このサイズ増えてるね。「Legion 760」は16インチノートの最高峰

PC

2021年3月30日、LenovoはRyzen 5000H+GeForce RTX 3070/3080を搭載した16インチゲーミングノート「Legion 760」を発表いたしました。

がじぇっとりっぷではハイエンドなゲーミングノートはあまり紹介していないのですが、最近流行しているのかラインナップが増えつつある16インチサイズということで、遅ればせながら紹介しようかなぁと。

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スペック

■IdeaPad Flex 550
CPURyzen 9 5900HX
Ryzen 7 5800H
GPUGeForce RTX 3080(16GB)
GeForce RTX 3070(8GB)
メモリ16~32GB DDR4-3200
ストレージ1TGB NVMe SSD
画面16.0インチ IPS WQXGA
インターフェースUSB Type-C(Gen1)×2
USB Type-C(3.0)×1
USB 3.0×3
HDMI
1GbE 有線LAN
オーディオジャック
wi-fi802.11ax+BT5.1
サイズ356×261.8×23.5mm
重さ2.5kg

特徴

「Legion 760」はLenovoのゲーミングノートの中でも上位に当たる「Legion 7シリーズ」に属し、記事執筆時点ではLenovoのゲーミングノートとしては最上位に位置します。

CPU(APU)とGPUについて

CPUはAMDのRyzen 5000HシリーズからRyzen 9 5900HX、Ryzen 7 5800Hが搭載されます。
Ryzen 5 5600Hがラインナップにないあたり、最上位という雰囲気が出ていますね。

GPU(dGPU)はGeForce RTX 3080(16GB)またはGeForce RTX 3070(8GB)。こちらもモバイル向けとしては最上位です。

GeForce RTX 30シリーズはTGP(TDPのGPU版)とブーストクロックが細かく分かれていますが、「Legion 760」搭載品はTGPが165W(RTX 3080の場合)となっており、最上位のTGP150Wに「Dynamic Boost 2.0」で上乗せできる最大値(15W)を上乗せしているようです。

RTX 3070もTGP140Wなので、こちらも15Wの上乗せですね。

ギャンブルかな? モバイル向けGeForce RTX 30シリーズはTDP別に28種類あるらしい
CPUPassMark(マルチスレッド)
Ryzen 9 5900HX(8C/16T)23758
Ryzen 7 5800H(8C/16T)22803
Ryzen 7 4800H(8C/16T)19228
Ryzen 5 5600H(6C/12T)18408
Core i9-10980HK(8C/16T)17320
Core i9-9980HK(8C/16T)15630
Ryzen 5 4600H(6C/12T)15064
Core i7-11730H(4C/8T)12901
Core i7-10750H(6C/12T)12576
Core i5-10500H(6C/12T)12297
Core i7-9750H(6C/12T)11321
Core i5-11300H(4C/8T)11095
Core i7-8750H(6C/12T)10241
Core i5-10300H(4C/8T)9027
Ryzen 7 3750H(4C/8T)8471
Core i5-9400H(4C/8T)8337
Ryzen 5 3550H(4C/8T)8152
Core i5-8400H(4C/8T)8105
GPU3DMark FireStrike(Graphic)
RTX 3090 (DT)46713
RTX 3080 (DT)42011
RTX 2080 Ti (DT)35641
RTX 3070 (DT)33688
RTX 3080 Mobile27761
RTX 2080 (DT)27625
RTX 3070 Mobile26516
RTX 2080 Mobile25863
RTX 2070 Mobile19882
RTX 3060 Mobile19472
Radeon RX 5600M18336
GTX 1080 Max-Q18118
RTX 2070 Max-Q17966
GTX 1070 Max-Q15258
RTX 2060 Max-Q15234
GTX 1660Ti Max-Q13268
GTX 1060 Max-Q10768
GTX 1650 Max-Q7756
GeForce MX450(25W)7500
GTX 1050 Max-Q7288
Iris Xe(96EU)4964

※DTはデスクトップ向けGPU

ベンチマークを見るとこんな感じで、モバイル向けとしてはこれ以上のスペックは望めそうにないというくらいに最上位です。
グラフィック性能も一世代前のデスクトップ向けに匹敵するスコアを出しています。

メモリ・ストレージ

メモリは2スロットのDDR4-3200で、Ryzen 7モデルが16GB、Ryzen 9モデルが32GBとなっています。
換装可能なので本気でプレイするなら最低でも32GBにしておきたいですね。

ストレージは全モデル1TB M.2 SSD
最近のゲームは数十GBサイズのものも珍しくなく、容量は欲しいところなのでちゃんと分かっていますね。

内部的にはM.2 2280が2台入る、デュアルストレージに対応しています。

その他

Wi-fiは当然のように802.11ax(Wi-fi 6)対応ですが、Intelではなくゲーミング向けのKiller AX1650を使っています。

バッテリーは4セル80WHr。通常のノートPCなら大容量と言えますが、「Legion 760」の場合は使用時間は最大でも3.1時間と、消費電力の高さも見えます。
一応、違う測定方法(MobileMark 2018)だと5.1時間(dGPUを使わないなら8.3時間)とされています。

筐体

正面です。
分かりにくいですが16インチという大画面なので、ベゼルが細く見えます。

ディスプレイアスペクト比16:10の16インチWQXGA(2560×1600)
165Hz駆動、輝度500nits、色域は100% sRGB、HDR400対応と、パネル一つを見てもハイエンドな仕様となっています。

■左右
1.電子式プライバシーシャッター
2.USB 3.0 Type-C
3.USB 3.1 Type-C
4.オーディオジャック
■背面
5.イーサネット・コネクター
6.USB 3.1 Type-C
7.USB 3.0
8.HDMI
9.電源ジャック

インターフェースは、だいたいこんなものかなぁと
外部出力はHDMIひとつのみで、DisplayPortはType-C(左側面と背面)経由で出力します。

背面のType-CはUSB PDにも対応していますが…最大でも100Wなので、ゲームプレイ中はバッテリーの減りを抑えるので精いっぱいでしょうね。

キーボードは矢印キーが半段下がった”Legionタイプ”のキーボードです。バックライトはRGBカラーです。
スピーカーは底面にあるそうなので、キーボード上部は吸気口ですね。

ディスプレイは180度まで開きます。

内部画像。効率的に冷却するために金属パーツでおおわれています、
おそらくは真ん中の四角がメモリで、バッテリーの上、左右にある細長いのがM.2 SSDです。

まとめ

「Legion 760」は3モデル×Officeの有無で計6モデルが展開されていますが、記事執筆時点ではRyen 9 5900HXモデルは在庫なしとなっています。
先日までは全モデル売り切れだったので、これでも回復している方です(といっても納期3か月以上ですが)。

CPUメモリGPUOffice価格
Ryzen 7 5800H16GBRTX 3070×210,951円
231,849円
RTX 3080×260,064円
280,918円
Ryzen 9 5900HX32GB×270,794円
291,483円

正直なところ、メモリ代程度の差しかないRyzen 9 5900HXモデルが売り切れなのは残念なところです。

がじぇっとりっぷではあまり高いPCは滅多に紹介しないので、20万円台のノートがすごく高く感じますが、RTX 3080搭載ノートで比べると、ASUS「ROG Zephyrus G15 GA503QS」は299,800円、DELLだと一世代古い「ALIENWARE M15 R4」が20%オフクーポン込みで290,382円なので、26万円からRTX 3080を買える「Legion 760」はむしろ格安扱いなんですよね。

少し待ってもいいけど最上級クラスを安価に買いたいという人にはちょうどいいんじゃないでしょうか。

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