電源タップ自体にUSBポートが付くようになってからはや数年、2016年にUSB PD2.0 rev1.2が発表されてからはUSB Type-C端子を搭載するものも登場し、USB充電器と並行して種類を増やしてきました。
しかしながらそのターゲットは基本的にスマホなどの比較的必要電力の低いものに限定されており、給電能力が高いものでも18Wまでとか、3ポート合計30Wとかがせいぜいで、ノートPCの充電には力不足な製品ばかりでした。
そんな中、45W給電可能な電源タップ VASTFAFA「AB260-U」 を発見、購入したのでレビューします。
VASTFAFA「AB260-U」
GoodPoint
✔ ノートPCが充電できる
✔ 結構コンパクト
BadPoint
✖ コンセント直挿し
✖ 品質面に不安
外観
「AB260-U」は45W対応のUSB Type-C端子があるのですが、製品の箱にはType-C端子無しバージョンの電源タップの写真で、間違ったのが来たかと焦りましたが…
中身はちゃんと端子ありバージョンでした。
しっかりと”PD Max 45W”と書かれています。
ちなみに、Type-Cケーブル付属と書かれていますが、ケーブルは付いていませんでした。
斜めから見ると、3面を覆うようにカバーが付いています。
カパッと外せそうな雰囲気ですが、しっかりネジ止めされています。
背面です。
コンセント直挿しになるのがちょっと残念なところ。
ネジは、ネジ穴が△な特殊ネジでした。手持ちのドライバーで確認したところ、三角ネジの2.0mmか2.2mmと思われます。
ラベル部のアップです。
USB Type-Aは1ポートの最大は5V 2.4Aですが、2ポート合計で5V 3.1Aとなっています。
USB Type-Cは5V 3A/9V 2A/15V 3A/20V 2.25Aに対応しています。
全体では1875Wとなっています。
給電について
消費電力については、ラトック・システムズのBluetoothワットチェッカー「REX-BTWATTCH1」を使用しています。
コンセントに挿すと、USB端子の奥でLEDが点灯しました。
何も接続しなかった状態では平均して0.05Wでした。
これは主に上記のLEDによる消費電力と思われます。
実際に、バッテリーを40%程度まで減らしたノートPCを接続してみます。
充電ランプが点灯し、充電されました。
消費電力は46.6Wとなり、スペック通り45Wが給電されていることが分かります。
まとめ
がじぇっとりっぷも結構探したのですが、ノートPCが充電可能なUSB PDを備えた電源タップは、記事執筆時点では「AB260-U」以外に見当たりません。
明らかな中国製品ということで、Amazonレビューも2極化していて不安でしたが、販売元がメーカー自身であること、2年保証が付いていることから購入を決めました。
実際に使ってみたら、がじぇっとりっぷの手元に届いた個体は何ら問題なく使えたので、一安心です。
ケーブル直挿しな点がいただけませんが、延長ケーブルを使えば済むので、そこまで問題でもありません。
ノート、スマホ、タブレットがUSBケーブルだけとなり、コンセント周りが結構すっきりしたので、個人的にはいい買い物でした。
関連リンク
メーカーサイト:VASTFAFA
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