Miix 320の後継?Lenovoの10.1インチ着脱式ノート「ideapad D330」はスペックがちょっと残念

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2018年7月18日、Lenovoから「ideapad Miix 320」の後継に当たると思われるキーボード分離型ノート「ideapad D330」が発売されました。

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スペック

比較のために「ideapad Miix 320」のスペックを併記します。

メーカーLenovo
名称ideapad D330ideapad Miix 320
発売日2018/072017/03
定価55,800円46,800円
実売価格52,600円37,980円
価格条件
CPUCeleron N4000Atom x5-Z8350
メモリ4GB2GB
メモリ規格LPDDR4DDR3L
メモリ増設×
2.5inch64GB eMMC
M.2
画面10.1インチ
解像度1280*800
ベゼル幅
表面不明
タッチ対応10点マルチ
グラフィックHD 600HD 400
光学ドライブ
USB2.02(キーボード)
USB3.0
USB3 type-c1(Gen2)1(3.0)
USB PD×
HDMImicro
LANポート
wi-fi802.11 ac
Bluetooth4.24.1
office×
カードリーダーmicroSD
Webカメラ2M(フロント)
5M(リア)
赤外線カメラ×
NFC×
指紋センサー×
Windows Hello×
オーディオジャック
マイク×
スピーカーステレオ
スピーカー位置画面下
サウンド
キーピッチ不明
キーストローク不明
キーボードバックライト不明
バッテリー39WHr
稼働時間14.3Hr11.3Hr
ACアダプタ
充電時間2.9Hr4.5Hr
急速充電
249mm249mm
奥行き178mm178mm
高さ9.5mm
18.5mm(キーボード込)
9mm
17.6mm(キーボード込)
重量0.600kg
1.135kg(キーボード込)
0.55kg
1.02kg(キーボード込)
開口角度
カラーミネラルグレープラチナシルバー
その他特徴Windows 10 Pro
加速度センサー

特徴

「ideapad D330」はCPUにGeminiLake世代のCeleron N4000、メモリは4GBと比較的抑えたスペックとなっています。

Celeron N4000がどのくらいの性能かというと、一世代前のApolloLakeよりシングル性能は高く、2コア2スレッドの関係からマルチ性能は抑えられている、という印象です。

コア数シングルマルチ
Celeron N4000211261486
Celeron N410049472520
Pentium N420048362022
Pentium Silver N5000411732511
Atom x5-Z835044161277
Atom x7-Z875045951927
Core i5-8250U419327658

上の表を見ればわかるように、一つ上にあたるCeleron N4100は、シングル性能こそ15%くらい低く抑えられていますが、マルチ性能では7割近く高くなっています。

2コアか4コアかの違いが主な要因ですが、Celeron N4100を採用したほうが良かったんじゃないかと。

シングル性能自体は上位のPentium Silver N5000と変わらないあたり、同じGeminiLake世代の中ではコア数とクロック数とグラフィックで差をつけているだけなのかもしれません。

メモリはオンボード4GB固定なので増設はできません。

ディスプレイは10.1インチ1280*800です。最近は8インチタブレットはもとより、スマホですらフルHD以上が当たり前になっているので、使う場面も使い方も違いますが「ideapad D330」もフルHDで良かったと思います。
細かすぎるのならあとからスケールを変えるなり解像度を変えるなりすればいい話で、最初から選択肢がないのはちょっと不親切かなと。

ここからは外観についてです。

正面から見た画像です。

キーボードはインターフェース類のスペースを取る必要がないので幅いっぱいに広がっています。
キーの雰囲気はideapadシリーズそのものですね。
矢印キー周りは、がじぇっとりっぷの使用している「ideapad 720S」よりもいいかもしれません(Ctrlキーと←キーが同じ大きさなので間違えやすい)。

背面はすっきりしています。
基盤がディスプレイ側にあるので、ディスプレイ側がやたらと厚く、アンバランスな印象を受けます。
実際、この手のキーボード分離型は頭が重すぎて、キーボードの重さによっては角度をつけ過ぎるとコケるという話もあちこちのレビューで見かけます。

「ideapad D330」の場合は本体600g、キーボード535gといったところなのでコケる心配はなさそうですが…キーボード側、何が詰まっているんでしょうね?
これだけの重量があるなら、増設バッテリーでも入れたらいいと思うのですが…

テントモードおよびタブレットモードです。
タブレットモードはキーボードを分離すればいいのでは?と思わなくもないですが、一応できるようです。

本体を逆向きに取り付けた画像です。
ディスプレイ下部の、フレームとの境目辺りにスピーカーが見えます。

最後にインターフェース類です。
本体には電源、USB Type-C、オーディオジャックと、スマホかと突っ込みたくなるくらいインターフェースが少ないです。
USB Type-Cは「デバイスの充電や最大10Gbpsのデータ転送が可能」とありますが、本体の充電とは書いていなかったため、USB PD充電は×としています。

まとめ

「ideapad D330」は「ideapad 300」シリーズの中で唯一の10.1インチノートとなります。

サイズ的には「ideapad Miix 320」とほぼ同じなので、「ideapad Miix 320」の後継に当たると思われますが、「ideapad Miix 320」は、lenovoの分類ではタブレットとなるのに対し、「ideapad D330」はノートパソコンに分類されています。

また、インターフェースはUSB Type-CがUSB 3.0からUSB 3.1 Gen2に強化された反面、microHDMIがなくなり、外部出力にはUSB Type-Cを使う必要があるという、嫌なトレードオフになっています。

気になる価格はNTT-Xにて税込み56,808円となっています。ちょっと高いです。
キーボード分離型はタブレット内に全部盛り込むことなど、普通のノートに比べて設計が難しいと思われますが、それでもスペックからするとちょっと高いですね。

関連リンク


Lenovo Ideapad D330


Ideapad D330 – Lenovo

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