2018年10月12日、ECSの日本代理店のひとつである株式会社リンクスインターナショナルは、ECSの超小型デスクトップ「LIVA Q2」の発売を発表しました。
スペック
※前世代となる「LIVA Q」のスペックを併記します。
メーカー | ECS | |
型番 | Liva Q2 | Liva Q |
価格 | ||
発売日 | 2018/10 | 2017/11 |
幅 | 70mm | |
奥行き | 70mm | |
高さ | 33.4mm | 31.4mm |
容量 | 0.16L | 0.154L |
OS | Windows 10 Home | Windows 10 Ubuntu 16.04 |
CPU | Celeron N4000 Celeron N4100 Pentium Silver N5000 | Celeron N3350 Pentium N4200 |
CPU世代 | Gemini Lake | Apollo Lake |
Passmark値 | 1082 / 1444 964 / 2333 1152 / 2441 | 761 / 1113 833 / 2013 |
ベース周波数 | 1.1GHz 1.1GHz 1.1GHz | 1.1GHz 1.1GHz |
バースト周波数 | 2.6GHz 2.4GHz 2.7GHz | 2.4GHz 2.5GHz |
グラフィックチップ | UHD 600 UHD 600 UHD 605 | Intel HD 500 Intel HD 505 |
コア/スレッド数 | 2C/2C 4C/4C 4C/4C | 2C/2T 4C/4T |
TDP | 6W | |
チップセット | ||
メモリ | 2/4GB LPDDR4-2400 | |
メモリスロット | なし(オンボード) | |
メモリ最大 | 4GB | |
ストレージ | 32/64GB eMMC | |
SATAポート数 | – | |
M.2 | – | |
mSATA | – | |
USB2.0(内部) | – | |
USB2.0(外部) | Front x 1 | |
USB3.0(内部) | – | |
USB3.0(外部) | Front x 1 | |
USB type-C | – | |
SDカード | Side x 1(microSD) 最大128GB | |
LAN | Rear 1Gb x 1 | |
Wi-fi | 802.11ac(intel) | 802.11ac(atheros) |
Bluetooth | 4.2 | 4.1 |
D-Sub | – | |
DVI | – | |
HDMI | Rear x 1(2.0) | |
4K対応(HDMI) | 4K/60Hz | |
DisplayPort | – | |
4K対応(DP) | – | |
シリアルポート | – | |
S/PDIF | – | |
オーディオジャック | – | |
サウンドチップ | – | |
光学ドライブ | – | |
PCI-Eスロット | – | |
eSATA | – | |
赤外線 | – | |
Optaneメモリ対応 | – | |
最大消費電力 | ||
電源 | 24W / 12V | |
ノイズレベル | ||
VESA | 75mm,100mm | |
付属品 | クイックガイド VESAブラケット | |
その他 | HDMI-CEC対応 |
特徴
「LIVA Q2」は2017年11月に発表された「LIVA Q」の後継モデルとなります。
「LIVA Q2」自体は2018年5月25日に発表されていたのですが、記事にしていなかったため、国内発売が発表されたのを期に記事にすることにしました。
「LIVA Q」から「LIVA Q2」の一番の変化はCPUがGemini Lake世代となったことです。
passmark値の比較では2割ほど性能アップしています。
CPU以外だとWi-fiボードが変わっています。
「LIVA Q」ではQualcomm AtherosだったのがIntelになり、Bluetoothが4.2になりました。
外観は、電源以外のインターフェースに変化はありません。
電源は12V/2AなmicroUSBという、QuickChargeか!とツッコミが入りそうなモノから通常のプラグに変わりました。
(なお、QuickChargeは18Wまでなので、その規格からも外れています)
こちらが先代の「LIVA Q」です。
「LIVA Q」から高さが2mm増えていますが、画像を見比べても違いがわかりません。
プラスチックのテカテカした安っぽい筐体は梨地となり、安っぽさが薄れています。
真っ黒から濃いグレーと薄いグレーのツートンカラーになったことも落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
パッケージはこんな感じです。
まとめ
国内で発売される「LIVA Q2」は3モデルとなります。違いはCPUだけで、メモリ(4GB)やストレージ(32GB)は共通です。
グローバルスペックにあるメモリ2GBモデルや64GBストレージモデルといったものは用意されていません。
また、Ubuntuモデルもなくなっています(もともとノンサポートだったので、自分で勝手にインストールしてねというスタンスになったのでしょう)。
発売日は、N5000モデルが2018年10月27日、N4000/N4100モデルは2018年11月3日となります。
価格はオープンプライスとなっており、記事執筆時点では予約を開始したショップもなく、価格が掲示されていません。
先代の「LIVA Q」は国内公式販売はありませんでしたが、amazonで29,999円で発売されています。
兄弟機である「MousePro-C100PV」はWindows 10 Pro、Celeron N3350、4GB MEM、64GB eMMCという構成で37,800円でした。
Windows 10 Home、4GB MEM、32GB eMMCとなる「LIVA Q2」は、N5000モデルで3.5〜3.7万、N4000/4100モデルは3万円台前半といったところじゃないでしょうか。
4万円を超えることはないと思います。多分。
「LIVA Q2」は比較的非力の部類に入りますが、そのコンパクトさからデジタルサイネージやシンクライアントなど処理能力を必要としない使い方なら十分でしょう。
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