi | 802.11 a/b/g/n |
| Bluetooth | 4.1 |
| チップ | MT7530 MT6625L |
| ストレージ |
SATA x1 (オプションでSATA x 2) 8GB eMMC 4.5 microSD(256GBまで) |
| USB | 2.0 x 1(micro) 3.0 x 2 |
| HDMI | HDMI(1.4) |
| オーディオジャック | × |
| GPIO | 40pin x 1 |
| その他インターフェース | miniPCIe x 1 MIPI DSI |
| 消費電力 | |
| 電源 |
DC 12V/2A (外径5.5mm 内径2.1mm) |
| 幅 | 148mm |
| 奥行き | 100.5mm |
| 高さ | – |
特徴
これまで紹介してきたルーターっぽいSBCの中で一番ルーターっぽいのが「BPI-R2」です。
1GbE LANポートが5つ(1+4)、USB3.0が2ポートと市販のルーターっぽい内容ですが、HDMI(1.4なのでWUXGAまでとなります)があったり、内部にminiPCIeとSATAがあったりと市販のルーター以上のインターフェースも備えています。

大きさは148mm×100.5mmなので、3.5インチHDDとほぼ同じ大きさとなります。郵便はがき(148mm×100mm)の方が分かりやすいでしょうか?
CPUはMediaTek MT7623Nで、アーキテクチャは2011年に発表されたARM Cortex-A7と処理能力はエントリーレベルもいいとこなのですが、そもそもMT7623N自体がネットワークに特化したプロセッサーなので、ルーターとしては十分な能力と言えます。
まぁ、採用事例が「BPI-R2」くらいしか見当たらないのですが。
SATAポートとHDMIを持っているので、メディアサーバーやNASを兼任することができます。ルーターボードにHDMIが付いている辺りがSBCらしいなぁと感じますね。
microSDスロットについては、256GBまでと説明しているページと64GBまでと説明しているページが混在しています。
MT7623Nは内部にPCIe 2.0を3レーン持っており、「BPI-R2」ではminiPCIe、SATA、USB3.0に割り振っています。USB3.0端子の裏にホールパターンが有り、後付けでPCIeインターフェースを増やすことができますが、USB3.0との排他利用となるので使う人はほとんどいないでしょう。

まとめ
Banana Piは中国・深センで2004年に創業したSinovoipが開発・販売する、SBCのブランド名です。数あるRaspberry Piクローンの中でも生き残った例の1つで、今ではRaspberry Piスタイル以外にもSATAポートを載せたり、NanoPiサイズのSBCを出したり、今回のようなルータータイプを出したりと、ラインナップを広げています。
ルーター+αの使い方ができる「BPI-R2」はインターフェースの組み合わせが結構面白いSBCです。
先ほどはメディアサーバーとNASを用途の例に上げましたが、IoTゲートウェイやログサーバーなど、ネットワーク機器の範疇であればかなり応用がきくんじゃないかと思います。
内蔵のWi-fiは802.11 a/b/g/n (技適がないと思うので、国内で使用できません)ですが、miniPCIeにWi-fiカードを挿すことで802.11 acに対応することもできるでしょう。
1年前の製品なので、進化の早いこの分野ではちょっと型遅れにもみえるスペックですが、aliexpress(sinovoipのグローバルショップの1つ)で89.50ドル(約9,760円)というのはエンジニアの遊び道具としてはちょうどいい価格帯です。
なお、国内で販売されている製品はSATAポートが1つ(かつ値段がほぼ2倍)なのに対し、aliexpressのものはオプションポートも付いてSATA x 2となっているようです。
ついでに言うと、aliexpressでは1000円程度で専用の金属ケースも売っています。
関連リンク
Banana Pi BPI-R2 – 公式製品サイト ※英語ページ
Banana Pi BPI-R2 – 公式説明サイト ※英語ページ
Banana Pi BPI- R2 – aliexpress


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