4インチの極太タイヤ。「MATE X」は折りたたみできる電動自転車

最近チェックをサボっていたのですが、ほぼ一ヶ月前の8月初めにクラウドファンディングサイトのIndiegogoに電動自転車の「MATE X」が登場していました。

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スペック

製品名 MATE X 250 MATE X 250+ MATE X 750
価格 799ドル 899ドル 999ドル
定格電圧 48V
バッテリー容量 11Ah 14Ah(17.5Ah)
サイズ 1800x780x1240mm
折りたたみサイズ 780x590x1030mm
タイヤ 20インチ
モーター 250W 750W
車両重量 28.5kg 29.0kg
フレーム 6061アルミニウム合金
防水等級 防水防塵(等級不明)
走行距離 55km 80km
最大積載量 150kg
アシスト上限 25km/h 32km/h
充電時間 4〜8時間(2〜4時間)
バッテリー

リチウムイオン
(Samsung/Panasonic/LG製)

補助システム 6段階(9段階)
変速 8速
ブレーキ ディスクブレーキ(前・後)
(オプションで油圧式)
ペダル 折り畳み式ペダル
ショック フロント/リアサスペンション
ディスプレイ LCD液晶
(オプションでスマートディスプレイ)
ライト なし(オプション)

特徴

「MATE X」の初見は、迷彩柄にしたら軍用自転車と言われても信じそう、でした。
説明を読んだ今ならバッテリーが入っていると理解していますが、幅広のフレームとごんぶとのタイヤはすごくインパクトがあります。

ついつい見た目に目がいってしまいますが、中身もしっかり作りこまれています。

バッテリーは前述の通りフレームに内蔵され、フレームを折りたためば取り出せるようになっています。
標準では14Ah@48Vのバッテリーが装着され、アシストモードで40〜60マイル(64〜96km)、フル電動モードで30マイル(48km)の走行が可能です。
オプションの17.5Ah@48Vバッテリー(99ドル、”250+”、”750″のみ)だと走行距離が2割程度伸びます。

充電時間は”250″はノーマル充電器で4〜8時間、”250+”と”750″は急速充電器で2〜4時間となっています。
17.5Ahバッテリーだと4〜6時間です。

クラウドファンディングに登場する電動自転車ってなぜかどれも充電器に対する言及がなくて、バッカー(出資者)の質問に対する返答にしか書かれておらず、見つけるのが大変でした。

バッテリー状況や走行距離などは大型ディスプレイを備えたコントローラーで確認できます。アシストは6段階です。
このコントローラーにはUSBチャージャーもついてきます。

オプション(99ドル)でアシストが9段階になったほか機能が追加され、フルカラーモニターとなります。

アシストレベルの変更はスイッチコントローラーで操作します。
これもまたオプション(49ドル)でスロットル式に変更できます。”750″は標準でスロットル式となっています。

ちょっと面白いのが、ケーブル類がPlug and play方式になっていることです。
オプションでコントローラーを変更したり、ライトを追加したりということが簡単にできるようになっています。

ブレーキは前後ともディスク式。
オプション(129ドル)で油圧式に変更できます。

サスペンションは前後についています。
説明を読む限りでは前サスペンションは強さの調整ができ、ロックすることもできるようです。

変速機は安定のSHIMANO製です。クラウドファンディングに出てくる自転車って今のところSHIMANO製しか見たことが無いです。
信頼されているのかコスパがいいのか、どちらなんでしょう…

タイヤは全地形対応の”BIG DADDY”か砂地・ストリート用の”SANDSTORM”が選べます。
どちらも20インチタイヤで4インチの極太タイヤとなっており、普通のタイヤよりもパンクに強いです。

フレームの素材はロードバイクのアルミフレームに良く使われている6061アルミニウム合金です。Al-Mg-Si系合金で、強度・耐食性に優れているそうです。
他に7000系というのも使われているようですが、強度が高い反面、耐食性に難があり、厚くする必要がある(=重くなる)という欠点があるようです。
6000系にもグレードがあって、6066や6011などより強度の高いアルミ合金もあるようですが、そちらはより高級なフレームに使われるそうですが、レースに出るとかでない限り気にする必要はなさそう。

フレームの色は5色で、Subdued Black(黒), White Ice(白), Burnt Orange(ほぼ赤), Desert Storm(カーキ色)、Dusty Army(オリーブグリーン)のほか、49ドルの追加でUnicorn(ピンクからダークグリーンのグラデーションとレインボーカラーのロゴ)が選べます。

そのほか、オプションでアルミフェンダー(49ドル)、リアカーゴキャリー(ブレーキ連動ライト付き、99ドル)などがあります。

オプションをまとめると以下のようになります。

・アルミフェンダー:49ドル
・油圧式ディスクブレーキ:129ドル
・リアカーゴキャリー:99ドル
・フルカラーコントローラー:99ドル
・スロットル式スイッチ:49ドル
・17.5Ahバッテリー:99ドル
・”Unicorn”カラー:49ドル

まとめ

見た目同様にパワフルな乗り方ができそうな「MATE X」ですが、国内で利用する場合は法律に準拠しているか確認が必要です。
MATEのスタッフも「USAでは公道を走れることを確認しているけれど、各国でOKかは各自で調べてね」とコメントしています。

日本の道路交通法では電動アシスト自転車は「人の力を補うため原動機を用いる自転車」あるいは「駆動補助機付自転車」と定義され、人力と電力補助の比率は10km/h以下で1対2、10km/hから24km/hまで徐々に比率が下がり、24km/hで補助なしとされています。
モーターの力のみで動くフル電動自転車は原動機付自転車に分類され、免許とナンバープレートが必要になります。
ついでに言うと、原動機付自転車の定義が総排気量50cc(定格出力0.60kW)以下の二輪となっているので、750Wのモデルは普通二輪(第二種原動機付自転車)扱いになりますね。

ちなみに自転車大国である中国では、250W以下のモーター、最高時速20km以下であればアシスト式だろうがフル電動であろうが自転車として扱われるようです。中国ではすでに2億5千万台の電動自転車が利用されているという推計もあるので、そのくらいの大雑把さがちょうどいいのかもしれません。

「MATE X」の価格は”250″が799ドル、”250+”が899ドル、”750″が999ドルとなっています。
その他に輸送費が200ドルくらいかかります。

合わせて12〜13万円というのは電動(アシスト)自転車としては妥当な値段と思います。
最近では国内でもおしゃれな電動アシスト自転車が出てきているようですが、主流はまだシート下にバッテリーがデーンと鎮座するタイプです。
人とは違うものがいいとか、スタイリッシュなのが欲しいという方はいかがでしょうか。

関連リンク


ブリヂストン アシスタファイン 26インチ (amazon)

MATE X: Most affordable fully-loaded folding eBike – Indiegogo ※英語
MATE X – 製品ページ ※英語