【レビュー】 ELECOM「ESD-EC0960GBK」は小さい!軽い!早い!大容量!なポータブルSSD

レビュー

小さいことと大容量は、PC界では正義です(断言)。

がじぇっとりっぷでは現在、PCレビュー前のバックアップに、外付けケースに入れたSSDを使っています。

【レビュー】 UGREENのUSB3.2 Gen2対応HDDケースで罠にハマった話

中に入れているのは検証用のSSDな上、検証用なので(フォーマットに時間がかからないように)低容量ということもあり、バックアップ用に大容量でまともなものを用意しようということで、比較的容量単価の安い ELECOM「ESD-EC0960GBK」を購入いたしました。

現在は末尾にRが付いた「ESD-EC0960GBKR」にモデルチェンジをしていますが、データ復旧サービスLiteが付属しただけで、中身は変わっていないようです。

実は最後までIODATA「SSPH-UT」シリーズ、「SSPH-UA/E」シリーズと悩んだのですが(デザインはこっちの方が好きなので)、収納ケーブルが決め手でした。
あと価格の近い「SSPH-UT」シリーズは速度が遅いというのもやめた要因の一つです。

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ELECOM ESD-EC0960GBK

容量960GB
接続USB3.1 Gen1 / USB2.0
転送速度読み出し:最大410MB/s
書き込み:最大400MB/s
サイズ113×48.5×11mm
重さ44g

GoodPoint
コンパクトで大容量
文句のない転送速度
ケーブル選択の必要なし
Type-A端子なので汎用性高い

BadPoint
USB3.2 Gen2は非対応
筐体は安っぽい

外観

▲箱の裏表です。

裏には原寸サイズの本体が印刷されていて、サイズ感がイメージしやすくなっています。

▲中身です。

本体・説明書・PS4での設定マニュアルが入っていました。

本体を横向きに置くとかなり小さく見えますが、ちゃんと箱の原寸印刷と同じ大きさでした。
原寸印刷の向きを横にした方が、コンパクトさを演出できるんじゃなかろうか。

▲左から2.5インチHDDケース、本製品、iPhone4、USBメモリです。

2.5インチHDDケースの半分以下のサイズ(しかもUSBケーブル込み!)ですね。

USBメモリはがじぇっとりっぷも大量購入している(安くて使い勝手がいいので)、シリコンパワーの「Blaze B02」です。

▲表側の表面にはヘアライン加工が施されています。

が、元がプラスチックなので無地よりは全然ましとはいえ、高級感はちょっと足りません。

▲裏側とUSBケーブルです。

USB Type-A端子が巨大に見えますね。

▲2か所のゴム足の下にはネジが隠れています。

ネジを外して分解しようとしたのですが、爪が固くて無理にやると壊れそうだったので断念…

▲重さは公式スペックよりちょっと軽い42gでした。

▲参考までに、2.5インチHDDケース+SSD+ケーブルは120gと3倍近くに。

ノートPCの重さに比べれば小さな差ですが、スマホの半分くらいの差と考えれば大きいですね。

接続

▲13.3インチの「IdeaPad 720S」とのサイズ感です。小さいです。

表側には青色LEDが付いていますがアクセスランプなので、しばらく放置すると消灯します。

▲PC上では何もせずとも認識しています。

HDD/SSD側は10進法で1KB=1000バイトで計算するのに対し、PC側は2進法で1KB(1KiB)=1024バイトで計算するため、容量にはズレが出ます。具体的にはHDD/SSDの1GBはPC側では931.3MBくらいで扱われます。

なので容量は960GBの約93.13%で894GBとなっています。

ある種の歴史的経緯の結果とはいえ、いまだにこのズレを許容しているのってどうなんでしょうね。

▲デバイス名は「ELECOM ESD-EC SCSI Disk Device」。

▲CrystalDiskInfoの情報は多くありません。

外付けUSBケースのレビューでもこんな感じだったので、USB接続にすると取得できる情報に制限がかかるのかも。

ベンチマーク

▲CrystalDiskMarkの結果。

仕様の転送速度を超えて、435MB/sまで出ています。

USB3.0では8b/10bエンコード(8bitのデータにクロックデータを追加して10bitにする)を行うので、実効最高速度は4Gbps(=500MB/s)です。

8b/10b - Wikipedia

とはいえ現実には実測で400~450MB/s付近が限界であることが多く、435MB/s超となる「ESD-EC0960GBK」は優秀であると言えます。

▲9.6GB(4.8GB×2)のデータでPC→SSDを実測した結果。

ベンチマークとは違って290~295MB/sの間で安定して転送しています。

▲反対方向(SSD→PC)での転送速度の実測結果。

PC→SSDよりは安定していませんが、おおむね260~290MB/sの速度が出ていました。

途中落ち込んでいるところは一つ目のデータが転送し終わって、二つ目に移ったタイミングですね。

まとめ

「ESD-EC0960GBK」は小さくて軽くて大容量で転送速度も十分と、ほぼ文句のつけようがない外付けSSDです。

最大10Gbps転送なUSB3.2 Gen2にこそ対応していませんが、ケーブルの心配をする必要がないこととのトレードオフと考えれば十分納得できます。

USB3.2 Gen2対応製品は大体ケーブルは別で、Type-AとType-Cの2本を使い分けるスタイルなので、ケーブル内蔵はほぼありませんし。

最近では大容量のUSBメモリやSDカードも出ていますが、安定して高評価のものは少なかったり、容量単価も外付けSSDより高く、転送速度は外付けSSDに及ばないと、サイズ以外はいいところがありません。

大事なデータを保管するものなので、そこは多少はこだわらないとですね。

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