オールAMDの廉価版。 MSI「Alpha 15(A3DC-242JP)」はRyzen 5+RX5300Mで8万円切り

PC

2020年7月2日、MSIはエントリークラスのRyzen+Radeonなゲーミングノート「Alpha 15(A3DC-242JP)」を発表いたしました。
すでに一部では予約が始まっており、2020年7月9日に発売します。

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スペック

CPURyzen 5 3550H
GPURadeon RX 5300M(3GB GDDR6)
メモリ8GB DDR4(2スロット)
ストレージ512GB(M.2 NVMe)
画面15.6インチ FHD
USBType-C(Gen1)×1
3.2 Gen1×3
映像出力HDMI、Mini DisplayPort
有線LAN1GbE(Killer E2600)
wi-fi802.11ac、BT5.0
サイズ357.7×248×27.5mm
重さ2.3kg

特徴

「Alpha 15(A3DC-242JP)」は簡単に説明すると、「Alpha 15(A3DDK-006JP)」と同じ筐体ながらCPUとGPUをワンランク下げたモデルです。

オールAMD! MSI「Alpha 15」はRyzen+最新Radeonなゲーミングノート

具体的にはCPUがRyzen 7 3750HからRyzen 5 3550Hに、GPUがRadeon RX 5500MからRadeon RX 5300Mにグレードダウン、メモリが16GBから8GBに減っています。
あとついでにキーボードバックライトが個別RGBからシングルカラー(赤)にグレードダウンしています。

なお、当の「Alpha 15(A3DDK-006JP)」はすでに終売に向かっており、後継機でRyzen 4000シリーズ搭載な「Bravo 15(A4DCR-058JP)」に移行しています。

国内でオールAMD! MSI「Bravo 15」「Bravo 17」はRadeon RX 5300M/5500M搭載

現行の「Bravo 15(A4DCR-058JP)」はRyzen 5 4600H+Radeon RX 5300Mなので、GPUは同じでCPUだけ前世代ということですね。

PassMark CPU
Ryzen 7 4800H191442663
Ryzen 5 4600H148692503
Core i7-10750H128132755
Core i7-9750H114392525
Core i5-10300H90612668
Ryzen 5 3550H81452111
Core i5-9300H80622432

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

Ryzen 5 3550Hは4コア8スレッド、Ryzen 5 4600Hは6コア12スレッドであることと、アーキテクチャも一新されていることから、シングルスレッド性能で1.2倍、総合性能では1.8倍くらいの差になっています。
なんだかこう、別物レベルの差ではありますが、だからこそエントリークラスとなり得るのでしょう。

Intel系との比較だと、同世代のCore i5-9300Hと同等ですね。

GPUについては前述のとおり、「Bravo 15(A4DCR-058JP)」と同じRadeon RX 5300Mです。

3DMark FireStrike
Radeon RX 5600M1665018800
GeForce RTX 20601465015650
GeForce GTX 1660 Ti1120013200
Radeon RX 5500M1080012300
Radeon RX 5300M930010300
GeForce GTX 1060915010650
GeForce GTX 165069007800

上段:総合スコア、下段:グラフィックスコア

GeForce系の10万円以下のエントリークラスはほぼすべてのモデルがGeForce GTX 1650です。
8万円切りで約1.35倍のスコアと考えると、コストパフォーマンスはかなり高いと言えるでしょう。

筐体

「Alpha 15(A3DC-242JP)」の画像が少ないので、一部は同じ筐体である「Alpha 15(A3DDK-006JP)」の画像を使用しています。

▲ディスプレイのベゼルはかなり細いです。

右サイドのインターフェースは少なめですね。

▲左サイドはインターフェースがずらっと並んでいます。

また、排気口は背面と左サイドの2方向についています。

▲クーリングは「Cooler Boost 5」です。

▲キーボードは筐体の幅いっぱいを使っています。

ある程度厚みのあるゲーミングノートだからこそ、できること(薄型ノートだとサイドのインターフェースと干渉する)といえます。

ちなみに「Bravo 15」はかなり薄くなった(27.5mm→21.7mm)のでテンキーをやめて”右一列”とすることで、左右のインターフェースとの干渉を避けています。

▲底面は結構がっつりと吸気口が開けられています。

「Bravo 15」では吸気面積が減っていましたが、これだけ空いていれば安心ですね。
底面手前部分がスピーカーとなります。

まとめ

「Alpha 15(A3DC-242JP)」はAmazon専売で、価格は79,588円と8万円を切っています。
GeForce GTX 1650搭載機でも8万円切りは公式ストアで投げ売りされているASUS「TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H+GeForce GTX 1650)」くらいしかありません。

先にも書いたように、GPU性能がかなり違っているので、10万円以下のゲーミングノートで「Alpha 15(A3DC-242JP)」を超えるコスパのものはないと思います。

10万円を超えてもいいのならGPUスコアが1.8倍なRadeon RX 5600Mを搭載したDELL「G5 15 SE(スペシャルエディション)」をおすすめしますが、エントリークラスとしては「Alpha 15(A3DC-242JP)」は文句のつけようがない製品と言えます。

大手からも! DELL「G5 15 SE」は12万円台からのオールAMD!

関連リンク

ニュースリリース:MSI

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