2020年4月10日、ASUSはRyzen+GeForce GTX 1650な格安ゲーミングノート「TUF Gaming FX505DT(FX505DT-R5G1650METS)」を発売いたしました。
たまたま見つけましたがマイナーアップデートらしく、調べた限りではニュースリリースの類も出ていません。
前世代の「FX505DT-R5G1650MS」については過去に記事にしています。型番もほぼ同じですね。ETって何だろう…?

また、CPUがRyzen 7 3750Hに変更された「FX505DT-R7G1650META」、Intel CPUな「ROG Strix G G531GT (G531GT-I5G1650)」も発売されています。
スペック
モデル名 | FX505DT-R5G1650METS |
---|---|
CPU | Ryzen 5 3550H |
GPU | GeForce GTX 1650(4GB) |
メモリ | 8GB DDR4-2400 |
ストレージ | 512GB M.2 SSD |
wi-fi | 802.11ac+BT5.0 |
サイズ | 360×262×26.7mm |
重さ | 2.25kg |
価格 | 79,800円 → 72,545円 |
モデル名 | FX505DT-R7G1650META |
---|---|
CPU | Ryzen 7 3750H |
GPU | GeForce GTX 1650(4GB) |
メモリ | 16GB DDR4-2400 |
ストレージ | 512GB M.2 SSD |
wi-fi | 802.11ac+BT5.0 |
サイズ | 360×262×26.7mm |
重さ | 2.25kg |
価格 | 97,800円 → 88,909円 |
モデル名 | G531GT-I5G1650 |
---|---|
CPU | Core i5-9300H |
GPU | GeForce GTX 1650(4GB) |
メモリ | 16GB DDR4-2666 |
ストレージ | 512GB M.2 SSD |
wi-fi | 802.11ac+BT5.0 |
サイズ | 360×275×25.8mm |
重さ | 2.395kg |
価格 | 108,909円 → 98,018円 |
特徴(FX505DT-R5G1650METS)
スペック詳細を見ればわかるように、前世代の「FX505DT-R5G1650MS」とはどこが変わったの?ってレベルで同じです。
筐体も同じもののようです。
唯一違うのが稼働時間で、4.3時間から4.7時間に伸びています。
スペック以外で違うのは価格で、定価が82,800円(税別)から79,800円(税別)へと、3,000円安くなっています。
で、先週の4月7日にはこんな記事が出ています。

GeForce RTX 2060がメインの記事ですが、記事内に「今年(2020年)の春よりGTX 1650搭載品を699ドルから、RTX 2060搭載品が999ドルからになるように価格改定を行なった。 」とあるんですね。
これで価格の方は分かったのですが、稼働時間が伸びた理由が不明です。
同じく先週の4月4日からGDDR6メモリとなったGTX 1650が出回るようになっています。
GDDR6はGDDR5に比べて高速かつ低消費電力ですが、さすがに稼働時間が1割伸びるほどの差は出ないでしょうし…おそらくはドライバの改善とかの効果だと思われます。

というわけで現状は、安くなったというのが一番の特徴となります。
仕様については固定となっています。
CPUはRyzen 5 3550H、メモリは8GB DDR4-2400、ストレージは512GB M.2 SSDです。
「FX505DT-R7G1650META」はCPUがRyzen 7 3750H、メモリが16GBになっています。
性能が上がった分稼働時間が下がって、4.3時間となっているのが違いですね。
SSDの接続はどちらもPCIe3.0 x2なので、理論上は片方向1.969GB/s、実際は1800~1900MB/sが上限となります。
高級SSDのような3000MB/sオーバーは無理ですが、実用上は十分な速度といえます。
▲フロントから見た図です。
筐体の仕様は変わっていないようなので、両サイドのベゼル幅は6.5mmのままと思われます。
▲キーボードも同じです。
キーボード上部のスリットはスピーカーではなさそうなので吸気口になるっぽいのですが、他ブログのレビューを見ても言及されていないんですよね…
▲インターフェースは左サイドに集中しています。
USBは3.0×2、2.0×1とちょっと寂しい感じです。Type-Cも1ポートくらいあってもいいと思うんですけどね…
▲天板は4方向からラインが入り、底面はかなりの部分にスリットが入っています。
しかし、この底面のスリット、大部分がダミーで、実際に穴が開いているのは真ん中の下の方と左下の一部分だけだったりします。
▲吸気口は心もとないですが、排気口はがっつり開いています。
ヒンジ部を台形に切っている(特許取得済み)ので、排気と干渉しにくく、効率は良さそうです。
インターフェースのない右サイドにも排気口が用意されていますが、これ、下に回り込んであったかい空気を吸気してしまう気もします。
特徴(G531GT-I5G1650)
「G531GT-I5G1650」は先代が「G531GT-I5G1650F」という型番なのですが、アップデートではなくバリエーションの追加といった方がよさそうです。
ざっくり違いは以下となります。
G531GT-I5G1650 | G531GT-I5G1650F | |
---|---|---|
CPU | Core i5-9300H | |
メモリ | 16GB | 8GB |
ストレージ | 512GB | |
OFFICE | なし | 2019 H&B |
価格 | 108,909円 | 142,800円 |
ROG Strix Gシリーズはこれまで記事にしていなかったのですが、「FX505」シリーズとはだいぶ毛色が違ってスタイリッシュです。
▲インターフェースは左側と背面に分散しています。
「G531GT-I5G1650」にはType-C端子はありません。USBが3ポートともUSB3.0なのはいいのですが、固まっているのでこれはこれで微妙です。
ちょっと面白いのがヒンジ部で、キーボード面のところに吸気口が開いています。
後ろに十分なスペースがなければ排気を吸ってしまいそうですが、底面のみの吸気に比べて、吸気量はかなり多くなりそうです。
▲キーボードはテンキーレスで、”右一列”タイプです。
その代わりに、ASUS独自のテンキー機能付きタッチパッド「NumberPad」となっています。
個人的にはテンキー付きキーボードは操作が左に偏ってしまう上、エンターキーの押し間違いが多いので、このスタイルの方が歓迎です。
まとめ
正直、どこが変わったのか分かりにくいラインナップなわけですが、価格面では確実に安くなっています。
FX505DT-R5G1650METS:79,800円(税別)
FX505DT-R7G1650META:97,800円(税別)
G531GT-I5G1650:108,909円(税別)
さらに記事執筆現在では期間限定セールを行っており、さらに安くなっています。
FX505DT-R5G1650METS:79,800円 → 72,545円
FX505DT-R7G1650META:97,800円 → 88,909円
G531GT-I5G1650:108,909円 → 98,018円
クーポン: ASUSStore_G_Cherry2020
「FX505DT-R5G1650METS」は税込みでも79,800円となり、現時点では8万円を切ってくるのでかなり安いです。
あとは”699ドル”なGTX 1650ノートがいつ登場して、国内価格がいくらになるかが問題なわけですが、これまでの例を見る限りでは、8万円切るかどうかになると思うので、他メーカーが格安ゲーミングを出してきても最安値クラスに居続けることでしょう。
まとめ
TUF Gaming FX505DT (FX505DT-R5G1650METS):ASUS Store
TUF Gaming FX505DT (FX505DT-R7G1650META):ASUS Store
ROG Strix G G531GT (G531GT-I5G1650):ASUS Store
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