2018年2月16日にアドトロンテクノロジーよりLEDモバイルプロジェクター「QUMI Q38」が発売されたので、一つ前の世代となる「QUMI Q8J」と比較してみました。
スペック
型式 | Q38 | Q8J |
発売日 | 2018/02/16 | 2017/8/10 |
実売価格 | 76,800円 | 82,980円 |
明るさ | 600ルーメン (バッテリーモード時360ルーメン) | 800ルーメン |
ネイティブ解像度 | フルHD (1920 x 1080) | フルHD1080P(1920×1080) |
最大入力解像度 | WUXGA (1920 x 1200) UHD4K video playback support on Android OS | フルHD1080P(1920×1080) |
コントラスト比 | 10,000:1 | 30,000:1 (Full On/Full Off) |
光源寿命と光源タイプ | 30,000時間, LED | 30,000時間, LED |
ディスプレイタイプ | DLP® 0.33” TRP DMD by TI | DLP® 0.47” Pico Technology by TI |
スローレシオ | 1.2 | 1.5:1 |
画像サイズ | 19インチ~130インチ(電動フォーカス) | 40インチ~120インチ |
投射距離 | 50cm~350cm | 132.8cm~398.5cm |
アスペクト比 | 16:9(ネイティブ) | 16:9(ネイティブ) |
オフセット | 100% | 110% |
キーストーン | 垂直±40°(40 Steps) 垂直方向自動台形補正機能 | 垂直±30°/ 水平±10° |
走査周波数(垂直) | 15 – 102kHz | 43 – 85Hz |
走査周波数(水平) | 23 – 120Hz | 15, 30 – 90kHz |
ワイヤレス | IEEE 802.11 b/g/n (2.4GHz) Bluetooth® 4.0 | WI-FI機能内蔵 |
搭載OS | Android™ v.6.0 Google Play 非対応 | |
GPU/CPU Processor | ARM Quad Cortex-A53 CPU up to 2.0GHz | |
RAM | 1GB DDR3 | |
Storage | 内蔵メモリ8GB(ユーザ可能使用領域5GB)、 外部メモリmicroSD(64GBまで) USBメモリ(64GBまで) | |
スピーカー | 2W×2(ステレオ) | モノラル2W |
ビデオ信号対応解像度 | SDTV (480i) EDTV (480p) HDTV (720p, 1080i/p) NTSC/NTSC 4.43 PAL B/G/H/I/M/N 60 SECAM | SDTV (480i) EDTV (480p) HDTV (720p, 1080i/p) NTSC/NTSC 4.43 PAL B/G/H/I/M/N 60 SECAM |
対応ファイル | Microsoft® Office 97-2010 (Word, Excel®,PowerPoint®) Adobe® PDF (1.0, 1.1, 1.2,1.3, 1.4) | Microsoft® Office 2010 (Word, Excel, PowerPoint w/o animation) TXT |
動画 | AVI/WMV/MPG/MPEG/MOV/TS/VOB/DAT/ RM/RMVB/MLV/ISO/ASF/FLV | AVI/WMV/MPG/MPEG/MOV/TS/VOB/DAT/ MP4/MKV |
画像 | JPEG/BMP/GIF/PNG | JPEG/BMP |
音楽 | MP3/WAV/OGG/WMA/ AAC/AC3/DDP/TrueHD/DTS/DTS/HD/FLAC/APE | MP3/WAV/OGG/WMA/ X/MP1/MP2/ADPCM-WAV/PCM-WAV |
入出力端子 | HDMI v1.4b Audio-Out (3.5mm) USB TypeAx2 microSD | MHL/HDMI v1.4b Audio-Out (3.5mm) USB (Type A) |
投影方法 | テーブルトップ(フロント、リア) 天井吊り(フロント、リア) | テーブルトップ(フロント、リア) 天井吊り(フロント、リア) |
サイズ | 188 x 118 x 34 mm | 190 x 114 x 43 mm |
重さ | 746g(ACアダプターを除く) | 約621g(ACアダプターを除く) |
ノイズレベル(dB) | 標準モード 32dB | 標準モード 34dB エコモード 31dB |
電源 | AC 100-240V, 50/60Hz 標準モード66W スタンバイ時0.5W | AC 100-240V, 50/60Hz エコモード45W 標準モード55W スタンバイ時0.5W |
保証 | 一年間の必要交換部品と修理の無償保証 ※半年(内蔵バッテリー) 内蔵バッテリーの交換プログラムはございません。 | 一年間の必要交換部品と修理の無償保証 |
付属品 | リモコン、ACアダプター HDMIケーブル ドキュメントキット | キャリーケース、リモコン、ACアダプター HDMIケーブル ドキュメントキット |
それぞれの特徴と画像
QUMI Q8J(旧)
まずは旧機種となる「QUMI Q8J」からです。
「QUMI Q8J」はサイズこそ違うものの、見た目は普通のプロジェクターそのものです。
コンパクトなので裏面には三脚取り付けネジ穴があったりします。三脚が使えるので設置の自由度が上がりますし、天井や棚から吊ることも容易です。
背面のインターフェース部の画像は残念ながら見つかりませんでした。
製品パッケージには収納ポーチやリモコンが含まれます。
また、18000mAhの専用バッテリーがあり、ノーマルモードで1.5時間、エコモードで4時間の動作が可能です。
明るさは800ルーメンなので、多少明るい部屋でもあまり大画面にしなければなんとか見ることができます。
QUMI Q38(新)
新機種となる「QUMI Q38」ですが、公式サイトでは全く触れられていないのですが、レンズ保護用のシャッターが付いています。
「QUMI Q8J」では製品内容物にレンズカバーの記載がなく、裸のままで収納ポーチに入れていた(と思われる)ことを考えると、地味に進歩しています。
「QUMI Q8J」が”伝統的なプロジェクター”っぽかったのに対し、「QUMI Q38」は”最近のプロジェクター”っぽいともいえます。
「QUMI Q38」はインターフェース部の画像もあります。真ん中にあるのがリモコンの受信部です。
底面のキックスタンドは変わりませんが、ネジ穴の位置がちょっと横にずれています。
手に持った時のサイズ感はこのくらいです。
「QUMI Q8J」では外付けだったバッテリーが、「QUMI Q38」では内蔵となっています。
12,000mAhのリチウムイオンバッテリを内蔵しており、2時間の動作が可能です。
カラーは白黒に赤が追加されています。
残念ながら輝度が800ルーメンから600ルーメンに落ちているので、同じ明るさの下だとちょっと見にくくなっています。
どちらかというとテーブル上のプレゼンに持ちだすとか、そういう用途が強くなっているようです。
まとめ
がじぇっとりっぷにとってプロジェクターというのは、いつか所有したいものの1つであります(2回目)。
なのでちょいちょいチェックはしているのですが、なかなかこれといったものが見つかりません。
ぶっちゃけ、実用性や日常利用を考えると「それ、ディスプレイ買ったほうがいいよね」で終わっちゃうので。
なんとなくですが、日本だとプロジェクターは企業がプレゼンで使うものってイメージが強くて、個人所有するという概念が薄いのかもしれません。
そして数あるプロジェクターの中でこの2機種を取り上げたのは、がじぇっとりっぷ的に押さえておきたいポイントを基準に探したら、このくらいしかなかったからだったります。
・LED光源であること
・ある程度の明るさがあること
・ネイティブ解像度がフルHD以上であること
・それなりに安価(10万円以下)であること
LED光源のプロジェクターは結構あるのですが、150ルーメンとか200ルーメンとか、真っ暗にしないと見えないじゃんってレベルのものばかりで、500ルーメン以上になるとぐっと数が減ります。
明るさが足りていると今度はネイティブ解像度が1280×720だったり、856×480(DVD解像度)だったりと、フルHD対応を謳っていても実解像度はもっと低いものばかりでした。
明るさも解像度も抑えると、次は値段がネックになるという。
そんな中でバランスが取れてるかなぁというのが今回の2機種でした。
クラウドファンディングだとN-techとかもっといい感じのがあったのですが。
ちなみに10万を超えると一気に選択肢が広がりますが、それはまた別の機会に紹介しようかと思います。
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