地味に欲しかった。 18650電池として使えるモバイルバッテリーがファンディング中

2020年10月23日、LIGHTINGALE JAPANがクラウドファンディングサイトのCAMPFIREで、18650電池として使える「電池型モバイルバッテリー」のファンディングを開始しました。

大容量!軽量!電池としても使えるモバイルバッテリー:CAMPFIRE

正直全く気付いていなかったのですが、2019年12月にはmakuakeでファンディングを行い、230万円近い出資を集めていたようです。

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スペック

・型番:LTG-0001
・バッテリー容量:3400mAh(IN/OUT 5V/1A)
・充電時間:約4時間(充電中は電池先端部が赤色に点灯、満充電で緑色LEDが点灯します。)
・サイズ:Φ18.6mm×70.5mm
・重量:48g
・セット内容:18650型リチウムイオン電池×1、パワーバンクケーブル×1

特徴

USB充電可能な充電池については、過去に記事にしています。

2020年1月20日、BLUEDOT株式会社(千葉)は、USB充電式リチウムイオン単3形電池「BMB-MR3、BMB-MRU3」と単4形電池...

この時は単3型や単4型の話で、一般的なニッケル水素電池に比べて元々の電圧が高く、容量を使い切るまで安定して1.5Vを出力できること、低温での電圧低下に強いことなどを解説しました。

今回の話である18650電池というのはもともとリチウムイオン二次電池の一種の規格です。なので実はその点では強みはありません。

問題は、以下の点です。

・用途が限られているのでそこまでの数が必要ない
・電池サイズが大きく専用の充電器が必要
・そこらの量販店では販売されていない(充電器含む)

まぁ最後のはどうしようもないですね。

2番目についてはちょっとごつい、18650電池を使う懐中電灯などには充電器が付属することがありますが、とてもチャチですぐ壊れます(壊れました)。

かといって、専用充電器はしっかりしたものはそれなりの値段がします。

がじぇっとりっぷはUSB充電機能のある懐中電灯を充電器代わりに、一本ずつ充電しています。

で、1番目とも絡む話になるわけですが、家庭内で18650電池を使う場面って、それこそ懐中電灯くらいしかないんですよね。

ガジェット系ではSBCのバッテリーとして使われることもありますが、それはどちらかというと逸般の部類でしょう。

こんな感じのやつですね。

話が逸れましたが、そんな数本のために何千円の充電器は買いづらいわけです。

そこで登場を待っていたのが、直接USBで充電可能な18650電池です。
一応中国ではすでに売られています。でも、当たり前ですがPSE(電気用品安全法)適合マークがないんですよね。

構造としては単三/四型と変わりありません。むしろ、体積に対して基板の占める割合が少ない分、容量的な不利が小さくなっています

18650電池は安い製品だと2,000mAh、大容量と言われるもので3,500mAh(4000mAhを超える商品もありますが、あまり評価はよくないです)に対し、「LTG-0001」は3400mAhです。容量面でも遜色ないですね。

さらに冒頭でも「電池型モバイルバッテリー」と書いた通り、「LTG-0001」は通常の電池としての使い方だけでなく、USBでの出力にも対応しています。むしろモバイルバッテリー機能をメインにすることで、受け入れやすくしていますね。

「LTG-0001」の出力は5V/1A、容量は3400mAhと、モバイルバッテリーとしては最小限の性能ですが、付加価値を持たせることに成功しています。

ちなみに上記画像ではパワーバンクケーブルなるものを使っていますが、USB Type-Aを挿す用なので、Type-Cケーブルなら直接挿しても問題ないようです。

サイズについては本来は直径18mm、長さ65mmというのが規格です。

(株)ソニー・エナジー・テック(現ソニーエナジー・デバイス(株))が1991年に量産化したリチウムイオン蓄電池の一つが、直径18mm、長さ65mmの円筒形だったために、それが業界標準となったようです。

JIS規格ではICR19/66という呼び方で、以下のように定められています。

総高:64.0~65.2 mm
直径:17.8~18.5 mm
公称電圧:3.6 V
放電終止電圧 2.50 V
放電終止電圧(サイクル試験) 2.75 V

…「LTG-0001」は高さが70.5mmなので、大幅に超えていますね…

まぁ、実際は70mm前後の製品が中心で、電池を入れる方もそれに対応して余裕を持たせているので、実使用で困ることはそうそうないでしょう。

安全性についても日本の安全基準であるPSEの他にも世界標準のCE(欧州セキュリティ)認証、RoHS(欧州連合ROHS環境保護)認証を取得しているので、問題ありません。

今回のファンディングでは懐中電灯付属のプランも用意されています。
最高1050lm(ルーメン)とそれなりに明るいですが、防水性能がIPX4(一般に生活防水と呼ばれるレベル)なのが気になるところです。

まとめ

「電池型モバイルバッテリー」(製品名がないんですよね…)の価格は1本だと2,800円、2本で5,000円です。

オリジナルの懐中電灯付きだと1本4,600円、2本で9,000円(懐中電灯も2個)です。

国内だと通常の18650電池でも1本1,000円はするので、そこまで高いというほどではないですね。

とはいえ、先に書いた通り、何本も必要とすることはそうそうないので、がじぇっとりっぷのように充電機能の付いた懐中電灯で1本ずつ充電するというのも手ではあります。

関連リンク

大容量!軽量!電池としても使えるモバイルバッテリー:CAMPFIRE