2018年7月26日、日本エイサーがゲーミングブランド「Predator」を冠するゲーミングノートPC「Helios 300 PH315-51-A76H」を発表しました。
モデル番号が付随することからわかるように、固定スペックでの発表ですが、記事内では「Predator Helios 300」全体を紹介していきます。
スペック
メーカー | Acer |
名称 | Predator Helios 300 |
発売日 | 2018/07 |
定価 | 1099.99ドル〜 |
実売価格 | 217,296円 |
価格条件 | |
CPU | Core i7-8750H Core i5-8300H |
メモリ | 8 / 16GB |
メモリ規格 | DDR4-2666 |
メモリ増設 | 最大32GB |
2.5inch | 1TB HDD |
M.2 | 256GB(PCIe?) |
画面 | 15.6インチ |
解像度 | 1920*1080 |
ベゼル幅 | 太 |
表面 | |
タッチ対応 | × |
グラフィック | GeForce GTX1060(6GB) |
光学ドライブ | – |
USB2.0 | 2 |
USB3.0 | 1(3.0) |
USB3 type-c | 1(gen1) |
USB PD | × |
HDMI | 2.0 |
LANポート | 1GbE |
wi-fi | 802.11ac(2×2) intel AC9560 |
Bluetooth | 5.0 |
office | × |
カードリーダー | SDXC |
Webカメラ | 720p |
赤外線カメラ | × |
NFC | × |
指紋センサー | × |
Windows Hello | × |
オーディオジャック | ○ |
マイク | ○ |
スピーカー | ステレオ |
スピーカー位置 | 底面 |
サウンド | Acer True Harmony |
キーピッチ | |
キーストローク | |
キーボードバックライト | ○ |
バッテリー | 48WHr |
稼働時間 | 7Hr |
ACアダプタ | 180W |
充電時間 | |
急速充電 | |
幅 | 390mm |
奥行き | 266mm |
高さ | 26.75mm |
重量 | 2.7kg |
開口角度 | |
カラー | シェールブラック ホワイト/ゴールド |
その他特徴 | 144Hzディスプレイ |
特徴
まずいちばんの特徴は、6コアCPUであるCore i7-8750H (Core i5-8300Hは4コア)を搭載してきたことでしょう。
少し前のゲーミングノートの主流はCore i7-7700HQ(4コア)でしたが、ここ最近で発売されるモデルではCore i7-8750Hを搭載することが増えています。
GPUにはNVIDIA社のGeForce GTX1060(メモリ6GB)を搭載。
以前紹介したLenovo「Legion Y530/Y730」がGeForce GTX 1050/1050 Ti(メモリ4GB)で不評でしたが、「Predator Helios 300」では(ざっと各レビューを読んだ限りでは)GPUに関して不満の声は見当たりませんでした、
メモリはDDR4-2666と最新の規格です。メモリスロットは2つで最大32GBまで搭載することができます。
とはいえ8GBか16GBのモデルしかないため、最大容量を積むには自分で用意する必要があります。
デュアルチャンネル構成にするため、8GBモデルは4GB+4GB、16GBモデルは8GB+8GBとなっているようなので、1枚だけ追加してなんとかしようというのは厳しそうです。
正面です。
デザイン的には「Legion Y530/Y730」のような進化はなく、多角形シルエットを踏襲しています。
せめてベゼルを細くする努力くらいは欲しいところです。
Webカメラは720pで赤外線カメラはなく、Windows Helloには対応しません。
ちなみに液晶パネルはLG製(LP156WF6-SPK6)だそうです。
144Hz駆動なので、激しいアクションシーンでもなめらかに表示されるとのこと。
背面にはごつい排気口が並んでいます。
ファンには0.1mm厚の「AeroBlade 3D Fan」を使用しています。
インターフェースですが、USBポートはUSB3.0+USB3.1 Gen1(Type-C)+USB2.0 x2という組み合わせ。
この点については不評が続出していました(当たり前ですね)。
HDMIは2.0で4K対応、他にLANポートとフルサイズのSDカードスロットを備えています。この辺りは”分厚いノート”では結構標準的に感じます。
キーボードです。
ゲーミングモデルらしく、”W””A””S””D”が色分けされています。
キーボードバックライトは赤一色となっています。
ソフトウェア面では「PredatorSense」という、システム一元管理が可能なツールがインストールされています。
システム温度やファン速度の監視から、GPUのオーバークロックまで行えるとのこと。
まとめ
15.6インチでGeForce GTX1060搭載というのは、実のところ最新ではありません。現在の最新はGeForce GTX1080となっています。
とはいえ、そのクラスになると30万超えは当たり前で、モノによっては50万コースとなります。
その点、「Predator Helios 300」は1099.99ドル(Core i5-8300H、8GBメモリ、256GB SSD)からとなっています。
日本発売モデルと同じCore i7-8750H、16GBメモリ、1TB HDD + 256GB SSDの構成でも1499.99ドル(約167,800円)です。
…どこをどうやったら21万円オーバーになるのか不思議です(しかも市場想定価格は225,000円です)。
アメリカamazonではCore i7-8750H、16GBメモリ、256GB SSDの構成で1199ドル(約134,000円)で販売されており、日本への配送も行っています(その場合は送料と関税が加わり1322ドル、約148,000円となります)。
海外でも、この構成で1000ドルちょっとは素晴らしいと評価されていました。
日本価格はちょっと高いですが、輸入する分についてはエントリー向けのゲーミングノートとしてちょうどいいのではないでしょうか。
なお、時期未定ですが台数限定のホワイト/ゴールドモデルを投入するそうです。がじぇっとりっぷ的にはこっちのほうが好みです(排気口付近がちょっと安っぽいですが)。
これは国内だけでなくグローバルで展開するようなので、販売開始されたらアメリカamazonを要チェックですね。
関連リンク
Acer Predator Helios 300(Core i7-8750H、16GBメモリ、256GB SSD) (amazon)
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