Ryzen+GeForce。 ASUS「X570ZD(K570ZD)」は外部GPU搭載のRyzenノート

2018年6月のCOMPUTEX TAIPEI 2018でお披露目されていたRyzen+GeForce GTX 1050なASUS「X570ZD(一部地域ではK570ZD)」が、いつの間にやら(海外で)購入可能となっているようです。

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スペック

メーカー ASUS
名称 VivoBook X570ZD
発売日 2018/08?
定価
実売価格 999.95ユーロ
価格条件
CPU Ryzen 7 2700U
Ryzen 5 2500U
メモリ 4GB
メモリ規格 DDR4-2400
メモリ増設 最大16GB
2.5inch 500GB〜2TB HDD
M.2 128〜512GB(SATA)
画面 15.6インチ
60Hzアンチグレア
解像度 1920*1080
ベゼル幅
表面
タッチ対応
グラフィック GeForce GTX 1050(2GB/4GB)
Radeon RX Vega 10
Radeon Vega 8
光学ドライブ
USB2.0 2
USB3.0 1(3.0)
USB3 Type-C 1(Gen1)
USB PD ×
HDMI 1.4
LANポート 1GbE x 1
wi-fi 802.11ac(2×2)
RTL8822BE
Bluetooth 4.1
office
カードリーダー microSDXC
Webカメラ VGA
赤外線カメラ ×
NFC ×
指紋センサー △(タッチパッド右上)
Windows Hello
オーディオジャック
マイク
スピーカー 2W+2W
スピーカー位置
サウンド Sonic Master
キーピッチ
キーストローク 1.4mm
キーボードバックライト
バッテリー 48WHr(3セル)
稼働時間
ACアダプタ 120W / 19V
充電時間
急速充電 49分60%
374.6mm
奥行き 256mm
高さ 21.9mm
重量 1.9kg
開口角度 140°程度
カラー
その他特徴

特徴

「X570ZD(K570ZD)」の最大の特徴は、モバイル向けRyzenではおそらく初めてとなるdGPUを搭載したノートであるということです。

AMDもモバイル向けGPUとしてはRadeon RX 570とか、RX 580を持っているはずなのですが、がじぇっとりっぷの知る限りでは、Ryzen+Radeon RXの組み合わせはデスクトップ版Ryzenを搭載したASUS「ROG STRIX GL702ZC」のみとなります。
モバイル向けRyzenとの組み合わせはないんですね。

なので、「X570ZD(K570ZD)」が搭載するdGPUはNVIDIA社のGeForce GTX 1050(2GB/4GB GDDR5)となります。
Intel CPU搭載ノートではGeForce GTX 1070なども出てきている中、GeForce GTX 1050というのはおとなしめの部類に入るのですが、まずはdGPU搭載ノートのノウハウを作るところから始めた感があります。
公式サイトでも内部クーリングのイメージが掲載されていない(dGPU搭載ノートだと結構な割合で掲載される)ので、試行錯誤中であるという印象が強いです。

インターフェースは正直エントリーかミドルクラスです。HDMIは1.4です。せっかくのdGPUが活用しきれない気が…
USBも3.0は2ポート(Type-A+Type-C)で、残り2ポートはUSB2.0です。
折りたたみ式の有線LANポートがある辺りは良心的といえるでしょう。

電源は120Wなので、USB PDには対応せずDCジャックからの入力となります。
49分で60%まで充電できる急速充電に対応していますが、稼働時間については公表されていません(レビューしたサイトによると、通常使用で4〜5時間程度だったとのこと)。

前述の通り内部画像が一切出ていませんが、ストレージはM.2+2.5インチで、512GB SSD+2TB HDDという構成も可能です。
とはいえ、M.2 SSDはNVMeではなくSATAなので、やっぱりエントリーモデル感が…(一応、NVMeもサポートしているらしいです)

キーボードはテンキー付きです。
タッチパッドはテンキー以外の部分で見た場合の中央になります。テンキー付きキーボードってどれもこの形ですね。
キーボードバックライトはオプションでイルミネーションバックライトが使用できるようです。

数少ないクーリングに冠する記述として、パームレスト部は36℃を超えないようになっているとのこと。

ちょっと不思議なのが背面で、ゲーミングノートのようなカクカクした筐体かと思いきや、普通にフラットみたいです。ZENスタイルとは違いますが、ASUSっぽいですね。

最後に、仕様表を見ていて「ん?」となったのが、対応OSです。
Windows 10 HOME/PROと並んで、Endless OSが記載されています。
ASUSは2018年8月から一部の海外向けモデルで採用するようになったようです。

Endless OSはUbuntuベースのOSで、ざっくり説明するとオフラインでも動くChromeOSのような感じです。実際に触ったことがないため、本当にざっくりですみません。
最初のリリースは2014年ですが、話題になりだしたのは去年くらいからのようです。現在もバージョンアップは続いており、ASUSが一部モデルで採用したことで開発も加速するんじゃないかと思います。
まぁ、一年くらいで立ち消える可能性も無きにしもあらずですが。

まとめ

大手のゲームタイトルがどれもIntel CPU+GeForceをターゲットにチューニングをしている現状では、RyzenにdGPUを搭載したノートというのは需要が起きにくい状態です。
ドライバも未熟で、まずはどこかがやらないと始まらない状況で最初に挑戦してきたASUSは素晴らしいと思いますし、うまくいけば他のメーカーにも波及するでしょう。

「X570ZD(K570ZD)」の価格は、英国のBullring & Grand Centralというショップで、Ryzen 7 2700U、8GB RAM、256GB SSDの構成で999.95ユーロ(約13.1万円)となっています。ただ、販売サイトが簡素すぎて、本当に売っているのかちょっと自信が無いです。
Intel CPU+GeForce GTX 1050の組み合わせだと10万円を切るモデルもあるので、よほどのAMD派でもない限り選択はしづらいと思います。

ただ、「X570ZD(K570ZD)」は黎明期の初期も初期という位置づけになるので、今後後継機が出てきた時はもうちょっとこなれているでしょう。
でもそんなことより先にRyzen+Radeon RXなノートを出すべきじゃないかと思います。

関連リンク


ASUS X570ZD

ASUS Laptop X570ZD – ASUS ※英語サイト
Asus VivoBook X570ZD / K570ZD review – ULTRABOOKREVIEW.com ※レビューサイト