2021年3月2日、LenovoはIntel第11世代Coreプロセッサ(コードネーム:Tiger Lake)に2.2K(2240×1400)という変則的な解像度のディスプレイを搭載した「IdeaPad Slim 560i Pro」を発表いたしました。
スペック
■IdeaPad Slim 560i Pro | |
CPU | Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 |
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メモリ | 8~16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
画面 | 14.0インチ IPS 2.2K |
インターフェース | USB Type-C(Gen1)×2 USB 3.0×2 HDMI SDXC オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ax+BT5.1 |
サイズ | 312.2×221×15.99mm |
重さ | 1.38kg |
特徴
「IdeaPad Slim 560i Pro」の特徴は何と言ってもそのディスプレイでしょう。
アスペクト比16:10で、実解像度は2240×1400という、WUXGA(1920×1200)より一回り広いものになっています。
計算上は189dpi(dot per inch)で、だいたい11.6インチFHD(190dpi)と同じくらいの細かさになります。
かなり細かくはなりますが13.3インチFHD(166dpi)比で14%ほどの差なので、慣れれば普通に使えるでしょうし、「もうちょっと画面が広ければ…」という要求にはすごく合致します。
CES 2021では14インチ2.8Kな「IdeaPad 5i Pro」が発表されましたが、個人的にはこのくらいが程よいかなぁと。
CPUはTigerLake世代のCore i7-1165G7またはCore i5-1135G7。Core i3モデルはありません。
メモリはCore i7が16GB、Core i5が8GBでオンボード固定のDDR4-3200、増設はできません。
ストレージは512GB M.2 SSDです。
Wi-fiは802.11ax(Wi-fi 6)対応で、今後はよほどのエントリークラスでない限り、これが標準になっていくでしょう。
▲キーボードはテンキーなしで左右にスピーカーがあるように見えますが、スピーカーは底面側についています(後述)。
なのでおそらくは吸気スペースと考えていいかと思います。
ディスプレイ上部には720pのカメラ+IRカメラがあり、顔認証に対応、ゼロタッチログインが可能です。
一方で役割のかぶる指紋リーダーは省かれています。
1. 4-in-1メディアカードリーダー
2. USB3.1
3. USB3.0 Type-C
4. HDMI
5. USB3.0 Type-C
6. オーディオジャック
インターフェースは充実していてUSBだけでもType-A×2+Type-C×2の4ポート、HDMIにフルサイズのSDXCカードリーダーとなっています。
Type-C端子はUSB PD給電およびDisplayPort出力にも対応しています。
足りないのはThunderbolt4/USB4くらいで、それ以外では不足することはないでしょう。
▲天板にはワンポイントロゴのみ
なお、カラーはクラウドグレー一色です。名前的に雲の白さがイメージでしょうか。
▲珍しく底面の画像もあります。
吸気口はちょっと凝ったデザインになっていますね。
左右にメッシュの細かいスピーカーホールがあるのも分かります。
まとめ
「IdeaPad Slim 560i Pro」の価格はCore i5モデルが94,798円、Core i7モデルが97,614円となっています。現在のステータスは在庫切れとなっていますが、実質的には販売開始直前と考えていいでしょう。
“Pro”仕様だけあって9万円台スタートと、LenovoのIdeaPadにしてはやや高価格帯になりますが、Core i7モデルでも10万円未満で買えるのは素晴らしいですね。
というか、どう考えてもCore i7モデル一択でしょう。
2.2K液晶は上位の「Yoga Slim 750i Pro」も1月19日に発表されていますが、こちらはいまだに価格すら提示されていません。
個人的にはインターフェースが好みですし、画面も広いし、Core i7モデルが安いしと購買欲を誘うポイントばかりで、これでTB4があったらメイン機になっていました。
“ちょっと広い”は分かりやすい差別化ポイントでもあるので、2021年のトレンドになるんじゃないかなと予想していたりします。
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