あと一歩欲しい。 Firefly「Station P1」はRK3399ベースのファンレスミニPC

2020年4月27日、SBCメーカーのFireflyは、Rockchip RK3399を搭載したファンレスミニPC「Station P1」を発売いたしました。

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スペック

モデル名 Station P1
メーカー Firefly
発売日 2020/04
価格 129ドル(32GB)
179ドル(128GB)
価格(日本円)
CPU Rockchip RK3399(6コア)
(1.8GHz A72 x2 + 1.4GHz A53 x4)
GPU Mali-T860 MP4
NPU
メモリー 4GB LPDDR4
サポートOS Station OS
Android
Ubuntu
有線LAN 1GbE x 1
Wi-fi 802.11 ac
Bluetooth 4.2
チップ
ストレージ 32GB/128GB eMMC 5.1
microSD
USB 3.0 x 1
3.0 x 1(Type-C)
2.0 x 1
GPIO 不明
映像 HDMI(2.0a 4K/60Hz)
DP(1.2 Type-C)
カメラ 不明
オーディオジャック
その他インターフェース IR
消費電力
電源 DC 12V / 2A
124.4mm
奥行き 79mm
高さ 31.6mm
その他 ファンレスアルミケース

特徴

「Station P1」は前述のとおり、とげとげした見た目のファンレスミニPCです。
FireflyはどうもStationという新ブランドを立ち上げたようで、「Station P1」はその第1弾にあたるみたいです。

Station TOPページ

CPUにはRockchip RK3399を搭載しているため、Windowsは動きません。
メモリは4GB LPDDR4、ストレージは32GBまたは128GB eMMCを内蔵します。

▲インターフェースです。

USB3.0はType-AとType-Cが各1ポートづつ、USB2.0も1ポートと、RK3399機としては標準的なものとなっています。

一般的なSBCみたいに四方にインターフェースが散らばっておらず、フロントとリアに集中しているので、ミニPC的な使い方には向いていますね。

見づらいですが、フロント側の左端にはIRレシーバーがあります。

▲サイズは124.4×79×31.6mmです。容量でいうと0.31Lになります。

容量的にはNUCより少ない(NUCの低高モデルで0.44L)ですが、ヒートシンクのフィンを考えると、内部容量はかなり少なくなります。
その代わり、内部拡張性は皆無に等しくなりますが…

▲紹介動画から切り出した内部イメージです。

「ROC-RK3399-PC」のようにも見えますが、インターフェースの並びがちょっと違うんですよね。
そもそも、「ROC-RK3399-PC」にはWi-fiがありませんし。

ただ、このイメージがある程度正しいとすると、内部にはGPIOやPCIeのピンがあるのではないかと思われます。

▲参考までに、「ROC-RK3399-PC」の表裏です。

イメージ図のボードに結構近く見えますね。

TypeC 0を電源ジャックに、Hub HOst2をアンテナに、電源ボタンをオーディオジャックにして、microSDカードスロットを左から右(LANポートの横)に変更したらだいたい「Station P1」のインターフェースになります。

ちなみに、Stationのブランドページでは「Station P1」の初期PVと思われる動画があり、その中ではインターフェースが「ROC-RK3399-PC」そのものとしてイメージが描かれています。

▲マルチストレージ・マルチOSを謳っていますが、一番右はSSDでなくeMMCのことと思われます。

ブート方法は中国語ドキュメントがありました。

多设备启动管理:Firefly

▲Fireflyは独自OSとしてAndroidベースのStation OSというものを開発しています。

Station OSはデスクトップモード(Station Desktop)とマルチメディアモード(Station TV)のデュアルモード構成なのが特徴です。

本体よりこっちの方が気になるのですが、まぁそれは置いておきます。

Station OS – 17th update ( Desktop&TV OS Release ):Firefly forum

▲パッケージです。

本体の他、アンテナ、ケーブル、電源アダプタ、リモコンの他にゴム足(シリコン足?)が付属します。

そういえば、本体には電源ボタンがないんですよね。リモコンをなくしたら一大事になる気が。

まとめ

「Station P1」の価格はストレージが32GBモデルで129ドル(約14,100円)、128GBモデルで179ドル(約19,600円)となっています。
「ROC-RK3399-PC」単品(ストレージなし)で99ドルであることを考えると、同等ボードにWi-fiとストレージと付属品が付いて+30ドルで済むのは安いかなと。

個人的には惜しいなと思うのが、「ROC-RK3399-PC」の拡張ボードです。

M.2 SSDスロットのほか、Wi-fiカード用スロットが付いているので、「Station P1」で使えたら、ストレージをM.2 SSDにできるんですけどね。
それに「Station P1」にはWi-fiが内蔵されていますが、おそらくは433Mbpsまでのものと思われますし、802.11ax(Wi-fi 6)にも対応していません。

この拡張ボード(か同等のもの)がパッケージに含まれていて、ケース自体も拡張ボードを装着する前提であれば、買いであると言い切れるのですが…

M.2 SSDで、802.1ax(Wi-fi 6)が動くSBCってロマンがあるし、普通に需要があると思うのですが、なんでやらないんでしょうね。

関連リンク

Station P1:Firefly
製品ページ:Firefly Station
ニュースリリース:Firefly