2020年10月19日、 富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)は2020年秋冬モデルのノート7シリーズ17機種および、WEB直販モデル6シリーズ10機種を発表いたしました。
この記事では公式WEBショップで販売が始まっている「UH-X(テン)/E3」「UH90/E3」およびそのカスタマイズモデルである「WU-X/E3」「WU2/E3」を取り上げます。
全ラインナップ
カタログモデル
モデル名 | 発売日 | 価格 | CPU | 画面 | TB4 | 特徴 |
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UH-X/E3 | 販売中 | 22万円弱 | Core i7-1165G7 | 13.3インチ | × | 世界最軽量 634g |
UH90/E3 | 販売中 | 21万円弱 | Core i7-1165G7 | 13.3インチ | 2 | 重量818~834g |
UH75/E3 | 12/10 | 19万円弱 | Ryzen 7 4700U | 13.3インチ | × | |
CH90/E3 | 12/10 | 17万円強 | Core i5-1135G7 | 13.3インチ 有機EL | 2 | HDMI入力 |
CH75/E3 | 12/10 | 15万円強 | Core i5-1135G7 | 13.3インチ IGZO液晶 | 2 | 重量999g HDMI入力 |
TH77/E3 | 12/10 | 20万円弱 | Core i7-1165G7 | 15.6インチ IGZO液晶 | 2 | 重量1390g クロステクスチャー 縦置きスタンド型充電器 |
FH-G/E3 | 12/10 | 23万円弱 | Ryzen 7 4700U | 23.8インチ 4K 液晶一体型 | × | Radeon RX 5300M |
FH77/E3 | 11/12 | 20万円強 | Core i7-1165G7 | 23.8インチ 液晶一体型 | × | Blurayドライブ 3波W録画テレビチューナー 2.5GbE |
FH70/E3 | 11/12 | 10万円弱 | Core i7-1165G7 | 23.8インチ 液晶一体型 | × | HDMI入力 |
FH60/E3 | 10/22 | 15万円弱 | Ryzen 5 4500U | 23.8インチ 液晶一体型 | × | HDMI入力 |
FH52/E3 | 12/10 | 14万円強 | Celeron 6305 | 23.8インチ 液晶一体型 | × | HDMI入力 |
AH77/E3 | 12/10 | 20万円弱 | Core i7-1165G7 | 15.6インチ | × | |
AH53/E3 | 12/10 | 17万円弱 | Core i7-1165G7 | 15.6インチ | × | |
AH50/E3 | 販売中 | 12万円弱 | Ryzen 7 3750H | 15.6インチ | × | |
AH43/E3 | 販売中 | 11万円弱 | Ryzen 3 3300U | 15.6インチ | × | |
NH77/E3 | 11/27 | 15万円強 | Ryzen 7 4700U | 17.3インチ | × | |
EH | 12/10 | 11万円弱 | Core i3-1115G4 | 13.3インチ | ○ | 学生向け |
WEB直販カスタマイズモデル
モデル名 | 発売日 | 価格 | CPU | 画面 | TB4 | 特徴 |
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WU-X/E3 | 販売中 | 16.7万円~ | Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 | 13.3インチ | × | UH-X/E3の直販カスタマイズモデル |
WU2/E3 | 販売中 | 13万円~ | Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 Core i3-1115G4 | 13.3インチ | × | UH90/E3の直販カスタマイズモデル |
WC2/E3 | 11月中旬 | Core i5-1135G7 | 13.3インチ 有機EL | 2 | CH90/E3の直販カスタマイズモデル | |
WC1/E3 | 11月中旬 | Core i5-1135G7 | 13.3インチ IGZO液晶 | 2 | CH75/E3の直販カスタマイズモデル | |
WT1/E3 | 11月中旬 | Core i7-1165G7 | 15.6インチ IGZO液晶 | 2 | TH77/E3の直販カスタマイズモデル | |
WF-G/E3 | 11月中旬 | Ryzen 7 4700U | 23.8インチ 4K 液晶一体型 | × | FH-G/E3の直販カスタマイズモデル | |
WF1/E3 | 販売中 | 16.6万円~ | Core i7-1165G7 | 23.8インチ 液晶一体型 | × | FH77(70)/E3の直販カスタマイズモデル |
WFB/E3 | 販売中 | 13.3万円~ | Ryzen 7 4700U Ryzen 5 4500U | 23.8インチ 液晶一体型 | × | FH60/E3の直販カスタマイズモデル |
WA3/E3 | 11月中旬 | 8.9万円~ | Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 Core i3-1115G4 | 15.6インチ | × | AH77(53)/E3の直販カスタマイズモデル |
WD-G/E2 | 販売中 | 17.8万円~ | Core i7-10700 Core i5-10500 | デスクトップ | × | WEB限定モデル GeForce RTX 2060/2080 SUPER |
スペック(UH-X/E3・WU-X/E3)
CPU | Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 |
---|---|
メモリ | 8~32GB LPDDR4-4266 オンボード交換不可 |
ストレージ | 128GB~2TB NVMe SSD |
画面 | 13.3インチ IGZO FHD |
USB | Type-C(Gen2)×2、Type-A(Gen1)×2 |
wi-fi | 802.11ax+BT5.0 |
サイズ | 307×197×15.5mm |
重さ | 634g~ |
スペック(UH90/E3・WU2/E3)
CPU | Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 Core i3-1115G4 |
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メモリ | 4~32GB LPDDR4-4266 オンボード交換不可 |
ストレージ | 128GB~2TB NVMe SSD |
画面 | 13.3インチ IGZO FHD |
USB | Type-C(TB4)×2(UH90/E3) Type-C(Gen2)×2(WU2/E3) Type-A(Gen1)×2(共通) |
wi-fi | 802.11ax+BT5.0 |
サイズ | 307×197×15.5mm |
重さ | 736g~ |
その他 | 5G対応モデルあり |
特徴
「UH-X/E3・WU-X/E3」は富士通がこれまで持っていた2018年秋冬モデル「UH-X/C3」の世界最軽量重量698gを更新(それもマイナス64gの大幅更新!)する、わずか634gの世界最軽量モデルです。ちなみに重量は開発拠点のある「武蔵(武蔵中原)」にちなんだものだとか。
2019年は2-in-1モデルの「UH95」の世界最軽量化(868g)に注力していたということで、2年ぶりの更新ですね。
フットプリントもかなり小さくなっています。
この軽量化を実現するために、筐体の一部(天板)がマグネシウムリチウムからカーボン素材に変更されています。全部をカーボンにするのはコスト的に無理だったとのこと。
一方で顔認証機能が削除されています。これはコロナ禍でマスク装着が増えたことを受けたもので、電源ボタン一体型の指紋認証で代用しています。
軽量化をしても耐久性は犠牲にしておらず、各種耐久テストをクリアしています。
むしろカーボンなどの新素材の効果で前世代よりも頑丈になっているみたいです。
CPUはIntel第11世代Tiger LakeのCore i7-1165G7、メモリは8GB LPDDR4X-4266(オンボード交換不可)、ストレージは1TB M.2 NVMe SSDです。
軽量化を計るために犠牲になっているのがバッテリーで、わずか25WHrしかありません。
それでも駆動時間は11時間あるので、実使用では半分の6時間弱を見込んでおけばいいでしょう。
ちなみに電源オフ時は7.5W以上の出力のType-C充電器で充電ができるそうです。
フロント画像です。4方向ともにベゼルが細いです。
WEBカメラ部にはプライバシーシャッターが付いています。
1.盗難防止用ロック取り付け
2.USB3.2 (Gen2) Type-C コネクタ
3.バッテリステータスランプ
4.HDMI出力端子
5.USB3.2 (Gen1) Type-Aコネクタ
6.オーディオジャック
7.電源ランプ
1.ダイレクト・メモリースロット
2.USB3.2(Gen1) Type-A コネクタ
3.LANコネクタ
ちょっと画像が小さいですが、インターフェースです。
左側に偏っていて、右側はマウス用のType-AとSDカードスロット、端っこにLANポートと、なるべくマウス操作の邪魔にならないようになっています。
全体としてもUSBが4ポートにHDMIとフルサイズのSDカードスロット、有線LANと文句のない構成です。
キーボードです。
富士通のノートは一貫して矢印キーを一段下げており、誤打鍵防止につながっています。
それに国産ノートなのキーピッチ19mmを維持しながら変則サイズのキーもありません。
さらに文字キーと周辺キーでは重さを変えているという細やかさまで。
「UH90/E3」は「UH-X/E3」に似ていますが、以下の点が変更されています。
・Thunderbolt4対応
・キーボードバックライト搭載
・バッテリー容量が2倍(25WHr→50WHr)
・カラーバリエーション
・重量813g~834g(カラーによる)
色々と追加されていますがそれでも800g台前半で十分に軽いです。
それでいてバッテリーは他社薄型ハイエンドと同等レベルの50WHrもあるのだから凄いとしか言いようがありません。
「UH-X/E3」にはなかったカラーバリエーションは、ピクトブラック・ガーネットレッド・シルバーホワイトの3色です(「UH-X/E3」はピクトブラックのみ)。
「UH90/E3」のWEB直販カスタマイズモデルである「WU2/E3」はちょっと複雑です。
・軽量バッテリー(25WHr)が選択可能
・メモリは4~32GB
・5G WAN選択可能(50WHrバッテリーのみ)
・Thunderbolt 4は5Gモデルのみ
Thunderbolt 4対応については、消費電力的に軽量バッテリー(25WHr)では無理だったとのことで、「UH-X/E3」では外されています。
「WU2/E3」でも標準が25WHrバッテリーのために非対応となり、標準が50WHrバッテリーである5GモデルのみTB4搭載と、ちょっと複雑になっています。
まとめ
個人的には世界最軽量の「UH-X/E3」よりは、バッテリー2倍でThunderbolt 4にも対応した「UH90/E3」の方が気になるところです。
価格面では、公式WEBショップでは22,000円オフクーポンが出ていて、「UH-X/E3」が219,780円、「UH90/E3」が208,780円です。
…なんでかバッテリーが多くてTB4にも対応した「UH90/E3」の方が安いんですよね…
「UH-X/E3」のカスタマイズモデルである「WU-X/E3」は、最安構成(Core i5/8GB RAM/128GB SSD)で166,896円、マシマシ構成(Core i7/32GB RAM/2TB SSD)で314,138円でした。
「WU2/E3」は最安構成(Core i3/4GB RAM/128GB SSD)だと129,463円と手に取りやすい価格まで下がりますが、メモリは増やした方がいいでしょう。
「WU2/E3」の5Gモデル(Core i7/8GB RAM/128GB SSD)は11月中旬の発売なのでクーポンが発行されておらず、258,280円となっています。おそらくは21.5万円くらいまでは下がると思われます。
…がじぇっとりっぷが欲しい(Core i5/16GB RAM/256(512)GB SSD/TB4)という選択肢がないのが悲しいです。
「WU2/E3」のカスタマイズをTB4付きの50WHrモデルとTB4なしの25WHrに分けてくれれば良かったのですが…
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