2020年7月8日、Lenovoは第9世代Intel Core CPUとGeForce GTX 1650(4GB)を搭載した15.6インチゲーミングノート「ideapad L340 Gaming」を発売いたしました。
特に発表はなく、2019年6月に発売された同名モデルのサイレントアップデートとなります。
スペック
CPU | Core i7-9750H Core i5-9300H |
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GPU | GeForce GTX 1650(4GB GDDR5) |
メモリ | 8/16GB DDR4-2400(2スロット) |
ストレージ | 256GB SSD+1TB HDD 512GB SSD |
画面 | 15.6インチ(IPS) FHD |
有線LAN | 1GbE |
USB | Type-C(3.0)×1、3.0×2 |
映像出力 | HDMI×1 |
駆動時間 | 9.1時間 |
サイズ | 363×254.6×23.9mm |
重量 | 2.19kg~ |
特徴
「IdeaPad L340 Gaming」が最初に発表されたのは2019年6月4日で、新モデルの仕様が発表されたのが2020年6月30日なので、ほぼ1年たってのリニューアルとなります。
筐体は変わらないままストレージ構成とGPU、そして液晶が変更されています。
2020年モデル | 2019年モデル | |
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CPU | Core i7-9750H Core i5-9300H | |
GPU | GeForce GTX 1650(4GB) | GeForce GTX 1650(4GB) GeForce GTX 1050(3GB) |
メモリ | 8 / 16GB | |
ストレージ | 256GB SSD+1TB HDD(9750H) 512GB SSD(9300H) | 1TB HDD +16GB Optane |
ディスプレイ | 15.6インチ IPS | 15.6インチ TN |
CPUはCoffee Lake Refresh世代のCore i5-9300HまたはCore i7-9750Hです。
現行世代は第10世代Core H(Comet Lake-H) に移行しつつありますが、現役で多数の製品が販売されています。
性能的には第8世代(Coffee Lake)の1割増し、第10世代の1割減と、特に不足を感じるものではありません。
GPUはGeForce GTX 1650(4GB)です。
デスクトップ向けのGTX 1650はメモリがGDDR6に変更されましたが、モバイル向けはGDDR5のままのようです。
デスクトップ向けの話ではありますが、GDDR5版とGDDR6版では性能が1割違うものの、その分発熱も増えるということで、冷却に気を遣うモバイル版では導入されていないのかもしれません。
メモリ・ストレージはCore i5-9300Hモデルが8GB RAM/512GB SSD、Core i7-9750Hモデルが16GB RAM/256GB SSD+1TB HDDです。
Wi-fiも変わらずIEEE802.11ac(Wi-fi 5)ですが、せっかくなのでここもIEEE802.11ax(Wi-fi 6)にアップデートしてほしかったところです。
筐体
▲フロント画像です。
ベゼルは細いですが、フラグシップ機のように極端に細いとまではいきません。
- 電源ジャック | 2. イーサネット・コネクター(RJ-45) | 3. HDMI | 4. USB 3.0 | 5. USB 3.0 | 6. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 7. USB 3.0 Type-C | 8. セキュリティ キーホール
インターフェースは左側に偏っています。
電源は135WなのでUSB PDでの給電は使えず、Lenovo独自の四角ジャックとなっています。
USBはすべて3.0なので使い勝手は悪くないでしょう。
▲キーボードはテンキー付きで、キーボードバックライトは青色となっています。
一応「IdeaPad」なので、キーボードも「IdeaPad」シリーズのものですね。
▲背面は全体がヒンジになっています。
これも「IdeaPad」スタイルなのですが、排気は間に合うのでしょうか…
▲ディスプレイは180度開きます。
全体的に見て、キーボードバックライトが青なこと以外はビジネスノートとして通用する見た目ですね。
バッテリーの稼働時間も9.1時間となっており、半分の4.5時間とみても半日以上は使えそうです。
本体重量が2.2kgあるので外にモバイルするにはちょっと厳しいですが(昔はこの重さを持ち歩いていたものですが…)、社内でモバイルするくらいならいけそうです。
使い勝手や性能については2019年のCore i7-9750H+GTX1650(ただしHDD)モデルのレビューがありますので、参考になると思います。
まとめ
「IdeaPad L340 Gaming」は記事執筆時点ではCore i5-9300Hモデルの価格が81,536円となっています。
また、「IdeaPad」なので準ゲーミングノートと違いOffice付きモデルも用意されています。
これに匹敵する価格は以前の「IdeaPad S540 Gaming(Core i5-8265U+GTX 1650)」(現在は値上がりして92,114円~)、CPUがRyzenなASUS「TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H+GTX 1650)」、Ryzen+RadeonなMSI「Alpha 15(A3DC-242JP)(Ryzen 5 3550H+RX5300M)」くらいです。
Intel系+GeForceの組み合わせでは断トツの安さですね。
ゲーミングノートの手始めとして買うにはちょうどいいモデルと言えるでしょう。
関連リンク
IdeaPad L340 Gaming:Lenovo
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