クラムシェルより安い? Lenovo「IdeaPad Flex 550i」はTiger Lakeになった2-in-1ノート

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2021年1月26日、Lenovoは画面が360度回転する2-in-1ノート「IdeaPad Flex 550i」のIntel第11世代Core CPU(コードネーム:Tiger Lake)搭載モデルを発表いたしました。

第10世代Ice Lake搭載モデル(2020年1月13日)からぴったり1年でのモデルチェンジです。

5.5万円から。Lenovo「IdeaPad Slim 550i」はお買い得なTigerLake搭載ノート
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スペック

■IdeaPad Flex 550i
CPUCore i7-1165G7
Core i5-1135G7
Core i3-1115G4
メモリ8~16GB DDR4-3200 オンボード
ストレージ256~512GB NVMe SSD
画面14.0/15.6インチ IPS FHD
インターフェースUSB Type-C(3.0)×1
USB 3.0×2
HDMI
SDXC
オーディオジャック
wi-fi802.11ac+BT4.2
サイズ321.5×217.5×17.9mm (14″)
357.6×237.9×17.9mm (15″)
重さ1.5kg (14″)
1.8kg (15″)
詳細スペックを見る
メーカーLenovo
名称IdeaPad Flex 550i(14)
発売日2021/01
定価113,300円~116,600円~
実売価格58,916円~57,134円~
価格条件税込・送料込
CPUCore i7-1165G7
Core i5-1135G7
Core i3-1115G4
グラフィックIris Xe
UHD Xe
メモリ8~16GB
メモリ規格DDR4-3200
メモリ増設×
2.5inch×
M.2256〜512GB(NVMe)
画面14.0インチ IPS15.6インチ IPS
解像度1920×1080
ベゼル幅
表面グレア
タッチ対応10点マルチ
光学ドライブ
USB2.0
USB3.02(Gen1)
USB-C1(Gen1)
USB PD
HDMI
LANポート
wi-fi802.11ac
Bluetooth5
office
カードリーダーSDXC
Webカメラ720p
シャッター付き
赤外線カメラ
NFC
指紋センサー
Windows Hello
オーディオジャック
マイクデジタルアレイ
スピーカーステレオ
スピーカー位置キーボード左右キーボード上部
サウンド
キーピッチ
キーストローク
キーボードバックライト
バッテリー3セル
稼働時間11.6~14.9Hr11.7~12.2Hr
ACアダプタ65W
充電時間3.0Hr
急速充電
321.5mm357.5mm
奥行き217.5mm237.9mm
高さ17.9mm17.9mm
重量1.5kg1.8kg
開口角度360°
カラープラチナグレー
その他特徴加速度センサー

特徴

「IdeaPad Flex 550i」は言ってしまえば「IdeaPad Slim 550i」の2-in-1バージョンです。

5.5万円から。Lenovo「IdeaPad Slim 550i」はお買い得なTigerLake搭載ノート

現在のLenovoでは下位となる”1″、”3″、”5″を「IdeaPad」シリーズに、上位の”6″、”7″、”9″を「Yoga」シリーズに分類しています。

2-in-1スタイルがあるのは”3″以上ですが、”3″に属する「IdeaPad C3」シリーズは2019年9月が最後で、在庫が補充される様子もないのでこのまま終息しそうな気配です。
おそらく「IdeaPad」シリーズでは、2-in-1スタイルは「IdeaPad Flex 5」のみで続けるんじゃないでしょうか。

「IdeaPad Flex 550i」のCPUは前述の通り、TigerLake世代のCore i7-1165G7/Core i5-1135G7/Core i3-1115G4です。

メモリは第10世代(Ice Lake)のときはCore i3モデルは4GBでしたが、これが引き上げられて最低でも8GBとなりました。
この辺りも「IdeaPad Slim 550i」と同じです。

今のCore i3って性能面では十分なのにメモリが4GBしかない、さらにオンボードかつ隠しスロットもないので増設もできないってのが使い勝手の悪さにつながっていたので、これはうれしいアップデートです。

ストレージは256GBまたは512GBのM.2 SSDです。
ここが数少ない「IdeaPad Slim 550i」と違うところで、「IdeaPad Flex 550i」にはおそらく空きM.2スロットがありません(少なくとも第10世代モデルではありませんでした)。

ちょっと残念なのがWi-fiで、802.11ac(Wi-fi 5)止まりとなっています。
おそらくM.2 2230カードなので、換装は可能でしょう。

▲「IdeaPad Slim 550i」との最大の違いがこれです。

360度回転ヒンジと10点マルチタッチディスプレイ、それにアクティブペンが付属します。
マルチタッチディスプレイの宿命として、グレア(光沢)パネルとなっているのはまぁ、仕方がないところです。

個人的にはグレアパネルはギラツキすぎて苦手なんですけどね…

▲完全に折りたたんで、タブレットモードで使うこともできます。

1. USB 3.0
2. 4-in-1メディアカードリーダー
3. 電源ボタン
4. 電源コネクタ
5. HDMI
6. USB3.0 Type-C (PD対応)
7. オーディオジャック

インターフェースは「IdeaPad Slim 550i」にそっくりですが、電源ボタンがサイドに来ています。

USBはすべて3.0で、Type-CはUSB PDに対応しているので、電源アダプタの代わりにUSB PD対応充電器が使えます。

▲キーボードです。

14インチはスピーカーがキーボード左右に、15.6インチはキーボード上部に設置されています。
指紋センサーは電源ボタンから分離して、キーボード右下に搭載されました。

前々から疑問だったんですが、映像鑑賞に向いているとされるテントモードだと、スピーカーが後ろを向いちゃって音が聞きづらくなりそうな気がしますが、その辺りって何か工夫はされているのでしょうかね?

▲排気口はこんな感じです。

実は2-in-1スタイルだと排気は背面に抜けるので、冷却面ではちょっとだけ有利だったりします。

▲ちょっと小さいですが、奥に底面が写っています。

ラインナップ

いつもはスペックのすぐ後に記載しているラインナップですが、思うところあって後に回しています。
「IdeaPad Slim 550i」およびAMD(Ryzen 4000)モデルである「IdeaPad Slim 550」の価格を併記してみました。AMDモデルはRyzen 3 4300Uモデルのメモリが4GBとなっています。

画面CPUメモリストレージOffice価格価格(Slim 550i)価格(Slim 550)
14インチCore i3-1115G48GB256GB58,916円55,242円54,340円(4GB)
78,848円76,582円75,240円(4GB)
Core i5-1135G767,584円65,637円59,455円
89,199円85,910円80,080円
512GB74,382円76,835円61,875円
95,029円96,976円84,150円
Core i7-1165G716GB99,792円89,100円72,380円
121,011円109,021円92,565円
15.6インチCore i3-1115G48GB256GB57,134円58,212円
77,814円78,474円
Core i5-1135G768,640円68,442円
88,660円88,935円
512GB77,000円79,860円
99,825円100,166円
Core i7-1165G716GB100,166円93,687円
122,122円116,160円

…気付いたでしょうか?

なんでか、半分くらいのモデルで「IdeaPad Slim 550i」と価格が逆転しています。

2-in-1スタイルで、マルチタッチ搭載で、ペンまで付属するのに、クラムシェルタイプより安いとか…いいのかそれで?

AMDモデルとの比較は、Core i3/Ryzen 3はわずかな差ですが、メモリの分を入れるとCore i3の方が安いくらいです。

Core i5/Ryzen 5、Core i7/Ryzen 7と上に行くにつれて差が大きくなっていますが、Core i5/Ryzen 5の256GBと512GBで差が大きく開くので、512GBではいいストレージを使っているんですかね?

まとめ

「IdeaPad Flex 550i」は2-in-1なのになぜか同ランクのクラムシェルと価格が逆転したりするという不思議なモデルです。

グレアパネルは好き嫌いが分かれるところですが、Core i3でも8GBとなった「IdeaPad Flex 550i」は最安モデルでも使いやすくなっていますし、最安モデルでもペンとマルチタッチが付いて4,000円も差がないので、意外なお得機種かもしれません。

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