F1カーから大衆車へ。 ASUS「ZenBook 14/15」はお手頃価格になった、タッチパッドが液晶な2画面ノート

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2019年8月23日、ASUSはタッチパッド部分が液晶ディスプレイとなっている「ZenBook 14 UX434FL」「ZenBook 15 UX534FT」を発売いたしました。

販売ページ(UX434FL):公式ショップビックカメラソフマップ
販売ページ(UX534FT):公式ショップビックカメラソフマップ

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スペック

※比較として、前世代の「ZenBook Pro 15(UX580)」のスペックを併記します。

メーカーASUS
名称ZnnBook 14
UX434FL
ZenBook 15
UX534FT
ZenBook Pro 15
UX580GD
発売日2019/082018/07
定価144,500円〜222,500円349,800円
249,800円
実売価格
価格条件
CPUCore i7-8565U
Core i5-8265U
Core i7-8565UCore i9-8950HK
Core i7-8750H
グラフィックGeForce MX250(2GB)GeForce GTX 1650
Max-Q(4GB)
GeForce GTX 1050 Ti(4GB)
GeForce GTX 1050(4GB)
メモリ8GB / 16GB16GB16GB
メモリ規格LPDDR3-2133DDR4-2400
メモリ増設×
2.5inch
M.2512GB / 1TB(PCIe)512GB(PCIe)1TB(PCIe)
512GB(PCIe)
画面14.0インチ15.6インチ
解像度1920×10803840×2160
ベゼル幅4mm2.9mm7.3mm
表面
タッチ対応
光学ドライブ
USB2.01
USB3.01(Gen2)1(Gen2)
1(Gen1)
2(Gen2)
USB3 type-c1(Gen2)1(Gen2)2(TB3)
USB PD×
HDMI
LANポート×
wi-fi802.11ac(2×2)
Bluetooth5.0
office×
カードリーダーmicroSDXCSDXCmicroSD
Webカメラ92万画素HDVGA
赤外線カメラ
NFC
指紋センサー×
Windows Hello
オーディオジャック
マイクアレイ
スピーカー1W+1W
スピーカー位置底面
サウンドSonicMaster
キーピッチ19mm
キーストローク1.4mm1.5mm
キーボードバックライト
バッテリー50WHr71WHr71WHr
稼働時間7.8Hr14.9Hr9.5Hr
ACアダプタ65W120W150W
充電時間2.5Hr2.4Hr
急速充電
319mm354mm365mm
奥行き199mm220mm251mm
高さ16.9mm18.9mm18.9mm
重量1.3kg1.55kg1.88kg
開口角度145°
カラーRoyal BlueDeep Dive Blue
その他特徴5.65インチFHD+スクリーンパッド
MIL-STD-810G
5.5インチFHDスクリーンパッド

特徴

「ZenBook 14/15」は、COMPUTEX TAIPEI 2019(会期:2019年5月28日〜6月1日)に合わせ、台湾で5月末に発表された製品です。

液晶タッチパッド機としては2代目で、初代はさらに1年前のCOMPUTEX TAIPEI 2018に合わせて発表された「ZenBook Pro 15(UX580)」になります。

当時は「SHARPが時代に追いついた(2009年に同じコンセプトの「Mebius PC-NJ70A」を発売している)」とか、「キーボードの付いた3DS」とか言われた上、どう使うかレビュアーをことごとく悩ませた問題機でもありました。

それでもこうして2代目が発売されたわけですが、どうもターゲット層を変更したようで、中身はガラリと変わっています。
中身については後述しますが、タイトルにもあるとおり、ハイエンド向けの技術をボリュームゾーン向けに転用したという印象です。

「ZenBook 14/15」最大の特徴は、すでに書いていますがタッチパッド部分が液晶ディスプレイになっていることです。「ScreenPad」から「ScreenPad 2.0」へとバージョンアップし、初代「UX580」では5.5インチだった画面が5.65インチとなり、解像度も1920×1080から2160×1080へと、横に少し大きくなっています。
サイズ感といい解像度といい、スマホの進化みたいですね。

スペックは初代「UX580」のハイエンドスペック(Core i9-8950HK/Core i7-8750H)から、メインストリームクラス(Core i7-8565U/Core i5-8265U”)にスペックダウンしました。

グラフィックは「ZenBook 14」が「GeForce MX250」に、「ZenBook 15」が「GeForce GTX 1650 Max-Q」となっています。
「GeForce GTX 1650 Max-Q」は結構パワーのあるGPUですし、「GeForce MX250」も内蔵GPUに比べれば性能があります。

初代「UX580」での評価のひとつに「モバイル時にデュアルスクリーンできそうなのに、駆動時間が短いし重いしでモバイルできない」というのが多かったので、モバイル寄りにしたんでしょうね。
モバイルを考えると「GeForce MX250」というのはちょうどいい選択だなぁと思います。

「ZenBook 14」のインターフェースです。
ハイエンドクラスではなくなったとはいえ、Thunderbolt3がなくなったのは残念です。というか、USB2.0は流石にスペックダウンしすぎかと。

ディスプレイのベゼルは4mmと狭額です。
上部も細いですが、この中にカメラが入っています。
ディスプレイ下部も細くなっているのが今回の「ZenBook 14/15」の特徴ですね。

日本語キーボードの画像がなかったので、英字キーボードです。
オーソドックスというか、ひねった部分のない、使いやすそうな雰囲気です。

「ZenBook 15」のインターフェースです。
USB2.0はないけれど、やっぱりThunderbolt3が1ポートくらい欲しかったところです。
強力なGPUを積んでいるので、左サイドには排気口が開いています。

ディスプレイのベゼルは2.9mmとなっているので、「ZenBook 14」よりも細いです。
「ZenBook 14」だってもっと細くできたのでは・・・?

キーボードはテンキー付きです。

「ZenBook 14/15」共通で、ディスプレイを開くとキーボードが持ち上がる、エルゴリフトヒンジを採用しています。
吸気しやすくする効果もあるので、構造としてこうなっているのは便利ですね。
ちなみにがじぇっとりっぷは鉛筆を挟んで同じ状態にしています。

「ZenBook 14/15」はMILスペックも取得しています。
最近では取得している機種が多すぎて一般化しちゃっている感が・・・

同じMILスペックでも内部的にはいくつかのランクに分かれているので、具体的なテスト内容も記載して欲しいところです。

まとめ

ASUSのユニークなノートはさらに上位に「ZenBook Pro Duo(UX581GV)」というものがあります。
こちらはキーボード面の上半分を液晶にしてしまい、3840×2160+3840×1100という4K×3Kなデュアルディスプレイを実現しています。

その代わり、最上位モデル(UX581GV-9980)が466,500円前後、下位モデル(UX581GV-9750)が361,500円前後というとてつもないお値段となっています。
GeForce RTX 2060搭載だしメモリは32GBだし、現状最高のパーツをふんだんにつぎ込んでいるから仕方ないですね。

一方、1920×1080+2160×1080な「ZenBook 14」は半額どころか1/3くらいの144,500円からとなっています。
「ZenBook 15」は222,500円です。

「ZenBook 15」はミドルクラスのクリエイター/ゲーミング向け、「ZenBook 14」はビジネス向けのスペックとなったので、+αとしてのScreenPad2.0の存在が大きくなった印象です。

初代「UX580」での反省点・問題点の改善もされているでしょうし、使い方がハマれば普通のタッチパッドに戻れなくなるかも知れませんね。

関連リンク


ASUS ZenBook 14 UX434FL(UX434FL-A6002T)

ZenBook 14 UX434FL – ASUS
ZenBook 15 UX534FT – ASUS

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