2020年8月6日、PCメーカーのFRONTIERは、第10世代Core i7-10750HとGえForce GTX 1650を搭載した、ライトゲーマー向けのシンプルなゲーミングノートの2020年モデル「LN(NM470/10th)」シリーズを発売いたしました。
スペック
■LN(HM470/10th) | |
CPU | Core i7-10750H |
---|---|
メモリ | 8/16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 240GB~1TB SSD |
画面 | 15.6インチ IPS FHD |
USB | Type-C(Gen2)×1 3.0×1、2.0×1 |
wi-fi | 802.11ax+BT5.0 |
サイズ | 359.5×238×21.9mm |
重さ | 1.987kg |
特徴
FRONTIERのPCのシリーズ名はシンプルかつ同じ名前が使われるため、世代交代が非常に分かりにくくなっています。
今回紹介する「LN(HM470/10th)」も前世代は「LN(HM370)」と一応区別がつく形にはなっていますが、サイト上では「LNシリーズ」としか書かれないので、紛らわしいことに変わりはありません。
そんな「LN(HM470/10th)」ですが、「LN(HM370)」とは筐体からして全く別物になっています。
2020年モデル | 2019年モデル | |
CPU | Core i7-10750H | Core i7-9750H |
GPU | GeForce GTX 1650 (4GB GDDR6) | GeForce GTX 1650 (4GB GDDR5) |
チップセット | HM470 | HM370 |
メモリ | DDR4-3200 | DDR4-2666 |
USB | Type-C(Gen2)×1 Type-A(Gen1)×2 2.0×1 | Type-C(Gen2)×1 Type-A(Gen2)×1 Type-A(Gen1)×1 2.0×1 |
Wi-fi | 802.11ax (Wi-fi 6) | 802.11ac (Wi-fi 5) |
キーボード | キーピッチ:18.2mm ストローク:1.8 ± 0.2mm | キーピッチ:18.22mm ストローク:3.95mm |
サイズ | 359.5×238×21.9mm | 361×258×27.9mm |
CPUは第9世代のCore i7-9750Hから第10世代のCore i7-10750Hへと更新されています。
この変更に合わせて、チップセットもHM370からHM470へと変わっています。
IntelのHシリーズは世代を経るごとにだいたい1割程度の性能向上となっています。
PassMarkスコアも12000を大きく超え、登場当初のライバルであったRyzen 7 3750Hの1.5倍のスコアを出していましたが、現在ではRyzen 7 4800HどころかRyzen 5 4600Hにも及ばない状態です。
ただこれはRyzen 4000シリーズが優秀すぎるだけなので、Core i7-10750Hがいまいちというわけではありません。
GPUは2019年モデルから引き続きGeForce GTX 1650ですが、メモリがGDDR5からGDDR6に変わっています。
これはGDDR5の在庫減少によるもので、2020年4月にNVIDIAが公式に発表しています。
この変更により、デスクトップ版での比較では性能が10%向上したとのこと(ただし消費電力は少し増える)。
そのほか、メモリも高速化されたり、Wi-fiも802.11acから802.11axに変更されたりと、全体的にアップデートされています。
内部的には、2.5インチ+M.2のデュアルストレージができるようです。
筐体
▲フロントから見たところです。
ベゼルはかなり細くなっており、没入感が得られそうです。
▲インターフェースは左右と背面に分かれています。
右側にマウスを置くことはあまり意識されていないみたいです。
▲ちなみにこちらが2019年モデルです。
全く別物であることが分かると思います。
▲キーボードです。
キーピッチは18.2mmとやや小ぶりですが、その代わりエンターキー回りが狭くなっているということがなさそうです。
右シフトキーが小さい点だけ注意が必要でしょう。
▲キーボードバックライトは全体のみですがRGB調整が可能です。
▲天板はシンプルです。
あまりゲーミングな主張をしていないので、外でも使いやすそうです。
▲底面は吸気口が大きく開けられています。
分かる範囲でもヒートパイプが4本見えますね。
排気口も背面だけでなく左にも用意されているので、冷却面での不安はなさそうです。
まとめ
「LN(HM470/10th)」のラインナップはシンプルで、3パターンしか用意されていません。
参考までに、「LN(HM370)」は104,800円からでした。
8GB RAM/240GB SSD: 102,800円
8GB RAM/500GB M.2 SSD: 106,800円
16GB RAM/1TB M.2 SSD: 116,800円
だいぶ安くなってきたとはいえ、DDR4-3200はDDR4-2666にくらべて高価(2~3割高い)で、もろもろアップデートされているにも関わらず、値段が下がっているのは嬉しいですね。
メモリとストレージについてはカスタマイズが可能です。メモリなんか64GB(32GB×2)もカスタマイズ項目として用意されていたりします。
とはいえ、カスタマイズはさすがに割高(例えばメモリ32GB×1は20,000円)なので、保証を気にしないのであれば自力で換装するのも手だとは思います。
セールについて
FRONTIERは記事執筆時点で二つのセールを開催しています。
ひとつは「スペシャルサマーセール」です。
毎月開催セールで、8月12日15時までの開催です。
内容的にはデスクトップ中心です。
もうひとつが「怒涛の半期決算セール」です。
こちらは8月21日15時までの開催となります。
ラインナップも「スペシャルサマーセール」より多く、最大21%オフと結構割安になっています。
コメント