タイミングを逃して紹介していなかったのですが(このパターン多いですね…)、2018年7月6日、コンピューター総合メーカーのMSIが14インチの超薄型・軽量ビジネスノート「PS42」シリーズを発表しました(発売は2018年7月13日)。
スペック
| メーカー | MSI |
| 名称 | PS42 |
| 発売日 | 2018/07 |
| 定価 | 124,000円〜 |
| 実売価格 | 119,799円〜 |
| 価格条件 | |
| CPU | core i5 8250U core i7 8550U |
| メモリ | 8GB/16GB |
| メモリ規格 | DDR4-2400 |
| メモリ増設 | × |
| 2.5inch | – |
| M.2 | 256〜512GB(SATA) |
| 画面 | 14.0インチ |
| 解像度 | 1920*1080 |
| ベゼル幅 | 5.7mm |
| 表面 | |
| タッチ対応 | × |
| グラフィック | GeForce MX150(2GB) |
| 光学ドライブ | |
| USB2.0 | – |
| USB3.0 | 2(Gen1) |
| USB3 Type-C | 2(Gen1) |
| USB PD | × |
| HDMI | 1 |
| LANポート | – |
| wi-fi | 812.11ac(1×1) Intel AC3168 |
| Bluetooth | 4.1 |
| office | △ |
| カードリーダー | SDXC |
| Webカメラ | 92万画素 |
| 赤外線カメラ | × |
| NFC | × |
| 指紋センサー | ○(タッチパッド左上) |
| Windows Hello | ○ |
| オーディオジャック | ○ |
| マイク | ステレオ |
| スピーカー | 2W+2W |
| スピーカー位置 | 底面 |
| サウンド | |
| キーピッチ | 19.2mm |
| キーストローク | 1.15mm |
| キーボードバックライト | ○ |
| バッテリー | 50WHr |
| 稼働時間 | 10.3Hr |
| ACアダプタ | 65W / 19V |
| 充電時間 | 3.0Hr |
| 急速充電 | |
| 幅 | 322mm |
| 奥行き | 222mm |
| 高さ | 15.95mm |
| 重量 | 1.19kg |
| 開口角度 | 180° |
| カラー | |
| その他特徴 |
特徴

「PS42」シリーズは、14インチディスプレイを備えながら1.2kgを切り、さらに外部GPUとなる”GeForce MX150(2GB)”を搭載した軽量モバイルノートです。

正面画像ですが、ベゼルがかなり細い(公称最薄部5.7mm)ことがわかります。筐体幅322mmで14インチディスプレイの幅が310mmなので、計算上のベゼル幅は6mmとほぼ公称通りですね。
上部ベゼルも細いため、カメラはディスプレイ下部のヒンジ近くに来ています。
下位置カメラは、下から見上げるような形で映るので嫌がる人が多いのですが、上じゃダメだったんですかね…
あと、少しわかりづらいですが、上ベゼルの真ん中辺りに指を引っ掛ける部分があるので、ディスプレイは開きやすいと思います。

GPUには前述の通り、”GeForce MX150(2GB)”を搭載しています。
以前「GeForce MX150には10W版と25W版がある」と書きましたが、「PS42」シリーズに搭載されているのは25W版とのこと。
以前紹介した同じMSIのノート「P65」でも触れていますが、”GeForce MX150″はモバイル向け”GeForce GTX 1050″の半分くらいの性能で、CPU内蔵の”Intel UHD 620″の3倍以上の性能となります。
がじぇっとりっぷの愛用する「ideapad 720S」は”Intel UHD 620″のみで、4K表示時にカクつくというか、10〜15fpsくらいしか出ない感じで4Kでゲームとか無謀なレベルなのですが、”GeForce MX150″なら最低レベルはクリアできるんじゃないかと思います。

ゲーミングノートを多数販売するMSIらしく冷却システムは強力で、「PS42」シリーズには「Cooler Boost 3」と名付けられた冷却システムが搭載されています。
「P65」ではCPU側のファンにまでGPUのヒートパイプが伸びていましたが、「PS42」ではCPU側とGPU側が完全に独立しています。

背面にはCPU・GPUそれぞれの排気口があります。底面画像はないのですが、結構な面積がスリットになっていて、吸気面での不安もなさそうです。

インターフェースはオーソドックスかつあまり不足を感じない構成です。
公式に「※Thuderbolt 3、USB Power Delivery、Alt Modeには対応しておりません。」と書かれているのが残念なところ。せめてUSB PDだけでも欲しかった…
電源ボタンに付いていることの多い電源LEDが左サイドに来ていて、バッテリーと無線LANのLEDと並んでいるのが、国産ノートっぽい雰囲気を出しています(が台湾産です)。

キーボードは最近良く見かける、右側に一列追加されたスタイルです。
キー配置もLenovoの「idapad」と同じく、ひとつの金型で日本語キーボードにも対応するタイプです。
キーボード上部のメッシュ部分はスピーカーではありません。メッシュ部の真ん中にあるのが電源ボタンとなります。
バッテリーは50Whrです。3290mAhとあるので、電圧は15.2Vくらいですね。4セルなので1セルあたり3.8V。リチウムイオン電池の定格電圧は3.6Vで満充電(過充電検知電圧)が4.2V前後なので、やや低めの見積もりと言えるかもしれません
他所でのベンチマークでは実稼働8時間30分だったとのことで公称10時間20分に近く、かなり優秀な成績となっています。
まとめ
「PS42」シリーズは画面占有率80%の狭ベゼル筐体、ゲーミングノートで培った冷却技術、軽量ながら大容量のバッテリー、軽い画像編集くらいなららくらくこなせる外部GPUと、高いレベルでまとまったノートPCです。
価格も119,799円(amazon)からと、”GeForce MX150″搭載モデルの中では安値水準となります。
メモリは8GBですが、16GBに交換できます(公式では指定販売店での増設となっていますが、難しくはないでしょう)。
USBがすべて5Gbpsなのが惜しいところではありますが、普段使いにはもってこいの仕様だと思います。
関連リンク
Overview for PS42 8RB – MSI製品ページ
超薄型・軽量ビジネスノートPS42 8RBシリーズ発売のご案内 – ニュースリリース


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