2020年12月17日、Twitter上でIntel第11世代Coreプロセッサ(コードネーム:Tiger Lake)を搭載した「NUC 11(Panther Canyon)」のものと思われる情報がリークされました。
また、9月ごろに出回った、PROユースの「Tiger Canyon」についても紹介します。
なお、あくまでリーク情報であり、公式情報ではない点、ご了承ください。
Panther Canyon
「Panther Canyon」に関してリークされたのはこの1枚の画像だけです。
1枚だけですが、必要な情報はほぼ含まれています。
「Panther Canyon」ではいつものスリムタイプの”K”と、2.5インチ搭載可能な”H”に加え、ワイヤレスチャージ(多分Qiのこと)機能が付いた”Q”の、3サイズとなっています。
第10世代機の「Frost Canyon」からは以下の点が変更となっています
・CPUがComet Lake → Tiger Lake
・メモリがDDR4-2666 → DDR4-3200
・M.2 SSDがPCIe3.0 → PCIe4.0
・有線LANが1GbE → 2.5GbE
・Thunderbolt3×1 → Thunderbolt 4×2
・トリプルディスプレイ → クアッドディスプレイ
「Frost Canyon」から変わっていないのは以下の点です。
・802.11ax(Wi-fi 6)対応
・UHS-II対応SDXCカードスロット
・Alexa対応フロントクアッドマイク
・90W/120W電源
そういえばIce Lake搭載NUCは出なかったので、グラフィックの強いNUCは何気に初なんですね。
上の画像からの切り抜きですが、製品画像です。
よく見るとフロントパネルのType-C端子の上のマークが雷マークになっているのが分かります。
「Frost Canyon」では端子の中心を合わせていたのに対し、「Panther Canyon」では端子の上辺を合わせているようです。
また、フロントパネルには4つのマイク穴があるのも確認できます。
「Panther Canyon」と思われるベンチマークも発見されています。
「NUC11PHi7」となっていますが、「NUC11 Performance Hタイプ」の略でしょうか。ただ、GPUがRTX 2070であることなど(eGPU使用?)、不明瞭な点も残っています。
Tiger Canyon
パフォーマンス(一般向け)の「Panther Canyon」に対し、「Tiger Canyon」はプロ向けという位置づけです。
こちらは実物写真もリークされています。
リーク元:KoolShare论坛:Bilibili
DDR4-3200対応、Thunderbolt 4×2や2.5GbEなど基本的なところは「Panther Canyon」と同じですが、
背面の構成が変更され、Thunderbolt 4は2ポートとも背面に、映像出力はHDMI×2となっています。
この変更によりフロントがUSB3.2 Gen2×2となって、背面のUSBポートが一つ、USB2.0に格下げされました。
なお、HDMIは8K@60Hz対応のHDMI2.1とされています。
「Panther Canyon」と一番大きな違いは、オプションポートの存在です。でも、特に説明がなかったりします(なんで?)。
「Provo Canyon」では上の写真にあるLANポート+USB以外に、オーディオブラケットの存在が確認されています。
また、24×7(日本でいうところの24時間365日)可動品質で、遅延起動(突入電流の抑制?)、自動CMOSリセット、ディスプレイエミュレーション(仮想ディスプレイなどで使う)、TPM2.0など、細かいところばかりですが、確かにプロ向けだなぁという機能がてんこ盛りとなっています。
まとめ
「Tiger Canyon」の情報リーク時、NUCロードマップもリークされていました。
Coming Soonとなっている第8世代搭載のプロ向け「Provo Canyon」はすでに発売中で、国内でも取り扱われています。
「Panther Canyon」および「Tiger Canyon」の登場時期は明らかとなっていませんが、そう遅くなく登場すると思われます。海外でも2021年の早い時期(early 2021)に登場と予測されています。
※トップ画像はリーク画像ではなくコラ画像となります。念のため。
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