Core i7だけ? DELL「XPS 13(9310)」の第11世代CPU搭載モデルはハイエンドオンリー

PC

2020年10月2日、DELLはIntel第11世代Core CPU(コードネーム:TigerLake)を搭載した「XPS 13(9310)」を発売いたしました。

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スペック

■XPS 13(9310)
CPUCore i7-1165G7
メモリ16~32GB LPDDR4x-4267
ストレージ512GB~1TB NVMe SSD
画面13.4インチ IPS FHD+/UHD
USBType-C(TB4)×2
wi-fi802.11ax+BT5.1
サイズ295.7×198.7×14.8mm
重さ1.2kg

価格:168,473円

詳細スペックを見る
メーカーDELL
名称New XPS 13 (9310)
発売日2020/10
定価202,980円~
実売価格168,473円~
価格条件税抜・配送料込
17%off
CPUCore i7-1165G7
グラフィックIris Xe
メモリ16 / 32GB
メモリ規格LPDDR4x-4267
メモリ増設×
2.5inch×
M.2512GB~1TB(NVMe)
画面13.4インチ 500nit
解像度1920×1200(500nit)
3840×2400(500nit)
ベゼル幅
表面ノングレア
Gorilla Glass 6
タッチ対応△(4Kのみ)
光学ドライブ
USB2.0
USB3.0
USB-C2(TB4)
USB PD
HDMI
LANポート
wi-fi802.11ax(2×2)
Killer AX1650
Bluetooth5.1
office
カードリーダーmicroSDXC
Webカメラ720p
赤外線カメラ
NFC
指紋センサー
Windows Hello
オーディオジャック
マイク
スピーカー2.5W+2.5W
スピーカー位置底面左右
サウンドWaves MaxxAudio
Waves NX 3D
キーピッチ
キーストローク
キーボードバックライト
バッテリー52WHr
稼働時間
ACアダプタ45W Type-C
充電時間
急速充電
295.7mm
奥行き198.7mm
高さ14.8mm
重量1.2~1.27kg
開口角度135°程度
カラーフロスト&アークティックホワイト
プラチナシルバー&ブラック
その他特徴4辺フレームレス
2.25mm webcam
Type-C to Type-Aアダプタ

特徴

「XPS」シリーズはDELLのノートPCの最上位に君臨し続けているシリーズです。

2020年7月のインタビューで、Linuxの生みの親であるLinus Torvalds氏が「XPS 13」を使っていること(「XPS 13は例外だ。あまりにも気に入ったので、娘が大学に入ったときにもこれを買って渡した」とコメント)を明かして、(一部界隈で)話題になりました。

Linuxの生みの親トーバルズ氏の最新自作マシンを徹底解剖--本人のコメント付きで構成を紹介
Linuxの生みの親であるトーバルズ氏は最近、メインPCをAMDの「Threadripper 3970X」を搭載したマシンに変えた。しかし、PCの性能はCPUだけで決まるものではない。この記事では、トーバルズ氏が使っている最新の開発用マシンの構成を、本人のコメント付きで紹介する。

「XPS 13」は結構入れ替わりの早いモデルで、ここ最近の動きだけを見ても

2016年09月(9360):第7世代Kaby Lake
2017年09月(9360):第8世代 Kaby Lake Refresh(CPUのみ更新)
2018年01月(9370):第8世代 Kaby Lake Refresh
2019年01月(9380):第8世代 Whiskey Lake
2019年08月(7390):第10世代 Comet Lake
2020年01月(9300):第10世代 Ice Lake
2020年10月(9310):第11世代 Tiger Lake

と、だいたい年1回の更新だったのが、ここのところ年2回に増えています。
もちろんCPUだけでなく中身も結構変わっていますが、話が逸れすぎるのでそこは割愛します。

話を「XPS 13(9310)」に戻すと、CPUは第11世代Tiger LakeのCore i7-1165G7です。

新要素多いね! Intelの第11世代Core CPU「Tiger Lake」が登場。Ryzenを追い越した?

ついにCore i3やCore i5の選択肢が消えました。
「XPS 13」では後からCPUが追加されることがあるので、年明けくらいにCore i5モデルが追加されたりするのかもしれません。

メモリはオンボード16GBまたは32GBで、LPDDR4x-4267と高速です。
換装・増設はできないので、最初から16GB以上というのはありがたいですね。

「XPS 13」は伝統的に最安価格999ドルを継続しており、海外ではCore i3から展開しているようです。
ひとつ前の「XPS 13(9300)」はCore i3/4GB RAMというのが最安モデルでしたが、ついに最安モデルでも8GB RAMとなったのが、(海外では)ちょっと話題でした。

「XPS 13(9310)」は、筐体そのものは「XPS 13(9300)」をそのまま使っているようです。

▲フロントです。

4辺狭額ベゼルで、画面占有率は91.5%となりました。

13.4インチと特殊なサイズで、解像度は縦横比16:10の1920×1200(FHD+)または3840×2400(UHD+)となっています。
FHD+というか、WUXGAだと思うのですが、一般には通用しにくいんでしょうかね…

FHD+もUHD+もどちらも最大輝度が500nit(=cd/m2)ととても明るく、コントラスト比は1500:1と、これまた優秀です。
一般的なIPSディスプレイだと輝度300nit、コントラスト比500:1くらいです。

ディスプレイ表面にはCorning Gorilla Glass 6が使われており、耐衝撃性に優れています。

▲カメラは縦2.25mmと極限まで細くなっています。

「XPS 13(7390)」で新設計されて搭載されて以来このサイズですが、改良はされているようです。

■左
Thunderbolt 4 (DisplayPort/電源供給)
オーディオコンボジャック
■右
Thunderbolt 4 (DisplayPort/電源供給)
microSDカード リーダー

インターフェースは4つだけと、とてもシンプルです。
左右どちらからでも給電できるのは使い勝手が高くなるのでうらやましいです。

スリットが長いですが、真ん中がWi-fiアンテナ用で、手前側がスピーカー用です。

スピーカーは2.5W×2と、ちょっといいのが搭載されています。

▲英語配列ですがキーボードです。

「XPS 13(9310)」は幅295.7mmと30cmを切っているため、めいいっぱいに使わないとキーピッチが確保できません。

▲カラーはフロストとシルバーの2色です。

フロストは全体が白で、キーボード面にはグラスファイバーが使われています。
シルバーはキーボード面がカーボンなので、モノトーンカラーとなります。

▲天板は真ん中にロゴが彫られています。

そろそろ、真ん中ロゴも流行らないと思うのですが、新しいパターンは出てこないんでしょうか。

まとめ

国内での「XPS 13(9310)」はCore i7-1165G7搭載モデルのみの展開ということもあり、最安モデルで202,980円(17%オフクーポン適用で168,473円)からとなっています。

ちょっと高いので、もう少し手ごろな値段のCore i5モデルが早く登場するといいですね。

さらに”フロスト”カラーはベーシックモデル(16GB RAM/512GB SSD/FHD+)しかなく、上位モデルは”シルバー”カラーのみです。

こちらもカラーの選択肢で購入を保留にしている人(4K解像度のフロストが欲しい人とか)がいそうです。

さらにTiger Lake搭載機は下位の「Inspiron 5000/7000」でも展開する上、「Inspiron 7000」には1ポートだけながらThunderbolt 4が搭載されるので、このままだと「XPS 13」をあえて選ぶ理由というのが薄れてしまいそうなので、DELLには早くラインナップの拡充をしてほしいところです。

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