2021年1月13日、LenovoはIndel第11世代Coreプロセッサ(コードネーム:Tiger Lake)を搭載した14インチと15.6インチのノート「IdeaPad Slim 550i」を発表いたしました。
記事執筆現在は第10世代(Ice Lake)モデルと併売されています。
スペック

■IdeaPad Slim 550i(14/15) | |
CPU | Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 Core i3-1115G4 |
---|---|
メモリ | 8~16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 256~512GB NVMe SSD |
画面 | 14.0/15.6インチ IPS FHD |
USB | Type-C(3.0)×1、3.0×2 |
wi-fi | 802.11ac+BT5.1 |
サイズ | 321.6×211.6×17.9mm(14″) 356.7×233.1×17.9mm(15.6″) |
重さ | 1.45kg(14″) 1.66kg(15.6″) |


ラインナップ
画面 | CPU | メモリ | ストレージ | Office | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
14インチ | Core i3-1115G4 | 8GB | 256GB | 55,242円 | |
○ | 76,582円 | ||||
Core i5-1135G7 | 65,637円 | ||||
○ | 85,910円 | ||||
512GB | 76,835円 | ||||
○ | 96,976円 | ||||
Core i7-1165G7 | 16GB | 89,100円 | |||
○ | 109,021円 | ||||
15.6インチ | Core i3-1115G4 | 8GB | 256GB | 58,212円 | |
○ | 78,474円 | ||||
Core i5-1135G7 | 68,442円 | ||||
○ | 88,935円 | ||||
512GB | 79,860円 | ||||
○ | 100,166円 | ||||
Core i7-1165G7 | 16GB | 93,687円 | |||
○ | 116,160円 |
特徴
現在のLenovoでは下位となる”1″、”3″、”5″を「IdeaPad」シリーズに、上位の”6″、”7″、”9″を「Yoga」シリーズに分類しています。
「IdeaPad Slim 550i」は”5″に分類され、「IdeaPad」内では最上位に位置します。
「IdeaPad Slim 550i」の筐体については第10世代(Ice Lake)とサイズが同じ、インターフェースの種類と数も同じなので、同じ筐体が使われているものと思われます。
CPUは前述の通り、TigerLake世代のCore i7-1165G7/Core i5-1135G7/Core i3-1115G4です。
メモリは第10世代(Ice Lake)のときはCore i3モデルは4GBでしたが、これが引き上げられて最低でも8GBとなりました。
今のCore i3って性能面では十分なのにメモリが4GBしかない、さらにオンボードなので増設もできないってのが使い勝手の悪さにつながっていたので、これはうれしいアップデートです。
というか、これでCore i3モデルは人気が出るんじゃないでしょうか。
ストレージは256GBまたは512GBのM.2 SSDです。
第10世代(Ice Lake)のときは空きM.2スロットがあったようなので、TigerLakeモデルでも同様にデュアルストレージができる可能性は高いです。
ちょっと残念なのがWi-fiで、802.11ac(Wi-fi 5)止まりとなっています。
おそらくM.2 2230カードなので、換装は可能でしょう。
▲フロントです。
ベゼル幅は細く、画面占有率は90%です。
また、ディスプレイにはIPSパネルが使われています。
Ice Lake世代では45%NTSC、60Hz、ノングレアとなっているので、同じパネルが使われているんじゃないかと推測されます。
2. USB3.0
3. USB3.0
5. USB3.0 Type-C
6. HDMI
7. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
インターフェースはType-C端子含めてすべてUSB3.0です。
Type-C端子はUSB PDに対応しています。
Thunderbolt 3/4を必要とするような用途でもない限りでは、これで十分ですね。
▲キーボードは「IdeaPad」共通のタイプで、14インチはスピーカーがキーボード左右に、15.6インチはキーボード上部に設置されています。
指紋センサーは多分電源ボタン一体型と思われます。
▲分かりにくいですが底面です。
底面の蓋はプラスチック製です。
下位モデルとの差について
2021年1月26日に”3″シリーズの「IdeaPad Slim 350i」が発表されましたが、違いは以下のようになります。
550i | 350i | |
---|---|---|
CPU | Core i3/i5/i7 | |
メモリ | 8/16GB(オンボード) DDR4-3200 | 8GB(うち4GBオンボード) DDR4-2666 |
メモリ増設 | 不可 | 可能(1スロット) |
ストレージ | 256/512GB M.2 SSD | |
ストレージ増設 | M.2 SSD | 2.5インチ (コネクタがあるかは不明) |
ディスプレイ | IPS | TN |
USB | 3.0(Type-C)×1 3.0×2 | 3.0×2 2.0×1 |
USB PD | ○ | × |
バッテリー | 3セル | 2セル |
大きいのはメモリ増設の可/不可とディスプレイパネルがTNかIPSか、USBの構成でしょうか。
「IdeaPad Slim 350i」はType-C端子がないのでUSB PD給電ができず、電源アダプタを一緒に持ち歩く必要があります。
ディスプレイについてはTNパネルはほんとにしんどくなるので、安いからと安易に飛びつかない方がいいです。

まとめ
「IdeaPad Slim 550i」の価格はラインナップでも示した通り、最安モデルで5.5万円です。
がじぇっとりっぷの知る範囲ではTiger Lake最安は6.3万円の「ThinkBook」だったので、最安値を8,000円更新しました(「IdeaPad Slim 350i」が発表されたので、これも近々更新されるでしょう)。
第10世代モデルの価格からすると「IdeaPad Slim 350i」は最安4.5万円くらいと予想されますが、IPSディスプレイに、USB PDありと、交換できない要素を考えると、1万円足して「IdeaPad Slim 550i」を買った方が満足度は高くなるでしょう。
関連リンク


コメント