2018年10月23日、深センのPCメーカーTopjoyは2018年8月にクラウドファンディングを予告していた8インチUMPC(Ultra-Mobile PC)「Falcon」が、クラウドファンディングサイトのKickstarterに登場しました。
スペック
メーカー | TopJoy |
名称 | Falcon |
発売日 | 2018/10 |
定価 | 399ドル(128GB) 469ドル(256GB) |
実売価格 | |
価格条件 | |
CPU | Pentium N5000 |
メモリ | 8GB |
メモリ規格 | LPDDR4 |
メモリ増設 | × |
2.5inch | × |
M.2 | 128GB/256GB SSD |
画面 | 8インチ 400 lumen |
解像度 | 1920*1200 |
ベゼル幅 | 太 |
表面 | Gorilla Glass 4 |
タッチ対応 | ○ |
グラフィック | UHD 605 |
光学ドライブ | – |
USB2.0 | – |
USB3.0 | 1(3.0) |
USB3 type-c | 1 |
USB PD | ○ |
HDMI | mini |
LANポート | – |
wi-fi | 802.11 ac |
Bluetooth | 4.1 |
office | × |
カードリーダー | × |
Webカメラ | × |
赤外線カメラ | × |
NFC | × |
指紋センサー | × |
Windows Hello | × |
オーディオジャック | ○ |
マイク | デュアル |
スピーカー | ステレオ(1W) |
スピーカー位置 | 左右側面 |
サウンド | |
キーピッチ | |
キーストローク | |
キーボードバックライト | ○ |
バッテリー | 22WHr / 3.8V |
稼働時間 | 8Hr |
ACアダプタ | |
充電時間 | |
急速充電 | 30分充電で3時間稼働 |
幅 | 200mm |
奥行き | 130mm |
高さ | 20mm |
重量 | 0.65kg |
開口角度 | 360° |
カラー | シルバー |
その他特徴 | アクティブペン(オプション) 2年保証 |
特徴
同時期登場となるUMPCの「GPD Pocket 2」や「One Mix 2」がKaby Lake世代のCore M3-7Y30を搭載してきたのに対し、「Falcon」はPentium Silver N5000という、あまり無理しないCPUを搭載しています。
とはいえ、その性能はそこそこに高く、ベンチマークでは一世代前の主流であったAtom x5-Z8350のほぼ2倍のスコアとなっています。
CPU | Pentium N5000 | Atom Z8350 | Core m3-7Y30 |
世代 | Gemini Lake | Cherry Trail | Kaby Lake |
コア/スレッド | 4 /4 | 4 /4 | 2 /4 |
動作周波数 | 1.1GHz | 1.44GHz | 1.0GHz |
バースト周波数 | 2.7GHz | 1.92GHz | 2.6GHz |
グラフィック | UHD 605 | Gen8 | UHD 615 |
passmark | 1154 / 2448 | 417 / 1269 | 1279 / 3532 |
geekbench | 1942 / 5292 | 850 / 2191 | 2852 / 5433 |
※ベンチマークスコアはシングル/マルチの順となっています。
ディスプレイは「GPD Pocket 2」「One Mix 2」より一回り大きい8インチで、フットプリントも一回り大きくなっています。
Falcon | 200×130×20mm |
GPD Pocket 2 | 181×113×14mm |
フットプリントよりも厚みの差のほうが気になりますね。
また、ディスプレイ表面にはGorilla Glass 4が使われています。
内部図ではヒートパイプとアクティブファンが面積の結構な割合をとっていることがわかります。
インターフェースです。
USBはType-AとType-Cがひとつづつと、「One Mix 2」と同じです。「GPD Pocket 2」はType-Aがふたつなので、一つ少ないことになります。
HDMIはフルサイズではなくmini HDMIとなります。
キーボードはバックライト付きです。
「GPD Pocket 2」ではなくなってしまったポインティングデバイスがOFM(Optical Finger Mouse)という形で搭載されています。
キーボードは360°開いた状態では無効となります。
原理としてはディスプレイ側とキーボード側に重力センサーを搭載しており、それぞれの向きで判断するとのこと。
この仕組みだと寝転んで使うと反応しそうな気がしますがどうなんでしょうか…
また「Falcon」にはオプションでアクティブペン(Falcon Pen)が用意されています。
専用ペンで、Surface Penでの代用はできないとのこと。
まとめ
そこそこの処理能力を持ち、ポインティングデバイスを備えた「Falcon」は128GBが399ドル(約45,000円)から、256GBが469ドル(約53,000円)からとなっています。
「GPD Pocket 2」の79,800円、「One Mix 2」の620ドル(約70,000円)と比較するとかなり割安感があります。
SSDは基板直付でなくM.2なので換装可能です。当たり前ですがTopjoyは換装は推奨できないとしています。
特設サイトで事前予約していたユーザーは特典としてスリーブケースがついてきます(「Falcon Diamond Club」というコース)。
特典コースを選択した場合、Falcon Penはプラス30ドルでつけられるとのこと。
ファンディング目標5万ドルに対し、記事執筆時点で支援者210人、92,510ドルでファンディング達成となっています。
プロジェクトの締め切りは12月8日、発送は2019年2月予定となっています。
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