価格は高め。Lenovo「Yoga 760(14)」はZen3な2-in-1ノート

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2021年6月22日、LenovoはZen3版Ryzen 5000Uシリーズを搭載した14インチ2-in-ノート「Yoga 760(14)」を発表、発売を開始いたしました。

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Yoga 760(14)

CPURyzen 7 5800U
Ryzen 5 5600U
メモリ8~16GB LPDDR4x-4266
ストレージ512GB NVMe SSD
画面14.0インチ IPS FHD
マルチタッチ対応
USBType-C(Gen1)×1
USB 3.0×1
オーディオジャック
wi-fi802.11ax+BT5.0
サイズ320.1×214.6×15.7mm
重さ1.41kg

メーカーLenovo
名称Yoga 760 14
発売日2021/06
定価159,280円~
実売価格93,975円~
価格条件税込・送料込
CPURyzen 7 5800U
Ryzen 5 5600U
グラフィックRadeon Vega 8
Radeon Vega 7
メモリ8 / 16GB
メモリ規格LPDDR4x-4266
メモリ増設×
2.5inch×
M.2512GB(NVMe)
画面14.0インチ IPS
解像度1920×1080
ベゼル幅
表面グレア
タッチ対応10点マルチ
光学ドライブ
USB2.0
USB3.01(Gen1)
USB-C2(Gen1)
USB PD
HDMI
LANポート
wi-fi802.11ax
Bluetooth5.2
office
カードリーダー
Webカメラ720p
シャッター付き
赤外線カメラ
NFC
指紋センサー
Windows Hello
オーディオジャック
マイクデジタルアレイ
スピーカーステレオ
スピーカー位置キーボード左右
サウンド
キーピッチ
キーストローク
キーボードバックライト
バッテリー4セル 71WHr
稼働時間19.9Hr
ACアダプタ65W Type-C
充電時間3.5Hr
急速充電
320.4mm
奥行き214.6mm
高さ15.7mm
重量1.41kg
開口角度360°
カラースレートグレー
その他特徴加速度センサー

特徴

「Yoga 760(14)」は「ThinkBook13s Gen3」に続く、Lenovoで2機種目のZen3版Ryzen 5000Uシリーズを搭載したノートです。

ついにお目見え! Zen3搭載なLenovo「ThinkBook 13s Gen3(AMD)」が登場!

サイズやデザイン、インターフェース配置などから、ベースは「Yoga 750i(14)」ですね。

【レビュー】Lenovo Yoga 750i:目立たないけどハイパフォーマンスな2-in-1ノート

CPU

CPU(AMDではAPUと呼称)はRyzen 7 5800UまたはRyzen 5 5600Uです。

CPUPassMark
Ryzen 7 5800U(8C/16T)198213110
Ryzen 7 4800H(8C/16T)192282660
Core i9-10980HK(8C/16T)173203027
Ryzen 7 5700U(8C/16T)162842585
Ryzen 5 5600U(6C/12T)162443056
Core i9-9980HK(8C/16T)156302754
Ryzen 5 4600H(6C/12T)150642507
Ryzen 7 4700U(8C/8T)138072576
Ryzen 5 5500U(6C/12T)138022515
Core i7-11370H(4C/8T)128623205
Core i7-10750H(6C/12T)125762738
Core i7-1165G7(4C/8T)116123090
Core i5-11300H(4C/8T)115642860
Ryzen 5 4500U(6C/6T)112782474
Core i7-10710U(6C/12T)100812498
Core i5-1135G7(4C/8T)99022750
Core i3-1125G4(4C/8T)89962563
Core i7-1065G7(4C/8T)89922504
Ryzen 3 4300U(4C/4T)78912370
Ryzen 7 3700U(4C/8T)74252062
Ryzen 5 3500U(4C/8T)71411991
Core i7-10510U(4C/8T)70982440
Core i5-10210U(4C/8T)64852262
Core i3-1115G4(2C/4T)64352760

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

見ての通り、化け物みたいなスコアをたたき出しています。
マルチスレッドスコアもそうですが、注目すべきはシングルスレッドスコアで、Zen2より2割程度向上した結果、Intel TigerLakeと同等クラスとなりました。
これによって今までの”マルチスレッド性能で勝ってシングルスレッド性能で負ける”状況をついに脱出して、名実ともにIntel以上のCPU(APU)となったわけです。

グラフィック周りはZen2から変わらずVegaアーキテクチャのままですが、電力効率の最適化が進み、動作周波数が向上しています。
残念ながらまだ第3者によるベンチマーク結果が見当たりませんが、(都合のいいデータばかりの)発表資料によると、グラフィック性能もTigerLakeと同等程度に追いついたようです。

メモリとストレージ

「Yoga 760(14)」のメモリは8GBまたは16GBのLPDDR4x-4266です。オンボード固定で増設はできません。「ThinkBook 13s Gen3(AMD)」もオンボードだったので、増設可能なモデルが早く出てほしいです。

ストレージは512GBで全モデル共通です。
保守マニュアルを見る限りはデュアルストレージは不可のようです。

保守マニュアルより抜粋した内部です。
バッテリーが巨大なこと、ファンスペースが大きく取られていてデュアルヒートパイプで冷却が強化されていることが分かります。

その他

Wi-fiは802.11ax(Wi-fi 6)対応。Bluetooth5.2対応とされているので、Intel AX210ではないかと思われます。

バッテリーは4セルの71WHrで稼働時間は約19.9時間と、なかなかにとんでもないことになっています。

筐体

「Yoga 760(14)」は”Yoga”の名を冠する通り、ディスプレイが360度回転する2-in-1スタイルノートです。

ちなみに同じ”Yoga”でも”Yoga Slim”はクラムシェルタイプになります。

1.USB 3.0 (Always On)
2.電源ボタン
3.Type-C (Power Delivery, DisplayPort)
4.Type-C (Power Delivery, DisplayPort)
5.マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

インターフェースはシンプルかつ最低限レベル。
「Yoga 750i」ではThunderbolt4であったType-C端子は、USB 3.1となっています。

…なんというか、TB4/USB4非対応だと、Type-C×2の恩恵って薄い気がします…

ディスプレイはマルチタッチ対応なので、スタイラスペンも同梱されます。
これは「Yoga 750i」と同じですね。

まとめ

「Yoga 760(14)」の価格は93,975円(税込・送料込)からとなっています。
Lenovoの中ではやや上位の700シリーズなので、まぁこんなところでしょう。その代わり液晶パネルはいいのが使われているはずです。

Zen3版Ryzen 5000Uシリーズは生産が追い付かずプレミア化しているという話もあるので、高価格帯な上位機種から導入するというスタンスは理解できます。
とはいえTB4/USB4といったプレミア要素に欠けるRyzenなので、はやく下位の500シリーズ辺りも出てきて欲しいところです。

ちなみに「Yoga 760(14)」は納期が3か月になっていますが…多分他メーカーから出ても同じような状況になると思うので、納期の短い機種が出るのを待つより、早めに抑えておいた方が結果的に早く手元に届くんじゃないかなぁと(納期3か月で「ThinkBook13s Gen3」を買った人間の願望)。

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