2019年7月25日、ASUSは海外でNumPad付きのRyzenノート「ZenBook 14 UM431DA/UM433DA」を海外で発売いたしました。
また、これまで記事にしていませんでしたが、2019年5月19日に同じくNumPad付きの2-in-1型Ryzenノート「ZenBook Flip 14 UM462DA」を海外で発売しています。
スペック
メーカー | ASUS | ||
名称 | ZenBook Flip 14 UM462DA | ZenBook 14 UM431DA | ZenBook 14 UM433DA |
発売日 | 2019/05 | 2019/08 | 2019/08 |
定価 | |||
実売価格 | €749 | £599 | €751 |
価格条件 | |||
CPU | Ryzen 7 3700U Ryzen 5 3500U | ||
グラフィック | Radeon RX Vega 10 Radeon Vega 8 | ||
メモリ | 8 / 12 / 16GB | 8 / 16GB | |
メモリ規格 | DDR4-2400 | ||
メモリ増設 | × | ||
2.5inch | – | ||
M.2 | 256GB(SATA/PCIe) 512GB(PCIe) | 256GB〜1TB(PCIe) | 256GB〜1TB(PCIe) |
画面 | 14.0インチ | ||
解像度 | 1920×1080 | ||
ベゼル幅 | 4.3mm | 6.45mm | 2.9mm |
表面 | |||
タッチ対応 | ○ | ||
光学ドライブ | – | ||
USB2.0 | 1 | ||
USB3.0 | 1(Gen1) | 1(Gen2) | |
USB3 type-c | 1(Gen1) | 1(Gen2) | |
USB PD | |||
HDMI | ○ | ||
LANポート | – | ||
wi-fi | 802.11ac | ||
Bluetooth | 4.2 | 5.0 | 4.2 |
office | – | ||
カードリーダー | microSD | SD | microSD |
Webカメラ | HD | ||
赤外線カメラ | ○ | × | ○ |
NFC | × | ||
指紋センサー | × | ○ | × |
Windows Hello | ○ | ||
オーディオジャック | ○ | ||
マイク | アレイ | ||
スピーカー | クアッド | ||
スピーカー位置 | 底面左右 | キーボード左右 底面左右 | 底面左右 |
サウンド | SonicMaster | ||
キーピッチ | |||
キーストローク | 1.4mm | ||
キーボードバックライト | ○ | ||
バッテリー | 42WHr | 47WHr | 50WHr |
稼働時間 | 9.0Hr | 12Hr | 12Hr |
ACアダプタ | 45W | 47W | 45W |
充電時間 | |||
急速充電 | |||
幅 | 322mm | 324mm | 319mm |
奥行き | 210mm | 212mm | 199mm |
高さ | 18.9mm | 15.9mm | 16.9mm |
重量 | 1.6Kg | 1.39kg | 1.12kg |
開口角度 | 360° | 145° | |
カラー | Light Grey | Utopia Blue | Icicle Silver |
その他特徴 | Number Pad ASUS Pen(1024段階筆圧) MIL-STD 810G | Number Pad MIL-STD 810G |
特徴
ASUSはRyzen搭載ノートについては初期の頃は積極的で、世界初のデスクトップ向けRyzen搭載ノート「ROG STRIX GL702ZC」や、ゲーミング向けに「X570ZD」、一般向けには「VivoBook 15 X505ZA」などを発売していました。
だいたいこれが2018年8月くらいまでの話で、そこから記事は出していませんでしたがその後も継続的にRyzen搭載ノートを出しており、最近出たのが2019年5月の「ZenBook Flip 14 UM462DA」、そして2019年8月登場の「ZenBook 14 UM431DA / UM433DA」です。
「UM462DA」「UM431DA」「UM433DA」は似たような型番で共通する特徴も多いのですが、それぞれちょっとづつ性格が違っています。具体的に言うと、下のような部分がポイントになります。
UM462DA:ディスプレイが360°回転する2-in-1機
UM431DA:底面とキーボード横合わせて4つのスピーカーを持つ
UM433DA:最小最軽量
3モデル共通の特徴として、”NumPad”が挙げられます。
これはタッチパッド部分をテンキーとして使用できる機能です。
また、テスト項目は異なっていますが、3モデルともMIL-STD-810Gを取得しています。
各モデルのテスト内容は以下となっています。
UM462DA:落下、振動、高度
UM431DA:落下、高度、低温
UM433DA:落下、振動、高度、高温、低温
テストの詳細は下記ページに記載されています。
参考:ASUS Laptop Quality Test – ASUS Global
ZenBook Flip 14 UM462DA
「ZenBook Flip 14 UM462DA」は上の画像の通り、ディスプレイが360°回転する2-in-1スタイルのノートです。
ベゼル幅は4.37mmで、画面占有率は90%になります。
2-in-1スタイルの常として、「UM462DA」もまたタッチパネルを搭載、スタイラスとしてASUS PenとWindows Inkに対応しています。
タッチパネルの仕様としては、筆圧が10g〜300gまで1024段階となっています。
インターフェースは必要なものは揃っている、といった感じになっています。
2-in-1スタイルのためか、電源ボタンがサイドに来ています。
ZenBook 14 UM431DA
「ZenBook 14 UM431DA」はキーボード左右のスピーカーがアクセントになっています。
スピーカーがある分、ベゼルはちょっと太めの6.45mmで、画面占有率は86%となります。
キーボード部を真上から見るとこんな感じです。
ヒンジはリフトアップ構造となっており、キーボードに最大4.5度の角度が付きます。
最近のASUSは吸気量が増え、打鍵もしやすくなるリフトアップ構造を取ることが多いのですが、その角度は3度くらいが多く、4.5度は結構傾斜が付いています。
これはスピーカーの向きをなるべく顔に向けるためではないかと思われます。
インターフェース面では3モデルの中で唯一フルサイズのSDカードスロットを備えています。
ZenBook 14 UM433DA
最もコンパクトな「ZenBook 14 UM433DA」はベゼル幅が2.9mm、画面占有率は92%と、狭額ベゼルで有名なDELL「XPS」シリーズ以上の細さとなっています。
前世代のZenBookと比較すると、フットプリントで13%も小さくなっています。
「XPS 13」が302mm×199mmなので、幅は17mm大きいもののの奥行きは同じです。14インチなのに13.3インチのコンパクトモデル並というのは凄いですね。
ヒンジのリフトアップ角度は3度です。
インターフェースは「UM462DA」から電源ボタンを省いた形です。
というか、3モデルとも左サイドは同じ並びですね。
まとめ
ASUSのRyzen搭載ノートはそれなりの機種が出ているにもかかわらず、国内ではゲーミング向けしか発売されていません。
そんな中で、この3モデルは、国内でも発売される可能性がありそうだなぁと感じています。
「UM431DA」のIntel CPU版とも言える「ZenBook 14 UX433FN」は国内発売されていますしね。
価格の欄がユーロだったりスターリング・ポンドだったりするのは記事執筆時点での販売元が少ないためです。価格としてはだいたい7万円第後半くらいです。
また、ASUSのRyzen搭載ノートの中でテンキー兼タッチパッドな”NumPad”を備えているのはこの3モデルのみで、液晶ディスプレイなタッチパッド”ScreenPad”を搭載するモデルはありません。
Ryzenのグラフィック能力ならFHD+FHDのデュアルスクリーンでも大丈夫だと思うのですが・・・
今後、”ScreenPad”搭載モデルが発売されることを期待してやみません。
関連リンク
ZenBook Flip 14 UM462DA – ASUS Global
ZenBook 14 UM431DA – ASUS Global
ZenBook 14 UM433DA – ASUS Global
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