【レビュー】 ALLDOCUBE iPlay 8T:スペックは高くないけど手になじむ1万円切りタブレット

中国系のタブレットメーカーの一つに、ALLDOCUBEというメーカーがあります。
設立は2005年、タブレット事業は2013年から行っており、最近ではAmazonでも販売されていて、販売ランキングにもちょいちょい並んでいます(上位はFireタブレットが占めていますが)。

そんなALLDOCUBEが2021年1月に発売した最新機種が「iPlay 8T」です。
今回は中国のショッピングサイトBanggood様からサンプル機をいただきましたので、レビューしていきたいと思います。
提供いただいたBanggood様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。

レビュー記事掲載にあたり、Banggood様よりクーポンをいただきました。
クーポンコードは記事の最後に掲載しています。

また、Banggoodでは現在banggoodの「桜祭りセール」を開催中です。

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ALLDOCUBE iPlay 8T

CPU UNISOC SC9832E
OS Android 10
メモリ 3GB
ストレージ 32GB
画面 8.0インチ 800×1280
カメラ フロント:2MP
リア:2MP
インターフェース USB Type-C×1
SIM
microSDXC
オーディオジャック
wi-fi 802.11 b/g/n+BT4.2
LTE FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB
TDD: B38/39/40/41
サイズ 216.8×122.5×10.3mm
重さ 348g

GoodPoint
安価で3GBメモリ
8インチだけど持ちやすい
4G/LTE対応

BadPoint
スピーカーがモノラル
絶対性能はやや低め

技適について

この手の製品について回るのが技適(技術基準適合証明)です。
調べたところ、「iPlay 8T(モデル名:T802)」はMRAによる相互認証を取得しているようです。

MRAによる相互認証とは簡単に言っちゃうと、2国間協定を結んだ海外の国で認証を受けたものは、日本でも承認しますよ、という話です。
2国間協定を結んだ相手は欧州共同体(EC)(平成14年1月発効)、シンガポール(平成14年11月発効)及び米国(平成20年1月発効)です。

「iPlay 8T」はMiCOM Labs(米国)で認証を受けているので相互認証の対象となり、国内での検査・評価の過程を経ることなく技適が取得できている、というわけです。

電気通信機器の相互承認(MRA)とは:総務省

技術基準適合証明等を受けた機器の検索:総務省

ハードウェア

パッケージ

▲箱の表裏です。

箱の大きさは約24.5×15×3.8cm。片手で持つのにちょうどいいサイズ感です。

▲側面には製品情報

「酷比魔方」というのが中国でのALLDOCUBEのブランド名です。

▲箱を開けるとタブレット本体がお目見え。

▲中身は本体と電源、マニュアルとシンプル。

本体には保護シートが貼ってあり、簡単にはがせるようになっています。

付属品

▲電源アダプタは5V 2A出力の一般的なUSB充電器

日本でも使えるUSプラグ(Aタイプ)で、EUプラグ(Cタイプ)の変換アダプタが付属しています。ただしPSEマークは付いていません。

USBケーブルは太めのしっかりしたもので、おまけ的に付いてくるものよりは高級感があります。

▲マニュアル、というよりは各国語でのスペック表

日本語も記載されています。

本体

▲液晶面です。

ぱっと見は何の変哲もない縦持ち型のタブレットです。
画像は保護シート(1枚目)を剥がしていますが、もう1枚貼ってあります。最近は最初から保護シートが貼ってあって、親切ですね。

▲ベゼル幅は7.2mmくらい

価格からすると細めかなといったところです。

▲背面は下部にロゴ

のっぺりではなくざらざらしたプラスチックで、指紋が目立ちにくいです。

▲ロゴのアップ

▲インターフェースは上部に集中しています。

左からオーディオジャック、microSD、SIM、USB Type-Cと並んでいます。
底面にはスピーカー。スピーカーはモノラル仕様です。

microSDとSIMがトレー式じゃないのでちょっと驚きましたが、確かにこっちの方が低コストにはなりますね。

ちなみに薄暗い中でmicroSDを挿入したらSIMスロットの方に入れてしまい、取り出すのに難儀しました。

▲側面は電源ボタンと音量ボタン

▲電源ボタンはかなり高い位置についています。

側面が平らなので押しやすくはありますが、位置的にはあまり使いやすくはありません。
個人的には音量ボタンの下くらいにあった方が使いやすいかなと感じました。

▲フロントカメラ

カメラの部分だけ保護フィルムに切り欠きがあるのが分かります。

▲リアカメラ

盛り上がっているように見せかけて、実は底面部と同じ高さなので、置いたときにがたつくことはありません。

他のタブレットと比較

▲手持ちのタブレットを並べてみました。

左から「Google Nexus 7(2013)」(7インチ)、「Docomo dtab d-01J」(8.4インチ)、「ALLDOCUBE iPlay 8T」(8インチ)、「Amazon Fire HD 8(2020)」(8インチ)です。

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2019年末、がじぇっとりっぷは買って半年もしないタブレット、CHUWI「Hi9 Pro」を踏み壊してしまいました。 使い勝手が良かっ...

「Fire HD 8」は同じ8インチですが横置きタイプなので、「iPlay 8T」が割とほっそりしているのが強調されています。

▲厚さ比較

ハイエンド(発売当時)な「d-01J」が薄めですが、他は変わらない程度です。

「iPaly 8T」の厚みは実測で10.3mmで、持った時に薄いとは感じませんが、特段厚いと感じることもありませんでした。

▲側面の形状

実はこの中で一番持ちにくいのは「d-01J」だったりします。側面の平らな部分が狭いので、角が指に当たるんですよね。
「iPlay 8T」は側面が広く、がっしりと握ることができるので、持っているときの安定感は高いです。

「Nexus 7」は側面がとがっていますが背面がラバー素材なのでグリップが効き、「Fire HD 8」も同じくラバー系です。

重量

▲本体重量は348gでした。

システム

▲起動画面

▲Androidはgo ditionでした。

Android Goは、ローエンドデバイスのために仕立てられた、Androidの軽量ディストリビューション
元はメモリ1GB以下の端末向けだったがAndroid 10からは1.5GB以下、Android 11では2GB以下をサポート
2020年第4四半期以降、メモリ2GB以下の端末は無条件でAndroid Goを搭載するように要件が変更されました。

Android (Go edition)

▲ホーム画面のこの壁紙はALLDOCUBE製品で共通っぽいです。

Androidのバージョンはしっかりと10になっています。

▲クイックメニューは2画面に分かれています

1画面に収められないかと設定を探しましたが、できませんでした。

▲アプリ一覧

余計なプリインストールアプリはなく、アプリのいくつかが「Goアプリ」になっています。
「Map」や「Gmail」「YouTube」は「Goアプリ」ではなく通常版な辺り、ごちゃまぜ感がありますが、そもそも「iPlay 8T」はメモリが3GBもあるので、メモリ節約ではなく通信量節約を主眼にアプリを選択しているように感じます。

▲ストレージは32GB中5.33GBを使用

ストレージ速度は内部ストレージが150MB/s前後、microSDが40MB/s前後となりました。

▲microSDは100MB/s以上出る高速モデルなので、だいぶ遅いですね。

▲アップデートは割とこまめに降ってくるみたいです。

初起動時に最初のアップデート(1月15日付)を行った後、レビュー途中で新しいアップデート(3月8日付)が降ってきました。

頻繁なアップデートは発売後のサポートもしっかりしていることの証左なので、これはグッドポイントです。

使用感について

ディスプレイ

ディスプレイは800×1280、189dpiと最近の8インチタブレットの標準的な解像度です。
FHD(1080×1920)やWUXGA(1200×1920)よりは粗いはずですが、使っている分には粗さを感じませんでした。

最大輝度はやや低めで、ディスプレイも青みがかっています。スマホなどと比べると一段暗いのが分かりますが、単独で使用している分にはそれほど暗いとは感じませんでした。

カメラ

「iPlay 8T」のカメラはイン・アウトともに2MP(最大1600×1200)です。

アプリは最低限の機能で、とりあえず撮影ができるというレベル。
スナップ写真や風景写真には向かず、メモ撮りには使えるかなといったところですね。

▲リアカメラで撮影した画像(1600×1200を800×600に縮小。ほかの補正はなし)

粒感が強くてISO1600とか3200とかで撮った画像のようになっています。

サウンド

「iPlay 8T」のスピーカーはモノラルで、下側についています。横向きに持つと右側ですね
横画面のゲームをすると右側からしか音がしてこないのはちょっとストレスです。

音質自体はそこまで悪くはなく、中音・高音は割としっかり出ています。
低音は軽く、重低音は出ていないです。

とはいえゲームのBGMくらいであれば普通に聞けますし、特に音が悪いと感じることもありませんでした

ゲーム

ゲームについてもいくつか検証。

「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ(ミリシタ)」は問題なく動作。
ライブシーンも普通にぬるっと動き、コマ落ちやラグは見受けられませんでした。

「PUBG」のクオリティは”標準の中”が上限
一応これでフィールド上は動き回れましたが、モノラルスピーカーのため音で方向を把握というのが困難で、実際にプレイするとすればイヤホン/ヘッドホンが必須となるでしょう。

最新タイトルの「ウマ娘 プリティーダービー」はチュートリアルの途中でフリーズ。レースまでたどり着けませんでした。

バッテリー

バッテリーはベンチマークアプリのPCMarkをループさせて計測、12時間時点で残り25%となり、推定稼働時間は16時間でした。

ベンチマーク

最後にベンチマーク測定を実施しました。
先に結論を書いておくと、CPU性能は「Fire HD 8(2020)」より3割ほど低く、「Nexus 7(2013)」と同等程度のスコアでした。
グラフィック能力は両社に比べてかなり低くなるようです(おそらくVulkan未対応が響いています)。

なお、「Antutu」はGoogle Playから削除されたので公式サイトのapkからインストールしたのですが完走しませんでした。

モデル iPlay 8T Fire HD 8 Nexus 7(2013)
SoC SC9832E MT8168 APQ8064
メモリ 3GB 2GB 2GB
Antutu v8 動作不可 89219 動作不可
CPU Prime 10650 13345 12268
GeekBench 4 Single 652 821 682
Multi 1825 2260 1833
GeekBench 5 Single 104 136 インストール不可
Multi 379 443 インストール不可
3DMark Wild Life 動作不可 動作不可 動作不可
Sling Shot 動作不可 939 417
IceStorm 5552 Max out Max out
IceStorm EX 2811 9564 6884
PCMark work 2.0 完走せず 4408 2716
work 4613 5418 1913
vision 1900 2280 1833
storage 11003 5242 1259
jetstream2 11.442 15.597 8.434

▲PCMarkの”Work 2.0″は完走できず。

ビデオ編集テストでこけたようです。

▲ただの”Work”と”Computer Vision”は完走。

▲”Storage”はおかしな結果に。

Readがとんでもなく高速になっているので、信ぴょう性はちょっと疑問です。

▲「GeekBench 4」と「GeekBench 5」

▲「GFX Bench」

OpenGL ES3.1までサポートはしているものの、高画質テストは全滅でした。
また、SoC的にはVulkan(3DグラフィックのAPIのひとつ)サポートを謳っていますが、ノットサポートとなっていました。もしかするとソフトウェア的に殺されているのかもしれません。

▲「3DMark」は”Ice Storm”のみ動作

▲「CPU Prime」

▲ブラウザのJavaScriptベンチマーク6種。

だいたいCeleron N4000の1/3~1/4くらいのスコアです。

まとめ

「iPlay 8T」は決して高速なタブレットではありませんが、ネットサーフィンをするとかちょっと読書をするとか、軽量なゲームくらいなら何とかこなせます

今回は検証していませんが、4G/LTEにも対応していますし、印象としてはまさに4G/LTEのある、メモリ3GBの「Fire HD 8」代替機ですね。
筐体の幅が狭い分、手に持って使うのであれば「iPlay 8T」の方が圧倒的に持ちやすいです。

「iPlay 8T」の価格はBanggoodで89.99ドル(9,972円)です。
「Fire HD 8」のセール価格と比べると3,000円ほど差がありますが、メモリ1.5倍と4G/LTEの付加価値分と考えれば妥当なところかなぁと。

今回レビューに当たり、Banggood様より5ドルオフとなるクーポンをいただいています。

コード:BGJP8t309
適用価格:$84.99 (5ドルオフ)
期間:4月30日まで

また、Banggoodでは現在banggoodの「桜祭りセール」を開催中です。

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